これは私の愛読絵本
現役時代に親しくしてもらっていた先輩から、一冊の本が送られてきました。
自費出版の本です。
この本に対するご意見を賜りたい、という趣旨の手紙が添えてありました。
私は現役時代、広報に長くいたのでご自分の本について遠慮なくご意見を聞かせて欲しいということです。
真に受けた私は率直な意見を書いて送り返しました。
それ以降、二人の関係はプッツンになってしまいました。
本音と建て前、やはりこんな時は本音で答えるのではなく、ほめたたえるべきだったのですね。
しかし、その先輩から15年ぶりに年賀状が届いたのです。慌てて私も年賀状を差し出しました。
15年ぶりのブランクはこれで埋まったのでしょうか。
人は歳を重ねるごとに孤独になってき、今まで何事もなく行ってきたことや、周りとのかかわりあいに疑問を持つようになってきます。
先が短くなってくると、余計に焦りも出てきます。
良き時代の思い出に浸れるのもひと時。
しかし人間、誰しもが一度は通過する地点と言うものがあります。
それを乗り越えたらまた新しい自分に出会えます。
私も今年の12月を過ぎたら、すべての仕事から離れることに。
気力ややる気を失うのは当然ですよ、と言う方がいます。
そうかもしれませんね。
その時はその時や、と言っていた私も、その時はどんな気持ちになるのでしょうね。
真夏のアフタヌーン。