春告草(はるつげぐさ)
2~3日前から家の前のグランドの垣根で、ウグイスの子供が鳴き始めました。
「春告鳥」と書いてウグイス、「春告魚」と書いてニシン、そして「春告草」といえば梅のことです。また、「好文木(こうぶんぼく)」ともいわれ、学問の象徴でもありました。
香りもよいので匂草、香栄草(かばえくさ)とも言われます。一年で一番早く花を咲かせるので「花の兄」とも・・・。春を待つので「風待草」とも言うそうです。
梅は雪も似うし、鶯とは名コンビで、万葉集には桜よりも多く詠まれています。昔から、「桜切るばか、梅切らぬばか」と言われるほど、梅は枝を切れば切るほど活力を増していくのだそうです。あの逞しい枝ぶりは、その生命力の表れなのでしょうね。
美しいだけでなく、遠い昔から我々に勇気を与え続けてくれる花・・・。そして、一輪ごとに春を呼んでくれる花に今朝の雨。2月も今日で終わりです。
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