一休さん

夢づくり工房 一休

除夜の鐘

2013-12-24 05:22:18 | 雑学

除夜の鐘

「除夜」とは「旧年を除く夜」ということで大晦日の夜のことを言うそうですね。お寺では大晦日の深夜に年越しを挟んで鐘を108回打ち鳴らします。これは人間の煩悩が108つあり、それらを取り除いて清い心で新年を迎えるためだと言われています。

煩悩とは欲望や怒り、執着など人間の心身を悩ませる心の在り方のことですが、この数は一体どこから来たのでしょうね。

仏教では人間には6つの感覚器官「六根(ろっこん)」(眼・耳・鼻・舌・身・意)と、それらの認識対象となる「六境(ろっきょう)」(色・声・香・味・触・法)があり、それぞれに「好(良い)・悪(悪い)・平(どちらでもない)」の3つの状態があると考えられています。

6×3と6×3で36個。更に現在・過去・未来の3つの時間も関わり、36×3=108の煩悩の数となるようです。

また、「煩悩説」以外にも、12カ月の「12」、二十四節気の「24」、七十二候の「72」を足した数が108となり、「四苦八苦」を取り除く意味がるとか・・・

紅白歌合戦の後、鳴り響く除夜の鐘の音に耳を傾ける方も多いと思いますが、1年間に起こった出来事がしみじみと思い起こされます。鐘が一つ鳴るごとに心が洗われ、清らかな気持ちで新年を迎えられそうな気がします。

「大切にしたい、にっぽんの暮らし」参照


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