「御御伽」と書いて「おとぎばなし」と読みますが、夢に入る前の語らいを意味するそうです。戦国時代以降になると、御伽衆と言われる職が出来、諸国の情報を伝えたり、雑談の相手をすることが仕事でした。
子供相手の話をするようになったのは、明治時代以降のこと。大切な人の枕元で交わされた、様々な言葉が御伽噺の始まり。とすれば、子供に読んで聴かせる絵本や、お話の内容だけが御伽噺ではなく、お母さんやお父さんの一言ひとことこそ立派な御伽噺と言えるのではないでしょうか。
私も孫に、御伽噺の一つでも・・・・。聴いてくれるかな?