2005年12月に発行され、評判になった本ですが、少々ためらいながらも買っておこうと思って買っていた本です。
当時自主勉強会に参加していて、その時の先生が絶賛されていましたが、当時自分にはあまりピンときませんでした。
いまもマネジメントの立場ではなく、従業員の立場(公務員は従業員という括りになりませんが)ですが、この本で言われていることが良くわかります。
先生が絶賛した意味が理解できます。
なぜ当時と今の理解が変わったか、自分の変化についてはよくわかりませんが・・
題名のとおり、ドラッカー先生の金言を1日1つずつ紹介する形になっています。
通読するつもりでしたが、やはり1つ1つが重くて、数ページ読むと疲れるので、そばにおいてゆっくり読もうと思います。
いままで読んだところで印象に残ったのは、「1月14日 マネジメント的視点が鍵」のページ、
たぶん今やっている就業関連の仕事にも関係があるからだとも思いますが、
「あらゆる生産手段のうち、人的資源ほど効率の悪いものはない。この人的資源の活用に成功したわずかな企業が、生産性と産出量の飛躍的な向上を実現する。人的資源こそ生産性向上の主たる機会である。」
「・・・今日関心を集めている設備や技術のマネジメントではなく、人材のマネジメントこそ最大の関心事でなければならない。」
「・・人的資源の生産性をもたらす鍵が何であるかを知っている。報酬や手法ではない。考え方としてのマネジメント的視点である。」
すなわち「仕事の最前線にマネジメント的視点をもたらすこと」
人的資源を設備などと同じようにコストとだけみなし、本来は正社員が担うべきところを正社員からパートや派遣に変えていく。
それで組織にマネジメント的視点を植えつけることはできないのでは?
パートや派遣を正社員と同じように使って、人件費が安いから助かっているなんていう企業さんは・・・?