福岡、午前中は晴れていましたが、午後からは天気予報どおりくもり、そして夕方になって雨が落ちているようです。
さて、先月の話を今頃ですが、4月12日(土)から13日(日)、別府温泉に行って参りました。
昨年秋から母の入院、闘病、そして今年2月逝去。
母は実家近くの施設、病院で過ごしていましたからつきっきりというわけではなかったですが、ずっと気が抜けない日を過ごしていました。
それで、母の四十九日が終わったタイミングで夫が遠出を企画してくれました。
まあ、妻の私がずっとイライラしていて、夫にも尖がっていましたから、こりゃたまらん、ちょっと気分を変えてもらおう・・・的な意図だと思いますが・・・
観光というよりは自宅から離れたところで1泊2日で温泉に入って、美味しいものを食べて、ダラダラしよう的な遠出。
温泉総湧水量日本一と言われる大分県のこれまた有名な別府温泉をチョイスいたしました。
福岡博多から別府にJRで行く際は、博多から小倉に行って、そこから九州の東の大分側を通る鹿児島本線-日豊本線ルートが一般的ですが、ゆっくり旅ですから、観光列車「ゆふいんの森号」の予約を取りました。
前面展望の「ゆふいんの森号」

「ゆふいんの森号」は。鹿児島本線を南下、久留米から単線の久大本線に入り、途中由布院を通り、日豊本線に入って大分そして終点別府に到着します。
途中は自然いっぱいで車窓から見える景色をゆっくり楽しみました。
お昼のお弁当も予めオーダー、車内でビールを買って。
昼間のビールは車を使わない旅の醍醐味です。

そして別府駅。
別府は何回も訪れていて、焦って見ないといけない観光地は特になし。
今回は別府駅から亀の井バスに乗り別府ロープウエイ口へ。そこからロープーウエイに乗り、鶴見岳に登りました。
別府は外国人の方に人気の観光地。
ロープウエイ乗り場にもたくさんの方が並んでいて、乗れる?と思っていたんですが、何とロープウエイは最大101人が乗れるとのこと。列の全員が乗りこめました。
でも20分毎に運行されているにもかかわらず、毎回かなりギューギューなのは驚きです。
ロープウエイを降りて15分程登ると山頂。
山にほぼ興味のない我々夫婦、普段は登らないんですが、せっかくだからと山頂まで行ってみました。

再びロープウエイで下まで降りて、別府駅行のバス停で本数が多くないバスをだいぶ待って、やっとバスが来たのはよかったですが、由布院経由のバスで、由布院観光を済ませただろう乗客でほぼ満員。
バス停では数人が待っていたのですが、バスの運転手さんは非情にも満員だから乗れないと仰る。
時刻は既に午後4時近く。次のバスは約1時間後。他に交通手段なし。
外から見るとまだ乗れそうなスペースがある。運転手さんと少しやり取りをして、どうにかバス停に待っていたみんな、バスに乗ることができました。
一時はどうなることかと思いました。
そして、お宿は別府湾沿いの場所。
海が見える露天風呂付のお部屋。
宿泊者用の広いラウンジや広いお庭、地元の食材を使った夕食、朝食。
当初の目的通り、思う存分ゆっくりさせていただきました。




2日目はチェックアウト時間ギリギリ近くまでのんびりして、あとは鉄輪温泉近くでお昼ご飯を食べることにして、そこまで50分近くお散歩。
その後は別府駅近くに戻って、お土産物屋さん等散策。
帰りは午後3時近くの、今度は日豊本線、鹿児島本線回りの特急に乗って、午後5時頃に博多に到着しました。
せっかく大分まで行ったのに、有名観光地はほぼスルー。
もったいない気もしましたが、列車の中、訪れた場所、お宿、お食事、その時々すべて、贅沢な気分を味わって帰って参りました。