本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

スポーツ選手を育てるということ

2009-05-09 14:29:14 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感

プロスポーツ音痴です。特に熱心に見ているスポーツもなく、話題になっているスポーツはTVがつけてあれば眺め、ついてなければ翌日の新聞で結果を知るだけで満足。
超有名選手はまあ知っているけど、あとは誰が誰やら・・・

大リーグの松坂選手や松井選手、ゴルフの石川遼選手などの報道を見るたびに頭に浮かぶのはリトルリーグの練習をグラウンドで見守る父母、特にお母さんの姿(ゴルフはしないので、ゴルフはどういう具合に親が子どもを見ているか知らないです・・)。
一流の選手になるためには、小さい時からそのスポーツを始めて・・ということはずっとお母さんがついて・・・という発想しかできなくて、ちょっと悲しくなるんですが・・
たまたま休みの日に見る夕方の練習、土日の練習、いつも少なくない数のお母さん方がついておられ、子ども中心の生活で大変だなあと思ってました。
自分の子どもが小さい時には、フルタイムで仕事をしていることを言い訳に、子どもに手をかけ過ぎてはいけないなどとうそぶいていた私でした。
幸いにして子どもも熱中するものもなく(親が早くから何かを始めさせてそれが熱中するものにつながるのかもしれませんが)、子どもから恨まれることもありませんが・・

グラウンドの端にたたずむお母さんたちを見ては、
「お付き合い大変だなあ~」と思っているのかなあとか、「いずれわが子もプロ」と思っているのかなあとあれこれ心の中を想像していました。

そしたら、たまたま職場で同じ年代の女性と話をしていて、
曰く「土日にすることがなくなった。子どもが大きくなったんでね」
子どもさんが小学校、中学校、高校の間、スポーツをしていて、練習試合や遠征で毎週土日について回っていた話が始まりました。
おばさんがキラキラと目を輝かせ「第二の青春だったんよ・・」と嬉しそうに語ります。
休みになるといそいそと準備をして子どもについていく。いろんな親御さんがいて、自分とは違う世界があった。みんな一緒に行くので、自分の子どもだけでなくメンバーの子ども全員が気になった。時に子どもたちの成績で盛り上がり、時に自分たちの話をして・・毎週とても充実していた・・

二重あごを惜しげもなる披露して話を続けるその方のやさしい顔を見ながら、長年の疑問が少しだけ解決し、そしてお母さん方がけっして犠牲になっているわけではないことに救われた感じがしました。
もちろんお付き合いの苦手な人にとって、そういうお付き合いも苦痛なのかもしれませんし、プロになるようなレベルだとやっぱり親は神経そしてお金を使っていると思います。

でも自分にとってはとっても印象に残る話でした。今度グラウンドの横を通る時は幸せな気持ちでお母さんたちを見られると思います。
ちょっとだけ立ち止まって自分も子どもたちの姿を追ってみようかな・・

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