本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

労働者の祭典、メーデーに参加して(ネガティブ意見です!)

2012-04-29 10:36:03 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
この3年、メーデーに参加しています。
開催状況を把握するという仕事ですが、それはさておき。

毎回、疑問を感じます。必要性とか効果について。。

私の基本認識は、使用者と労働者(私的には経営者と社員さんと呼びたいですが)の交渉力は圧倒的に使用者が強い。
だから労働者が団結して(いわゆる労働組合)、労働条件について交渉を行う必要がある。

・・・労働組合の必要性は否定しないし、どちらかといえば積極肯定派。
しかし、それがいまの形でいいのかというととても疑問。

それでまずはメーデー。

5月1日に労働者が集まって集会を開く。
その際には家族と一緒に参加してください。参加してもいいですということになっています。
以前は5月1日にしっかり固定されていましたが、いまは皆さんが参加しやすいように5月1日前の土曜日、日曜日に開催するところもあります。
ここでそもそも。なぜこの方式がほとんど形を変えずに続いているのか?

かつて娯楽が少なかった時代、企業が運動会や祭を開催していました。
その運動会、あるいは祭に家族で参加して、家族ぐるみで会社の人間関係と結びつき、会社と一緒になって休みの日を過ごした。

でも時代が変わってそんなこと求められてないということになって、ずっと前になくなって行った。

それが労働組合ではメーデーという日に残っている。
ゴールデンウィークのこの時期、家族と一緒に自由に過ごしたいのに、メーデーがある。
人が集まらなかったらいけないので、動員(ある目的のために人や物を組織的に集めること。(スーパー大辞林))があって参加しなければならない。
それで中身はというと来賓のあいさつがメインではないかと思う内容。来賓は労働組合の指示を得て当選した首長、議員。
選挙運動の一環としか思えない。
メーデーの主旨をわかってないと反論されるかもしれないけれど、反論するだけの内容があると思えない。
主催者側も義務感だけで開催していない?

みんな忙しくなって、時間の価値がものすごく高くなっているのに、十年一日の如く、いえ五十年一日の如く進歩がないイベント。

企業が絶えず進歩を追求し、時間の価値を十分認識し、行動しているのに対し、労働組合は・・悪いけどそう思ってしまう。

企業と労働組合、始めから勝負が見えている。

若い人の組合離れが深刻。だから組合の意義をアピールして加入を勧める。
その口調の中には加入しない人が悪いみたいな感じがある。

そのまえになぜ入りたくないのか、真剣に考えないと・・








コメント
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