私が通勤する駅、最近やっと、工事が終わって、エレベータがつきました。
これで、体の不自由な人、お年寄り、妊婦さんなど
・・・助かります。
そのエレベーターの前で、
怯えきった、中学生の姿が、目に入る・・・
「どうしたのかしら?」
フッとみると・・・
その前で、獲物を狙うような態勢・・・狼が一匹
「・・・・デ・デラックス・・・だ」
なんとかせねば・・・・
「ルールールールー」(デラックスを呼んでる、私の心の声)
(スタスタスタ)
「デラックス、どうしたの?」
「いやね、あの中学生さぁ・・・
直接駅で電車の乗り降りするわけでもないし、学校へ行く途中なのに
エレベーターで遊んでるから・・・注意した」
「言っとくけど、優しくよ、笑みを浮かべながらよ、目は笑ってなかったと思うけど」
「・・・・・。」
「節電もしないといけないでしょ・・・」
「・・・・・」
「お年寄りや、体の不自由な人や妊婦さんが、優先だって・・・教えてあげたの」
それから、原発のこと、支援物資、物流・・・危機管理体制の不備(時間がかかりすぎる、現場で働いている人も、可愛そう)
お役所仕事に対しての・・・怒りなどをあらわにしながら、語ったのでした・・・
ふっと、昨夜の帰りのことを思い出した。
「そういえば、昨日の帰り、エレベータに乗りたそうにしてたよね?」
「確かに迷ったよ、でも、乗ってないでしょ・・・」
「まっ、いっか、もう長い年数、臨月だし・・・」
いろいろ、考えちゃうよね・・・。