コヨーテ、海へ

2009-07-09 | Music
池袋から高速バスで新潟へ。
途中のサービスエリアで大雨だった以外は、傘を使うことはほとんどなく、
勿論、元春もkyOnさんも晴れ男だとは十分わかっているが、
もしかしたら、何気に自分も晴れ女なのではないか?と勝手に思い始める。

新潟駅の「パスタフローラ」で腹ごしらえ。
会場は駅前から徒歩10分強、通りに面しているが、こじんまりと立っていた。
「新潟LOTS」にて、Coyoteツアーを観る。

無理だと思っていた最前列、3公演目にして初めてキープ。ややしもてサイド。
ステージ自体の天井が高くないため、ツアー名のロゴ幕の下はドラムセットに隠れるほど。
スパムくんの位置はかなり奥まっていて、かみてサイドの観客から見えるかどうか。
そして、そのかみてにはスタッフやメンバー達が出入りする小さなドアがあった。

開演してみると、さすがにBLITZよりも断然ステージが近い!
そのおかげで、気になっていた元春のパンツのブランド名も判明してスッキリ(笑)。
全体的にかみての観客の盛り上がりが凄く、元春もかみてに行くことが多かった。
途中、「僕たちもさ」とメンバーに向かって話しかけ、「ライブが出来てうれしいよね」と開放的なMC(笑)。
そういえば、今夜の深沼くんはギターソロで前方にさえ出てこなかった。
毎回、同じ感想を持ってしまうのだが、もっとワイルドに暴れて弾いてほしいと願う。彼のスタイルだとしても。
小松くんが時折見せる、何とも楽しそうで気持ち良さそうな表情が印象的。
元春は、これまでは「ラジオ・デイズ」の後に外していたサングラスをそのまま継続。
本編の終盤、ウィーリッツァーを弾きながら歌い始めたところで、気づいてさっと外す。
「コヨーテ、海へ」
目の前で歌う元春の顔をじっと見つめていると、自然に涙がにじんできた…。

ライブハウスでのツアーは珍しいことに言及し、「みんな僕のこと、ちゃんと見てる?」と元春(笑)。
見てます見てます(笑)元春、これまでにないほど集中して。
アンコールでまずはメンバーの演奏が始まる。
それをステージ袖から見つめ、輪っかの指笛を何度も鳴らす元春。
曲前のMC、「こうやって見てみると、みんな大人になったね!」
その瞬間、元春と目が合った気がした(笑)。
ラストの「アンジェリーナ」
演奏開始直後、元春がバンドにテンポアップをジェスチャーで指示し、
何故か晃彦さんも叩く仕草を(笑)
ラストナンバーが終わっても、アンコールを求める声援が長く続いていた。
小さいハコでの元春ライブ、本当に貴重だ。

終演後、地元の知人が声をかけてくれた。
何年ぶりかの再会。元春のツアーではこんなことがたびたびあり、とてもうれしい。
 
久しぶりに出待ちをしてみる。
あっという間にワゴン車で出て行ってしまったが、こちらを見て手を振ってくれた元春。
ありがとう。また来週。



佐野元春&THE COYOTE BAND
2009年夏 全国ライブハウスツアー「COYOTE」
2009.7.9(THU)@横浜BLITZ
佐野元春(Vo,G,Key)
深沼元昭(G)小松シゲル(D)高桑圭(B)渡辺シュンスケ(Key)大井洋輔(Per)
(整理番号F28番)

01 星の下 路の上
02 荒地の何処かで
03 君が気高い孤独なら
04 ヒナギク月に照らされて
05 裸の瞳
06 折れた翼
07 呼吸
08 ラジオ・デイズ
09 Us
10 夜空の果てまで
11 壊れた振り子
12 世界は誰の為に
13 コヨーテ、海へ
14 黄金色の天使
Encore
15 ぼくは大人になった
16 Young Bloods
17 Down Town Boy
18 約束の橋
19 アンジェリーナ