ひとつだけ

晴れ。
約４ヶ月ぶりに恵比寿の楽器屋さんに立ち寄ったあと、渋谷へ。
森山良子デビュー40周年記念コンサートの一環で「WITH 矢野顕子」と付けられた東京公演。
日曜日ということもあり、迷わず手配したチケットは、一般発売で予想よりもかなりいい位置だった。
客席の年齢層は高い。いつか地元で見た「由紀さおり＆安田祥子」のライブ以来の高さか（苦笑）。
前半は森山さんのステージ。
デビュー曲を変わらず歌い続けられる人は数えるほどしか知らない。
おなじみの「涙そうそう」や、韓流カバー曲、中島美嘉のヒット曲と、多様な選曲に加え
男女が時を越えて再会をした物語を、セリフを交えて舞台風の構成で歌い上げる「30年を2時間半で...」等
決して飽きさせることはない。
森山さんのパワフルさ、タフさに脱帽。
やがて待ちに待ったアッコちゃんの登場。
久々に見るアッコちゃんは黒のノースリーブに、茶色柄のスカート、白のショール、素敵。
絶妙の２人のハーモニー、そしてソロのコーナーで沢山聴かせてくれたことは意外でもあり
うれしい驚きでもあった。
本当に久しぶりに聴く「中央線」「ごはんができたよ」
…自由で柔軟で開放的で、そして何よりも美しい音楽の世界、それはやはり素晴らしいものだった。
後半では再び、森山さんとのデュエット。
出来上がったばかりでタイトルも決まっていないという新曲、
そして２人がステージ前方に並んでアカペラで歌うラストナンバー「Beautiful Dreamer」...
素晴らしかった、としか表現出来ない自分がもどかしい。
その美しさは心の奥底まで残っていく。

それにしても40周年とは！
15周年、25周年なんてまだまだ（笑）



Ryoko Moriyama
40th Anniversary Special Concert
森山良子 WITH 矢野顕子
2006.7.30（SUN）＠NHKホール
三好功郎（G）古川初穂（P）納浩一（B）根本久子（Per）
（1階P4列11番）

01 この広い野原いっぱい
02 女心は...
03 涙そうそう
04 最初から今まで
05 My Memory
06 フェフガ
07 雪の華
08 30年を2時間半で...
09 愛はたくさん（with 矢野顕子）
10 誰にも言えないけれど（with 矢野顕子）
11 ウナ・セラ・ディ東京（with 矢野顕子）
12 PRESTO（矢野顕子）
13 中央線（矢野顕子）
14 ごはんができたよ（矢野顕子）
15 すばらしい日々（矢野顕子）
16 Nobuko（矢野顕子）
17 ひとつだけ（矢野顕子）
18 おぼろ月夜～夏の思い出～ちいさい秋見つけた～ペチカ～雪の降る町を（with 矢野顕子）
19 （新曲）（with 矢野顕子）
20 Saints Go Marchin 'In
21 さくら
22 あなたが好きで
Encore
23 さとうきび畑（with 矢野顕子）
24 Beautiful Dreamer（with 矢野顕子）

Life is beautiful

くもり。
リクオさんのソロライブに初めて足を運ぶ。
ニューアルバム「セツナウタ」がとてもよかったし
それ以前に、クレフィンとは全く異なるリクオさんの歌の世界に
触れてみたいとずっと思っていた。
開演前、友人とお茶。するとカフェでは遠方からの友人たちの姿を見つけて驚く。
そう、意外にも？男性ファンの多いリクオさん。
共感する精神があるのだろうか。

今では個人的にすっかり大好きなハコとなった「月見ル君想フ」
最前列の中央よりややしもてサイドに腰掛ける。
ステージに運び込まれたグランドピアノは圧巻だ。
しもてにリクオさん、中央にカホンに腰掛ける朝ちゃん。その姿がキュート。
後方に弦楽器が並び、かみてが橋本さんという配置。
予想していたよりもはるかに美しい音の広がり。
リクオさんのブルースやアコースティックナンバーがしみてくる。
「ひきしゃべり」形式という「同じ月を見ている」そして新曲の「はかめき」
切ないメロディーと言葉が心に残る。
カバー曲「夜霧よ今夜もありがとう」は、かつて渋谷で初めてリクオさんのパフォーマンスを見た時以来
４年ぶり。コール＆レスポンス、ともにコーラスをしているという感じがうれしい。
ラストの「Life is beautiful」はアルバムの中で一番好きな曲。
その一節が胸に迫ってきた。

「いつか旅の終わりが来て
　君にも別れを告げるだろう」

今、この瞬間をずっと忘れたくない。そう感じていた。

終演後、アルバムにサインを入れていただく。
「お身体くれぐれも大切に」と伝え、「来月、サムズアップ行きます！」と宣言（笑）
迷いはなくなった。



リクオ　アルバム発売記念ツアー「セツナグルーヴ2006」
2006.7.16（SUN）＠AOYAMA 月見ル君想フ
リクオ（Vo,P）
朝倉真司（Per）橋本歩（Cello）阿部美緒（Vln）岡村美央（Vln）萩原薫（Vla）
（整理番号2番）

01 ハイ＆ロウ
02 穴を掘る
03 グレイハウンドバス
04 風の声
05 孤独とダンス
06 美しい暮らし
07 君を探してる
08 風のイメージ
09 ヘブンズブルース
10
11
12 ぬくもり
13 I Want You
14 同じ月を見ている
15 永遠の詩
16 夜霧よ今夜もありがとう
17
18 メロディ
Encore
19 はかめき
20 Life is beautiful

Blues

職場の昼休み、友人からのメールに一瞬目を疑った。
手元には来月の野音のチケットがあるというのに。
12年ぶりにあの場所で、２人の素晴らしいステージが見れるはずだったのに…。
何が何だかよくわからなかった。
午後、外出先で、ジリジリと夏の太陽が私を焦がしていた。
ただただ、誰かにそれは悪い冗談だと言ってほしかった。

Yesterday

大好きなマレーネ・ディートリッヒの「リリー・マルレーン」をかけてくれたあと
締めの言葉にさしかかろうとして
ビートルズの話に戻り、語っていた時、
チャボさんが泣いた。
社会や家庭からはみ出した子たちが集まった場でもあったと主張して
40年前の自分を思ってなのか、肩を震わせて激しく泣いた。
男の人がそんなふうに泣くのを見たのは初めてのことで、自然に私も涙が落ちてきた。
そんなチャボさんがますます好きになった。

大好きなサムズアップでチャボさんのDJタイム。
帰り道、まだ手元になかった「アンソロジー」を手に入れた。



GALLERY Presents
THE Afternoon Tea & Music Time
仲井戸"CHABO"麗市
2006.7.2（SUN）＠横浜Thumbs Up
（整理番号54番）

01　Rock And Roll Music（THE BEATLES）
02　You are the Sunshine（of my life）（仲井戸麗市）
03　Movin'（THE ASTRONAUTS）
04　SURFER GIRL（THE BEACH BOYS）
05　Summer in the city（The Lovin' Spoonful）
06　Theme from "A Summer Place"（The Percy Faith Orchestra）
07　We'll Sing In The Sunshine（GALE GARNETT WITH SID BASS AND HIS ORCHESTRA）
08　Holiday（仲井戸麗市）
09　ALL A LONG THE WATCH TOWER（the jimi Hendrix EXPERIENCE）
10　If I'm in Luck I Might Get Picked Up（Betty Davis）
11　Ghana Blues（Richard Bona）
12　Sidewalks of Summer（Larry John McNally）
13　Sea Fever（PEGGY LEE）
14　Chinese Love Poems（PEGGY LEE）
15　True Love is Hard to Find（Toots & The Maytals）
16　Hey Baby（Give It All to Me）（Curtis Mayfield）
17　Lili Marlene（Marlene Dietrich）
18　Yesterday（THE BEATLES）

マイモンキーはブルー

小雨。
あまり気合いは入れないままに
儚い想いを抱えつつ、九段下駅を出たあたりで佇んでみる。
しばらくすると会館のほうから足早にやってくる塚本さんを発見。
「kyOnさん？もう入りました」
不躾な問いにも気さくにそう答えてくれたつかもっちゃんはきっといい人。
近頃気になるギタリスト。
コンビニに買い出しに来た様子だった。
そうして、昨夜書き直した手紙はまた行き場を失ってしまった。
友人と合流し、スタバで一息ついたあと、初めての九段会館へ。
小島麻由美「KOJIMA SWINGIN' CARAVAN 2006」の東京公演を観る。
小島さんはパーマをかけて？さらに可愛らしい。
kyOnさんは今夜は黒のジャケットにバッジ２個。
即興サンバのリズムの乗せてのメンバー紹介がうれしい。
「トルココーヒー」演奏時にはバックのスクリーンに
小島さんによる可愛らしいイラストが、瞬間的に映し出され流れていく。
曲のテンポに合わせた演出効果もなかなか素敵だ。
大好きな曲、「赤い帽子」での手拍子は、梅津さん主導で楽しくて仕方ない。
「ひまわり」での塚本さんのギターソロは心に響く。
結婚式などがとり行なわれる、格式高い歴史ある建物は
音のバランスがいまいちだったが、忘れ難いステージとなった。
開演前には、チラシの中に山弦ツアーの追加（神戸・名古屋）情報を見つけ、驚く。
夏期休暇のやりくりが大変だ。



小島麻由美 KOJIMA SWINGIN' CARAVAN 2006
2006.7.1（SAT）＠九段会館大ホール
Dr.kyOn（Key）塚本功（G）長山雄治（B）ASA-CHANG（Ds）
梅津和時（Sax）服部康彦（Tb）
（1階ぬ列7番）

01 ラストショット！
02 結婚相談所
03 黒い革のブルース
04 マイモンキーはブルー
05 chakachaka
06 ロックステディガール　
07 チョコレート
08 ぱぶろっく
09 さよなら、カエル
10 サマータイム
11 ポルターガイスト
12 眩暈
13 赤と青のブルース
14 夜明けのスキャット
15 蝶々
16 トルココーヒー
17 赤い帽子
18 ハートに火をつけて
19 蛇むすめ
20 パレード
21 ひまわり
22 星の王子さま