Big Bright Street

2007-09-24 | Music
大好きなサムズアップにてチャボさんのDJタイム、
今回は整理番号が一桁。
これまでの中で一番若い番号だったが、あえて前方席にはつかず、
テーブルも広々と使えてお尻が痛くないソファ席を確保した。
グレーの?ハットにだらんとしたTシャツ、色は薄めのサングラス姿。
今朝5時から選曲に取りかかったという。
毎回どんなテーマでの選曲になるのか楽しみにしているが、
今回は「自分や社会にまつわる切り口で」ということらしい。
クリームのナンバーからスタートした。
前回から始まった企画、チャボさんへの質問メッセージは入場時にボックスに提出してきたが、
全てを読み上げ答えるのはやはり大変とのことで
曲の合間にアトランダムにピックアップされることになった。

聴き慣れたはずのVan MorrisonやStonesでも、この会場で大音量で聴けばゴキゲン。
途中、「レコードコレクターズ増刊号」の特集に言及したり
伸ちゃんの20周年記念ライブの報告をはさんだり
夏木マリ出演番組に呼ばれてテレビ収録をしてきたことを紹介してくれたり
Marianne Faithfullの歌詞の朗読をきかせてくれたり
エッセイ集「一枚のレコードから」より
有線放送のアルバイトをしていた時代のエピソードを綴った一編を朗読したり
楽しい時間は穏やかに過ぎていった。
私の質問は「歌うギタリストと歌わないギタリストについて」
幸運にも採用され、チャボさんからはなかなか深い質問だと褒めてもらった。
「俺、歌うギタリストやっぱり好きだね。例えば公平が歌うのが好き」

チャボさんにこうしていろいろな楽曲、アーティストを薦められると
すぐに買い求めたくなってしまう。
終演後、HMVでHirth Martinez「Big Bright Street」を手に入れた。



GALLERY Presents
THE Afternoon Tea & Music Time Vol.12
2007.9.24(MON)@横浜Thumbs Up
DJ:仲井戸"CHABO"麗市
(整理番号6番)

01 Politician(Cream)
02 Moondance(Van Morrison)
03 Hearts Of Stone(Los Lobos)
04 I'm On A Roll Till The Night Is Gone(Dr.John)
05 Josie (Steely Dan)
06 Incarceration Of A Flower A Child(Marianne Faithfull)
07 As Tears Go By(The Rolling Stones)
08 Silppery Fingers(Nils Lofgren & Grin)
09 One More Day(The Wood Brothers)
10 ブルージーンと皮ジャンパー(Salvatore Adamo)
11 Volunteered Slavery(The Derek Trucks Band)
12 You Can't Fail Me Now(Joe Henry)
13 Altogether Alone(Hirth Martinez)
14 The Moone Toone(Hirth Martinez)
15 September Song(Jeff Lynne)


Dream Night

2007-09-23 | Music
くもり。
やや早めの新幹線に乗り。正午前、新大阪入り。
今回は思うところがあり、大阪の街を散策することが目的のひとつだった。
地下鉄御堂筋線に乗り、昭和町で下車。
2時間ほど歩き回った後、JRで移動し、弁天町の「リーフ」で友人と待ち合わせ。
初めて顔を合わせることになった彼女と、短くも楽しい時間を過ごすことが出来た。
何もかもが不思議な縁で、大阪という街、人が、
いつもは消極的な私に何か新鮮な気持ちを与えてくれた。

夕方、シアター・ドラマシティにて
「平原さんちのコンサート」を観る。
音楽一家の平原家。今回は父(平原まこと)姉(aika)との共演とのことで
レギュラーツアーとは内容が異なることは明らかだった。
かみてサイド、着席してみると、ドラムセットとベースが死角。
オルガンの上に要塞のようなセットがないので、kyOnさんはよく見える。
赤いドラゴンシャツの上に黒ジャケット。
オープニング。意表をつくスタート、客席中央に平原まことがプレイをしながら現われた。
そしてしもて客席出入口にaika、かみて出入口に綾香ちゃん。
帽子を深く被り、ミニスカートにロングブーツ。
一瞬鏡のように対に見えた姉妹はやがてステージに上がり、いきなり親子3人のsax共演を魅せてくれた。
何て才能豊かな一家だろう。
綾香ちゃん中心のステージというわけではなく、
それぞれのコーナーがきちんと確立され、進行していった。

「明日」ではkyOnさんはマンドリン。
編成やアレンジが異なると、「Jupiter」も随分違って聴こえた。
まことさんのコーナーはkyOnさん不在。
しっとりと聴かせるサックスナンバーの後には
さらさらヘアーの宮川彬良が呼び込まれ、「あきらくんとまことさん」というユニットで
日本の童謡をジャズ風アレンジで楽しませてくれた。
二人のコンビネーションは最高だった。
「マツケンサンバ」の作者。
この芸風、ただ者ではないだろうと思っていたら、故宮川泰の長男であることをのちに知る。
kyOnさんより年上だと思っていたら、佐橋くんと同じ年だった(苦笑)。

aikaのソロコーナーで再びkyOnさんが登場。
ゲストのNicolasとの共作という楽曲やジョンのカバー等、一筋縄ではいかないような複雑なアレンジ。
kyOnさんがビブラフォンを奏でるシーンもあり、それぞれが貴重なセッションだった。
本編最後は「What A Wonderful World」、改めて綾香ちゃんのボーカルは素晴らしいと感じた。
まことさんによれば、リハーサルは3回しか出来なかったという。
それでも素晴らしいステージだった。
メンバー全員の、達成感に溢れた笑顔が印象的だった。

帰宅後、京都音博に小田さんが佐橋くんを連れて行ったことを知る。
あの笑顔に何かそんな意味があったのだろうか。
残念とか悲しいという気持ちが起こらないのが不思議だった。



平原綾香 Dream Night
~平原さんちのコンサート~
2007.9.23(SUN)@シアター・ドラマシティ
平原綾香(Vo,Sax)aika(Vo,Sax)平原まこと(Sax)
Dr.kyOn(Key)鎌田清(D)稲葉政裕(G)古澤衛(G)一本茂樹(B)今野均ストリングス
Guest: Nicolas Farmakalidis(Key)宮川彬良(P)
(7列42番)

01 Together Again
02 When You Believe
03 Eternally
04 明日
05 Strength
06 りんご追分
07 Jupiter
08 MANHATTAN MOON
09 MOON TEARS
10 さっちゃん
11 あんたがたどこさ
12 ふるさと
13 アリエスの星
14 アダージョ
15 ハート
16 Orange Moon
17 Quiet
18 Ai No Niwa
19 Imagine
20 Like We Used To
21 Path Of Independence
22 His eye is on the spallow
23 What A Wonderful World
Encore
24 Good Night,Sleep Tight~This Little Penny
25 Maria's Moon

秋のとーべん祭り

2007-09-21 | Music
晴れ。
久しぶりの下北沢。チケット引き換えのために会場へ行くと、長い行列が出来ていた。
電話で押さえた予約番号は4番、しかし実際のチケット番号は52、53番だった。
とーべんさん関連での先行予約があったとのこと。
この公演は20分で売り切れたというから、贅沢は言えないとわかってはいたが
前から2列目くらいで見るつもりでいたので残念。

下北沢440にて「秋のとーべん祭り」を観る。
列の中程、友人とやや左サイドの座席につく。
開演前から関係者ソファ席に佐橋くんやしばっちゃんが座っているのがよく見えた。

まず初めは「パンチの効いたブルース」
以前、「Rock The どんと」で観た時には正直ピンとこなかったが、この日は素晴らしかった。
長見順の圧倒的な存在感。
そして途中から「オヤジ代表」として佐橋くん、しばっちゃんが呼び込まれ
「Mercy, Mercy, Mercy」
キャンディレッドを長見さんが横からつまびく。

その後はセッティングタイムをはさんで、なんと佐橋くんソロコーナー。
こういう展開になるとは夢にも思っていなかった。
しばっちゃんをサポートに、UGUISS時代のナンバー、
廃盤になっていないというソロアルバムから、売れなかったほうの(笑)「TRUE LOVE」
小坂忠さんへ書き下ろしたナンバー「夢をきかせて」
「喋ってないと死んじゃう」という(笑)佐橋くんの楽しいおしゃべりをはさみながら展開された。
ラストはひとりきりの「Moon River」
これほど素晴らしい演奏は佐橋くんにしか出来ないと改めて思う。
感動していたところ、演奏後、関係者席の女性陣からは「いやらし~」「エロおやじ~」の歓声。
あ、今日はそういう扱い?(苦笑)

次に登場したのは、ウクレレをかかえた藤井康一。
木下航志くんのサポートで何度か見てきたが、こうしてソロで観るのは勿論はじめて。
その芸達者ぶり、小ネタもはさみつつのウクレレ演奏、歌唱に会場もどっかんどっかんと大爆笑。
途中、亀有から来たというダンサーも呼び込み、踊りながら歌う。
お腹がよじれるほど笑ったのは久しぶりのことだ。
おかげで佐橋くんの名演もどこかに吹っ飛んでしまった(苦笑)。

最後にとーべんさん、うじきつよし、ニーダさん、TANYによるスペシャルセッションバンド。
初めて生でみるうじきつよし、ギターを抱え歌うその姿に何の違和感もなく、
時間を飛び越えてやってきた音楽を体感することが出来た。
会場のファンも熱気を帯びて、かみての壁際で立ち上がる人達が出て来た。
私は当時の子供バンドのステージを知る由もないが、ファンには嬉しかっただろう。
アンコールは再び「サマータイムブルース」
「あんたはまだまだ子供だよ」では佐橋くんが指をさされる役(笑)
最後には今日が誕生日というGRACEの他、佐橋くん、とーべんさん、うじきつよし、
かわいしのぶ等、9月生まれが数名居ることが判明、
みんなで「Happy Birthday」を歌った。

楽しいイベントだった。
こんなライブを観るチャンスをくれた湯川とーべんさんに感謝。
佐橋くんを440で観ることはおそらくもうないだろう。



秋のとーべん祭り
2007.9.21(FRI)@下北沢440
(整理番号52番)

パンチの効いたブルース
長見順(G,Vo) かわいしのぶ(B,Vo) GRACE(Ds,Vo)

01
02 殴られる人生
03 秘め事
04 OYAZI
05 舟唄
06 Mercy,Mercy,Mercy(with 佐橋佳幸+柴田俊文)

佐橋佳幸(G,Vo)柴田俊文(Key)

07 Love Can Be With You
08 True Love
09 夢をきかせて
10
11 Moon River

藤井康一(Vo,Ukl)

12 ホルモン
13 プリーズ
14 Love
15 ひとりぼっちのバーベQ
16 食欲が止まらない
17 チャンポンダマンボ(with Moccoly)
18 バンバ・ケンジ

スペシャルセッションバンド
うじきつよし(G,Vo) 湯川トーベン(B,Vo) 新井田耕造(Ds)
Guest: TANY(G)

19 サマータイムブルース
20 キャプテンキッド
21 お前はトラブルメイカー
22
23 アル中ロックンローラー
24 たどり着いたらいつも雨降り
Encore
25 サマータイムブルース(All Members)

NOBE mania Camp

2007-09-20 | Music
職場を定時に飛び出して、吉祥寺へ。
雨男、野辺さんのライブなのに快晴。

吉祥寺Star Pine's Cafeにて、野辺剛正ワンマンライブ「NOBE mania Camp」を観る。
約30分遅刻しての入場、扉を開けてバーカウンターへ進むと
大勢の観客が居るのがわかった。
失礼ながら、こんなに大盛況とは想像していなかったので少し驚いた。
カウンターにもたれながら、ステージを見下ろすことにする。

死角は沢山あったが、時々背伸びしたり左にずれてみたり
何とかステージの全体像を見る。
野辺さんの歌声はやはり私の好きな声で、冴えない日常に滅入っていた自分に元気を与えてくれた。
途中、ゲストの大塚理恵ちゃんが呼び込まれ、彼女のピアノ演奏でまずは会場全体で「Happy Birthday」
9月20日、野辺さんは38歳(小田さんはなんと60歳)
お誕生日おめでとう!
TSUNTAとの連弾は見ていてとても楽しかった。
後半ではサイケデリズムのギター「GIBFENDRIX」を見ることも叶い、
アンコールでは予想通り、シンタくんが登場。
野辺さんが今夜は何をやらかしてくれるのかと思っていたら
なんとギターを抱えたまま客席に飛び込み、さらに上階にまで来て走り回る!
これにはビックリ(笑)思わず野辺さんの肩をポンポンと叩いてしまった。
観客はもちろん、バンドメンバーも笑っているのがよく見えた。
以前、死角で全く見ることの出来なかったピアノ弾き語りも見届け、
楽しいライブは終わった。
野辺さんにはこれからもずっと歌っていてほしい。



野辺剛正
NOBE mania Camp ~38th Birthday ワンマン~
2007.9.20(THU)@吉祥寺Star Pine's Cafe
野辺剛正(Vo,G)横倉和夫(B)橋谷田真(D)
Opening Act: キジ☆ムナ
Guest: 大塚理恵(P)TSUNTA(P)常田真太郎(P)

01 ふたり彩の空
02 Everyday
03 tick-tack
04 彼女
05 風向きを変えたい
06 折れた翼でも
07 Highway
08 Somebody
09 Nature Song
10 希望の唄
11 Answer
12 ダメージの詩
13 朱橙
14 サイドシートの君は
15 宇宙のピリオド
Encore
16 素足のままで
17 素晴らしき人生
18 微かな光
19 嘘と幻

高知街ラララ音楽祭

2007-09-16 | Music
羽田空港は快晴。
出発の68番ゲートはかつて同じく快晴の中、
到着地が雪のために欠航が決まった遠征を思い出させた。
そしてちょうど昨年の同じ日にも自分が四国へ飛んでいたことに気づく。
山弦の高松四国村。あれからちょうど1年。思い出は巡り巡って遠く感じられる。

初めての高知。
到着してみるとやはり予報通りの雨だった。
ただ市内に入りチェックインを済ませて、街へ出る頃には何とか止んでいてくれた。
クレフィンが出演する中央公園の場所をチェックしてみる。
公園というよりは広場、予想より小さいスペースに手作り風のステージが設置され
アマチュアバンドが演奏を続けていた。
しばらく眺めていたが、突如スコールのような激しい雨が落ち、
商店街の中のドトールに避難、昼食も兼ねて1時間ほど過ごすことにした。

午後4時半頃、再び会場に戻り、ブルースバンドの演奏を聴く。
ジャズバンド、ビートルズカバーバンドに続いて、高知市長の岡崎さんをボーカルに迎えてのステージ、
何だか楽しそうだ。
kyOnさんファンのおなじみの面々にも対面。
その間にも雨に見舞われたが、長くは続かずに幸運だった。
18時半スタートのクレフィンのステージを前に、観客がどっとステージ前に歩み寄り、開演前からものすごい熱気。
元春の西条公演で言葉を交わした人の姿も見えた。
成り行き上、最前列でしもてサイドで椅子に座ることになったが、周囲は初めからスタンディング。
そして待ちに待ったクレフィンの登場。
「まずはPAチェックです。リクオのところに歌をくださーい」
「あーあー、もっと上げてもっと上げて」
「OK?」
手作りのイベントのため、音響はひどいものだったが
それでも始まってしまうとそんなこともすっかり忘れてしまう。
リクオさんは黒の上下スーツ、
kyOnさんは黒と赤の例のシャツ。リクオさんに「衣装が燃えてます」と言われていた(笑)
YANCYさんはやっぱりタンクトッパー(笑)。
「HAMMER STREET」のあとにいきなり「Jesus On The Mainline」を持って来る構成。
リクオさんによるコール&レスポンスも大盛り上がり。
「生憎の」「天気やけど」「そんなの関係ねぇ~」で大爆笑(笑)。
YANCYさんの「On The Beach」その前奏部でリクオさんがこう言った。
「夏はまだ終わってないよ。この音楽祭が終わらなければ終わらないよ」と。
激しいプレイもどこか切ないメロディーに聴こえてきた。
そして後半のkyOnさんの白熱の演奏、本当に素晴らしかった!
観客からは大きな歓声が飛んでいた。
メンバーも感じるところがあったのだろう。リクオさんも高揚しているように感じた。
「Eastern & Western」もリクオさんのコメントで始まる。
YANCYさんの歌声がいつもよりはっきりと近くに聴こえた。
「Louie Louie」では「全然降ってないやんかー!」とkyOnさん(笑)
「光」までの10曲、約1時間のステージ、
おそらく初めてクレフィンを観る多くの人々にも、その魅力が伝わるに十分な時間だったことだろう。

続くローローズのステージ、渋い演奏が続く。
熱狂的なファンが最前列に乗り出してダンスをしていた。
後半にはクレフィンのメンバーを一人ずつ呼び入れてのセッション。
まずはリクオさん。スーツの下を音楽祭のブルーのTシャツに着替えて登場。
次にYANCYさん。
アンコールでブルーTシャツのkyOnさん。
「Sweet Home Chicago」、それは素晴らしいセッションだった。

高知街ラララ音楽祭。
市内の13会場で約150組の演奏が繰り広げられるというこのイベントは今年で6年目を迎えたという。
降水確率80%の中、一滴の雨もなく観ることの出来たクレフィンのステージ。
出発までの紆余曲折は忘れよう。
そしてリクオさん、明日、お誕生日おめでとう。



高知街ラララ音楽祭2007
2007.9.16(SUN)@高知市中央公園
CRAZY FINGERS
(リクオ+Dr.kyOn+YANCY)

01 Mick's Blessing
02 ピアノライダー
03 HAMMER STREET
04 Jesus On The Mainline
05 On The Beach
06 Eastern & Western
07 Louisianna Breakdown
08 Louie Louie
09 ミラクルマン
10 光

LEGEND OF MASTERPIECE

2007-09-11 | Music
くもり。
時々、雷鳴が響いていた。
物事は往々にして頭に描いていたようにはいかないものだ。
それでも構わずに自分のスタンスで居続けよう。
タワーレコード横浜店で「コヨーテ荒地を往く」を手に入れる。
開場までの時間は一人、あれこれ思いにふけりながらスタバでゆっくり過ごした。

入場前、近くの横断歩道を古澤くんが歩いて行った。
横浜BLITZにて"LEGEND OF MASTERPIECE"を観る。

手配したチケットは偶然友人の隣り席だった。
ほぼど真ん中の3列目。kyOnさんのアンプが正面によく見える。
小田さんのバックバンド、Far East Club Bandを主体に、
ギタリスト数名がゲスト出演するこのイベントも3回目。
kyOnさんの出演決定は嬉しく、楽しみに待っていた。

全員が登場するオープニングではkyOnさんはマンドリンで参加。
黒と赤の派手なシャツにジーンズ、スニーカー。
近田くん、菅原さんのコーナーに続いて、
ステージ袖から何とアコーディオンで登場。これには意表をつかれた。
ミーターズメドレー、アコーディオンプレイを続けながら、ステージを左右に大きく動き回る。
その後は再びマンドリンで「Get It On」、スピードアップで軽やかに。競走馬のイメージ(笑)。
バンドメンバーのソロを巻き込んでのエンディングは素晴らしかった。
最後はギターに持ち替えてストーンズの「Can't You Hear Me Knockin」を披露。
kyOnさんのコーナーは30分弱、貴重なセッションを見ることが出来てよかった。

西さんと稲Pさんのコンビネーションは抜群、
イーグルス、ジョージ・ハリスン、クラプトン、話題のスティーリー・ダンまで
熱い演奏が続いた。
「Oye Como Va」、西さんはパーカッションに回り
kyOnさんも後方でトウモロコシのシャカシャカを振りながら参加。
園山さんは踊っているし、いい大人達がバカになって楽しんでいる姿に思わず笑ってしまう(笑)。
安達久美。
これでもか、のギタープレイに圧倒されたが、個人的には菅原潤子が気に入った。
アンコールは再び全員登場で、名曲「People Get Ready」
誰かが歌い始めるのを待っていたが、インストのままであっさり終わってしまった。
正直、もう少し余韻が欲しかった。

相変わらず入りは良くなかったことが残念。
それでも音楽ファンにはたまらないこのライブ。
このシリーズがこれからも続いていきますよう。
そしてこんなステージを観たあとには、どうしてもHobo King Sessionが恋しくなる。



LEGEND OF MASTERPIECE
2007.9.11(TUE)@横浜BLITZ
Far East Club Band
稲葉政裕(G)山内薫(B)栗尾直樹(Key)木村万作(D)園山光博(Sax)
Guest: 近田潔人(G)菅原潤子(G)Dr.kyOn(G)西慎嗣(G)安達久美(G)
(1階C列18番)

01 You Don't Love Me(All Members)
02 The Big Country(近田潔人)
03 Surf Rider(近田潔人)
04 Rocks(近田潔人)
05 Superstition(菅原潤子)
06 Come Together(菅原潤子)
07 Soul Power(菅原潤子)
08 Dry Spell~Cissy Strut~Tippi Toes(Dr.kyOn)
09 Get It On(Dr.kyOn)
10 Can't You Hear Me Knockin(Dr.kyOn)
11 One Of These Nights(西慎嗣)
12 While My Guiter Gentry Weeps(西慎嗣)
13 Further On Up The Road(西慎嗣)
14 Josie(西慎嗣)
15 BLACK MAGIC WOMAN
16 GYPSY QUEEN
17 OYE COMO VA
18 Europe(安達久美)
19 Little Wing(安達久美)
20 STILL ALIVE AND WELL
Encore
21 People Get Ready(All Members)

BYG

2007-09-04 | Music
定時に職場を飛び出し、渋谷へ。
店内に入ると、ちょうどリクオさんが喫茶スペースのお客さん達?に「もう始まるよ」と
声をかけているところだった(笑)。
あまりに近すぎて挨拶も出来ず、受付でチケット交換を済ませ、狭い階段を降りて地下へ。
かつてここでお茶をしたことは2回あったが、ライブで足を踏み入れるのは初めてだ。
念願の、と言うべきだろう。
渋谷BYGにて、リクオさんワンマンライブを観る。

友人達がピアノの前の最前列をキープしていてくれた。
木造の独特の雰囲気だけは迫って来る。
あまり場内の構造はわからないまま、ライブが始まった。

リクオさんはいっそう髪の毛が伸びて、カッコいい。
ヘルツが活動休止して以来、5年ぶりに3人が集まったライブだというが、
ヘルツを知らない自分には何もかもが目新しい。
ドラムがつくこと自体が新鮮、音はいいとはとても言えないが
それにしてもこの密室感がすごい。
ここに置いてあるピアノはミュージシャン達がお金を出し合って購入したものだと聞いた。
それは木のぬくもりを感じさせるような佇まいだ。
自分の知らない曲は意外と少なかった。どれもリクオさんならではの詩の世界。
第一部はあっという間に過ぎ去り、
第二部はいきなり井上陽水のカバー「氷の世界」に熱くなった。
やがて「セツナウタ」からの楽曲もリズム隊がなじんで、また新たな側面を見せてくれる。
「ムーンライトサンバ」は本当にサンバになっていてビックリした。
途中、メンバーのソロ回しがあり、坂田学のドラムは圧巻だった。
彼ほど表情一つ変えずに正確に叩き続ける人を知らない。
それでいて全身全霊をこめたプレイ、最後までクール。この時ばかりは彼に目が釘付けになった。
「アイノウタ」での観客とリクオさんのコーラス、
その一体感の素晴らしさに感動している自分がいた。
乾杯の音頭もはさみ、やはりラストは「光」
リクオさんが自在に演奏し、歌う姿は、クレフィンのそれとは全く異なるものだ。
またここでリクオさんのソロを観たいと願う夜だった。



リクオワンマンライブ
2007.9.4(TUE)@渋谷BYG
リクオ(Vo,P)
寺岡信芳(B)坂田学(D)阿部美緒(Vn)宮田誠(Per,G)

01 ハイ&ロウ
02 マウンテンバイク
03 穴を掘る
04 風の声
05 I want you
06 恋の行方
07 アンダーグランド
08 Monk's Dream
Pause
09 氷の世界
10 孤独とダンス
11 Hobo Train
12 はかめき
13 すべてを忘れない
14 恋人達のロック
15 ムーンライトサンバ
16 アイノウタ
Encore
17 ソウル
18 光