今夜もありがとう

2006-08-29 | Music
仕事帰り。
疲労感が足取りを重くさせたが、このまま帰宅したところで気分は変わりそうもなかった。
せっかく予約できたライブだったし、大好きな横浜サムズアップ。
目には見えない喪失感を誰かに拭い取ってほしかったのかもしれない。
会場に着いた時にはすでに20時を回っていた。
オープニングアクトのcinnabomが演奏をしていた。
アコースティックギターの2人組、その音色だけで心が洗われた気がした。
後方の席で1人ステージを観ているリクオさんの前を横切って、テラス席に着席した。

Asa festoonに続いて、リクオさんは3番手で登場。
パーカッションの朝ちゃんとのパフォーマンス、純粋に楽しいステージだ。
しもてサイドからリクオさんの指の動きもよく見える。
「もうちょっとお客さんの変な顔が見えたらうれしいなぁ」と客席に灯りを求めた。
「俺一人でライブやりなくないな」と。
アルバム「セツナウタ」からのナンバーも沢山。
「孤独とダンス」「ぬくもり」うれしかった。
会場内にはアルコールのせいか、ステージおかまいなしの騒々しい客が居た。
私にはとても耳障りだったが、リクオさんはどうだったんだろう?
自身もコロナビールを飲みながらのプレイ、
日々全国各地を回っている彼ならではの音楽生活のことを少し想ってみた。

ゲストにサックスプレイヤー、カセットコンロスの安藤健二郎。
そしてクレフィンではない「ミラクルマン」「Jesus On The Mainline」は初めての体験で
とても新鮮だった。
今日はリクオさんの演奏に救われた一日だった。またきっと来よう。



リクオ&Asa festoon
2006.8.29(TUE)@横浜Thumbs Up
Opening Act: cinnabom
Asa festoon(Asa(Vo)木村香真良(G)山北健一(Per))
リクオ(Key)朝倉真司(Per)
Guest: 安藤健二郎(Sax)
(4番)

01 ハイ&ロウ
02 マウンテンバイク
03 穴を掘る
04 ワイルドでいこう
05 美しいくらし
06 君を探してる
07
08 孤独とダンス
09 ぬくもり
10 夜霧よ今夜もありがとう
11
12 ミラクルマン
Encore
13 Jesus On The Mainline
14

Blue Moon

2006-08-27 | Music
もう何十回足を運んだことだろう。
神奈川県民ホールに向かう時には、少しだけ特別な気持ちになる。たとえそれがどんな時であっても。
おそらく最初で最後であろう3階席の最後列。
一番後ろだから人目を気にせず、何でも好きに出来るという開放感がある。
遠くから眺めるステージはキラキラ光る宝石箱のよう。
双眼鏡を駆使して、佐橋くんだけを見ていた。

3パターンあるステージのうちの、Back Ground Vocals Version、
コーラスグループ、AMAZONSのダンスがキュートで可愛らしかった。
「大切な人へ」のあとは新聞記事を元にしたMCコーナー、
冥王星が太陽系惑星から外されたことに触れ「宇宙規模のリストラ」と佐橋くん(笑)
フミヤのどうしようもない発言に
「何いってんの?」と突っ込みを入れ、
「ここ数日、ちょっと僕が思っていること言っていいですか?わりと僕から出る曲多いんですけど
その前のMCの雰囲気で曲に行きにくい!」とダメだしする佐橋くん(笑)
見所は楽しいMCばかりではなく、「IN THE BED」のソロは素晴らしい。
「NANA」の時だっただろうか、かみてを歌いながら移動していたフミヤが駆け寄っていたファン達に
足を掴まれるシーンを見た。気持ちはわかるが、一瞬危険な雰囲気に。

終演後、ロビーで今日のセットリストを確認したあと、ホール裏の駐車場へ。
出待ちをする大勢のフミヤファンたちに紛れて、佐橋くんを待ってみたものの
会えたのは有賀くん、AMAZONSの3人、有太くん。
佐橋くんはすでに会場をあとにしていたことは、警備にあたっていたイベンター係員に教えてもらい
少し肩を落としつつ、帰途に着いた。
16時開演だったから、その後渋谷へ移動することは可能だった。
けれど、そんな気分にはなれなかった。



FUMIYA FUJII CONCERT TOUR 2006 3WAY DELIGHT
Ver.Back Ground Vocals
2006.8.27(SUN)@神奈川県民ホール
藤井フミヤ(Vo)佐橋佳幸(G)斎藤有太(Key)屋敷豪太(Ds)有賀啓雄(B)
大島俊一(Sax)
AMAZONS(Cho)(大滝裕子+斉藤久美+吉川智子)
(3階14列33番)

01 トワイライト
02 Blue Moon Stone
03 同じ雨
04 いたずらな天使
05 ときめきのリズム
06 Rose(ロゼ)
07 Everlasting Time
08 下北以上 原宿未満
09 TRUE LOVE
10 Another Orion
11 大切な人へ
12 IN THE BED
13 女神(エロス)
14 NANA
15 Very Berry Flavor
16 Stay with me.
17 La La La Stranger
18 "Doo-bee Doo-bee"Freedom
Encore
19 I Love you,SAYONARA
20 DO NOT
21 タイムマシーン

夏の日

2006-08-20 | Music
晴れ一時くもり。
どうして私はここにいるのだろう。
本当ならば野音にいるはずの、とある夏の日曜日。
最終的には、会場を訪れ払い戻しをするという手段が残されていたが、日比谷へ行くことはしなかった。
苦労を重ねて手に入れたチケットは、もはや紙切れ一枚だとしても
永遠のメモリアルとして手元に残しておこう。
そしてまたいつかの夏の日に、新しい気持ちで出かけるのだ。

「J-WAVE LIVE 2000+6」を代々木体育館で観る。
15:30開演、終演は21時過ぎ。
独りで眺める時間はとてつもなく長かったが、あっという間のような気もした。
kyOnさんはまず山崎まさよしのステージの途中、スペシャルゲストとしてアコーディオンで参加。
うちわをパタパタして登場していた。
とにかく衣装が素敵。黒白の水玉模様のシャツに、真っ赤なベスト?
2曲のセッション。
その後のちとせちゃんのステージはいきなり「青のレクイエム」、
間奏のピアノはますます美しく、心の奥底まで響いた。
カバー曲「Obladi Oblada」は楽しかった。遠くからでもkyOnさんの白い靴での足踏みがよくわかった。
三人の侍(Char+奥田民生+山崎まさよし)は素晴らしかった。3本のギター。そのエンターテイナーぶり。
そして大いに笑わせてもらった。
ラストはくるり。
夢中にはなれなかったけれど、とても惹きつけられるステージであったことは間違いない。
ドラムがクリフくんだったことはスクリーンを見て初めて知った。



J-WAVE LIVE 2000+6
2006.8.20(SUN)@国立代々木競技場第一体育館
(1階南Cブロック9列5番)

BONNIE PINK
01 evil and flowers
02 LOVE IS BUBBLE
03 Tonight the Night
04 Last Kiss
05 Heaven's Kitchen
06 A Perfect Sky

アンジェラ・アキ
01 お願い
02 HOME
03 Santa Fe'
04 心の戦士
05 MUSIC
06 This Love

絢香
01 I believe
02 melody
03 Real voice
04 ブルーデイズ

山崎まさよし
01 最後の海
02 名前のない鳥
03 Long Yesterday
04 ADDRESS
05 Fat Mama
06 メヌエット(with Dr.kyOn)
07 晴男(with Dr.kyOn)

元ちとせ
01 青のクレイエム
02 はなだいろ
03 蛍草の夜
04 Obladi Oblada
05 語り継ぐこと
06 恐竜の描き方

三人の侍(Char+奥田民生+山崎まさよし)
01 三人の侍のテーマ(江戸編)
02 Hotel Calfolnia
03 BLACK SHOES
04 ロボッチ
05 アレルギーの特効薬
06 Come together
07 エレクトリックおばあちゃん
08 上を向いて歩こう

くるり
01 The Veranda
02 ばらの花
03 ロックンロール
04 ナイトライダー
05 Ring Ring Ring!
06 ワンダーフォーゲル
07 虹
Encore
08東京

with THE RAWGUNS

2006-08-17 | Music
藤井フミヤ with THE RAWGUNSのツアー初日。
いつの頃からか気になるツアーの初日と最終日は見届けなければ気が済まなくなった。
関東であれ、大阪であれ。
初日ならではの緊張感やこれから展開されていくステージとの相違、
いろいろなものが楽しめる。楽器の種類やステージセット、衣装はどんなだろう、と。
何よりもセットリストがわからない、という新鮮さ。
元春ほどではないけれど。
大阪に行った時にはよく立ち寄る弁天町の「リーフ」で軽食を済ませたあと
(巨峰ゼリーのケーキのなんと美味しかったこと!)
フェスティバルホールへと向かう。
今夜の席は2階席。双眼鏡は必需品だが思っていたほど遠くはない。
しもてから有太くん、雛壇の中央に豪太さんと有賀くん、かみてに佐橋くん。
3バージョンが繰り広げられるこのユニークなツアーの初日は「Strings Version」で
お馴染みの金原カルテット。最上段での演奏となった。
初日ならではのハプニングは「同じ雨」のやりなおし。歌詞につまったのが原因だった。
しかも随分と進んだ部分で中断。
フミヤくんのゆるゆるなMCのおかげで、緊張感に欠けるライブだが
佐橋くんのソロは本当に素晴らしい。
キャンディアップルレッドのストラトは後半から活躍し始めていた。
これから11月までの長丁場、このツアーがどんなふうに変化していくのか観て行こう。
終演は21時。
在来線が遅れていたことに関連して、奇跡的に最終ののぞみに乗ることが出来、日帰りの遠征が叶った。



FUMIYA FUJII CONCERT TOUR 2006 3WAY DELIGHT
Ver.Strings
2006.8.17(THU)@大阪フェスティバルホール
藤井フミヤ(Vo)佐橋佳幸(G)斎藤有太(Key)屋敷豪太(Ds)有賀啓雄(B)
大島俊一(Sax)
金原千恵子(Vln)栄田嘉彦(Vln)古川原裕仁(Vla)堀沢真己(Cello)
(2階D列R7番)

01 トワイライト
02 風の時代
03 Blue Moon Stone
04 BOY'S HEART
05 平凡な雲
06 大切な人へ
07 下北以上 原宿未満
08 TRUE LOVE
09 同じ雨
10 Everlasting Time
11 Another Orion
12 君が僕を想う夜
13 IN THE BED
14 女神(エロス)
15 NANA
16 Crystal Blood
17 DO NOT
18 Some kind of Love Song
Encore
19 I Love you,SAYONARA
20 タイムマシーン
21 "Doo-bee Doo-bee" Freedom

My Cherie Amour

2006-08-13 | Music
箱根一泊旅行の帰り道、小田原からJRで渋谷へと向かう。
上旬からひき始めた夏風邪はなかなか抜けずに、苦しい時期が長く続く。
約半年ぶりとなる木下くんの単独ライブ@DUO、
楽しみに待っていた。
高校生の木下くんだから、ライブ活動は学校の休み期間毎となる。
結局、左隣には大阪の友人が座ってくれた。
偶然にも左一列に友人知人数名が集結(笑)。
kyOnさんのプレイを観るには絶好の位置だ。
開演直前には吉田美奈子のナンバーが厳かに流れ、やがて木下くんとメンバーが登場。
共鳴野郎ライブを経て、ますます貫禄がついたステージ、
MCは元気いっぱい、陽気でオヤジっぽい(笑)。
声量はさらに増し、ファルセットを使い分けてのカバー曲の熱唱もあり、
新曲の数々も披露し、充実したステージとなった。
「Superstar」そしてStevie Wonder メドレーは選曲の妙。
素晴らしかった。
ゾクゾクと身体が震えたのは、決して場内の強すぎる冷房のせいだけではなかっただろう。
アンコールにはなんとorange pecoeの藤本一馬がゲストで登場。
「What's Goin' On」の大セッション、楽しかった。
終演後には恒例の握手会。
両手で彼の白い手にそっと触れ、また来ることを約束した。



木下航志 & His Friends Live 2006 SUMMER
2006.8.13(SUN)@DUO Music Exchange
木下航志(Key,G)
Dr.kyOn(Key)名村武(B)河合マイケル誠一(Ds)末松一人(G)藤井康一(Sax)
シオリ&セイ(Cho)
(1階9番)

01 Amazing Grace
02 月ふたつ
03 響けぼくの歌
04 赤とんぼ
05 Tell me lies
06 マグノリア
07 Superstar
08 Ribbon In The Sky~My Cherie Amour~You Are The Sunshine of My Life
09 僕ひとりになってしまうよ
10 通り雨
11 午前4時
12 Voice
13 You've Got A Friend
14 心の島
15 太陽の道、風の道
16 竹田の子守唄
Encore
17 ひまわり
18 Georgia On My Mind
19 What's Goin' On
20 絆

夢の中

2006-08-04 | Music
久しぶりの下北沢CLUB 251、
1月にNHKホールで手に入れて以来
長い間着るチャンスのなかった「Soul of どんと」のピンクのTシャツでライブに臨む。
入場前、用意された楽曲が40曲近いという噂を耳にして、気合いを入れる。
「ROCK THE どんと 2006」、なぜか最前列のほぼど真ん中。しもて一列はkyOnさんファンの友人知人(笑)。
これまでも何度か観ることの出来たBo Gumbos関連のイベント、
通常のアーティストライブのサポートバンドではあまりお目にかかれない、
kyOnさんのギタープレイやアコーディオンプレイをたっぷり観れることが何よりも嬉しい。
井垣宏章を筆頭に次々とボーカリスト、ミュージシャンが入れ替わり立ち代わり登場し、楽しい。
そして近い。熱い。
ハンバートハンバートはまさに一服の清涼剤(笑)。
kyOnさんのボーカルコーナーではうつみようこが登場。
なんて愛らしい人なんだろう(笑)。初めて生で見る彼女に一気に惹かれた。
そして歌うkyOnさんの姿にまた釘付け。
ステージ中盤には10分の休憩時間があったものの
片隅でアコーディオンを梱包したり(!)キーボードの調整をしたりするkyOnさんから目を離せずに
結局自分に休憩は無いに等しかった。
後半は、長見順率いる強烈な女性バンド、パンチのきいたブルース。そして藤井一彦。
あまりのギターの爆音に一瞬気が遠くなりそうだった。
「Sweet Jane」のカバーが良かった。
元JUDY AND MARYのギタリスト、TAKUYAくんからは演奏終了直後に、ギターピックを手渡され
そのまま受け取ってしまった。
近くに居たおそらく熱狂的なTAKUYAファンであろう女の子には少し悪い気がしたけれど…。
藤井一彦が落としたピックとともに、今夜の大切な思い出と一緒にずっと大事にしていこう。
ラストコーナーは再び、ようこさんの登場。
盛り上がらずにはいられない楽曲のオンパレードだった。
イントロから心にしみ渡る「夢の中」、なんて素晴らしい曲なんだろう。
玉城さんからは「ROCK the どんと」は今年で終了し、
2007年はBO GUMBOS、ローザ・ルクセンブルグ20周年記念ライブが開催されることが発表された。
どんとがくれた音楽の円環。来年も観ることが出来ますように。
会場を離れようと動きかけた時、新井くんを発見。少しだけ言葉を交わす。
「すごかったですねぇ!」
音楽の受け手として同じ感想を持てたことがうれしかった。
どんとの誕生日。約4時間の楽しいライブ、心地よい疲労感に包まれていた。



ROCK the どんと 2006
2006.8.4(FRI)@下北沢CLUB 251
BO GUMBO ROSA
Dr.kyOn(Key,G)玉城宏志(G)岡地曙裕(Ds)三原重夫(Ds)小関純匡(Ds)吉川真吾(Bass)
Guest: 井垣宏章、うつみようこ、川上次郎、長見順、ハンバートハンバート、TAKUYA、藤井一彦、石川二三夫、
佐々木あきひ郎、パンチのきいたブルース、増川弘明
(整理番号14番)

01 目が覚めた(井垣宏章)
02 おいなり少年コン(井垣宏章)
03 ナイトトリッパーイエー(井垣宏章)
04 ダイナマイトに火をつけろ(井垣宏章)
05 ナマズでポルカ(川上次郎)
06 おしり(川上次郎 with 佐々木あきひ郎)
07 あこがれの地へ(川上次郎)
08 ひなたぼっこ(ハンバートハンバート)
09 ポケットの中(ハンバートハンバート)
10 願い(ハンバートハンバート)
11 また逢う日まで(ハンバートハンバート)
12 橋の下(玉城宏志 with 増川弘明)
13 ニカラグアの星(玉城宏志 with 増川弘明)
14 アイスクリン(玉城宏志)
15 バカボン(玉城宏志)
16 Reputation Song(Dr.kyOn with うつみようこ)
17 Zun Zun Everyday(Dr.kyOn with うつみようこ)
18 ZURU RICE SHOP(Dr.kyOn with うつみようこ)
(Pause)
19 (パンチの効いたブルース)
20 一家離散の唄(パンチの効いたブルース)
21 舟歌(パンチの効いたブルース)
22 さかなごっこ(藤井一彦)
23 ぶーやんだらけ(藤井一彦)
24 Sweet Jane(藤井一彦)
25 夜のドライブ(藤井一彦 with 石川二三夫)
26 さいあいあい(TAKUYA)
27 だけどジュリー(TAKUYA)
28 デリックさん物語(TAKUYA)
29 さわるだけのおっぱい(TAKUYA)
30 泥んこ道をふたり(うつみようこ)
31 夢の中(うつみようこ)
32 絶体絶命(うつみようこ)
33 見返り不美人(うつみようこ)
34 少女の夢(うつみようこ&井垣宏章)
35 助けて!フラワーマン(井垣宏章&川上次郎)
36 ボガンボ&ローザラップ(BO GUMBO ROSA)