goo blog サービス終了のお知らせ 

Rainbow In My Soul

2011-01-30 | Music
たった2週間前に思い立って決めた名古屋行き。
精神的ハードルは低くなかったが、自分を奮い立たせて自宅を出た。
名鉄2階の「Afternoon Tea」で遅い昼食。
綾香ちゃんツアー以来、約2年ぶりの愛知県芸術劇場で元春&The Hobo King Bandを観る。
たった2週間前にサンデーフォークで手配したチケットを、会場窓口で受け取る。
この会場が5階まであることは知っていたので
双眼鏡を持って行くかどうか、悩んだ末に置いて来た。
チケットに「3」の数字が見えたので「あぁ3階か」と思った次の一瞬、目を疑った。
それは「1階3列」だったのだ。さすがサンデーフォーク。
そして着席してまた驚いた。
下手サイドは1列目が存在せず、実質的には2列目だったのだ。
そして開演してさらに驚いた。
そこはkyOnさんが全く見えない座席だったのだ。
拓ちゃんの影になる、とかそういったレベルではなく、全く見えない位置。
見事なまでの三段落ち。
おかげで元春に集中して観ることが出来た。

情報はほとんど得ないままに臨んだライブは、いろいろな意味で新鮮だった。
元春のライブを見続けて25年目になる。
変わらずにそこにいてくれることに感謝。
スパムと佐々木史郎さんの参加でバンドサウンドはさらに豊かに。
久しぶりに演奏された「Tonight」オリジナルバージョン、
その一節に心を奪われた。
 
 君の身がわりに その深い悲しみを
 背おうことはできないけれど
 明日のことは 誰にもわからない
 Take my hand 目を閉じないで

あぁ元春はもうずっと前からこう歌ってくれていたんだ、と…。
まるで私を知っていてくれたかのように。

重厚なサウンドの「欲望」これも久しぶりのナンバーだ。
「Young Forever」? それとも…
とドキドキ感たっぷりで始まった「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」
1989年のツアーを思い出した。
中盤には新作「月と専制君主」からのナンバーが続く。
11年ぶりに生で聴く三拍子の「レインガール」
kyOnさんのピアノが美しい。
「Young Bloods」のニューバージョンはあまりに心地良い。
「観覧車の夜」
2004-2005年の「THE SUN」ツアーを思い出した。各地での幾つもの楽しい思い出。
元春が「次の曲はアルバム『フルーツ』からの曲です」と言ったあとに
シータカさんやkyOnさんに指摘されて『Sweet 16』と訂正したナンバー(笑)
「Rainbow In My Soul」
何度でも心を打つ。
本編ラストの「悲しきRadio~メドレー」が終了したあとにメンバー紹介で初めて
kyOnさんと佐々木史郎さんの姿を見た。
あぁkyOnさんを近くで見るのは久しぶりだ。
アンコールはあっというまに終わってしまった。
歓声がいつまでも続く。
「どうしてみんなそんなに元気なの?」と元春(笑)。
最強のThe Hobo King Band、このバンドは本当にとてつもなく凄い。
誰かが触れる元春の声のことは、私は気にしない。
それが年を重ねるということ。成長するということ。

再びメンバーが一列に並んだあと
元春が紙に書いたメッセージを読み上げる。

 この当てもない人生に音楽があることを感謝
 音楽なんてなくったって生きていけるけど
 音楽があったおかげで
 こんなにも見える景色が広がりました
 若葉の頃から始まった音楽の旅は
 得たり失くしたりを繰り返しながら
 ようやくここまでやってきました
 改めて これからもずっと僕の持てる音楽への情熱の限りを
 みなさんに捧げたいと思います
 僕の音楽と共にいてくれてありがとう
 これからもよろしくお願いします

涙が溢れてきた。
元春、ありがとう。



佐野元春 & The Hobo King Band
30th Anniversary Tour Part3
"ALL FLOWERS IN TIME"
2011.1.30(SUN)@愛知県芸術劇場大ホール
佐野元春(Vo,G)
Dr.kyOn(Key)古田たかし(D)井上富雄(B)長田進(G)
山本拓夫(Sax)佐々木史郎(Tp)大井スパム洋輔(Per)
(1階3列10番)

01 Changes
02 君を探している
03 Happy Man
04 ガラスのジェネレーション
05 Tonight
06 Come Shining
07 Complication Shakedown
08 99 Blues
09 欲望
10 ナポレオンフィッシュと泳ぐ日
11 ジュジュ
12 月と専制君主
13 レインガール
14 Young Bloods
15 観覧車の夜
16 R&R Night
17 約束の橋
18 Rainbow In My Soul
19 Young Forever
20 New Age
21 新しい航海
22 Someday
23 悲しきRadio~メドレー
Encore
24 So Young
25 アンジェリーナ

十二夜

2011-01-23 | Play
くもり。
シアターコクーンにて「十二夜」を観る。
日曜日の昼だけあって、中2階には立ち見も多数の大盛況。
2階席の最前列。舞台がやや遠いが、その趣を含め、独特の世界にすぐに夢中になった。
学生時代、演習のO先生の勧めで幾つか舞台を見た。
そのひとつに「十二夜」があった。
まだ出来て間もない頃のグローブ座だったかもしれない。
その時の演出は、双子が白い仮面を被ることで役をうまく分けていた。
原作に忠実に描いていたように記憶している。
串田和美による演出は大胆で、
後半、一人二役の松さんは伸びやか。魅力たっぷりだった。
兄を想う妹の気持ちが痛いほど伝わってきた。
道化役の笹野高史の存在感も大きい。
随所に現われた楽団による音楽も心に残る。
休憩を含めて2時間50分。
あっというまだった。
シェイクスピアも串田和美の手にかかると、これほどまで新鮮な作品に生まれ変わるのかと
演劇の奥深さを感じさせられた一日だった。
ところで、今回のパンフレットは
いつもの作品紹介、インタビュー、座談会に加え、アートの要素がいっぱいで素晴らしい。
「私の十二夜」をテーマに、11名のアーティストの作品が掲載されている。
パンフレットとはこういうものであってほしい。



シアターコクーン・オンレパートリー2011
『十二夜』
2011.1.23(SUN)@Bunkamura シアターコクーン
潤色・演出:串田和美
作:W. シェイクスピア 翻訳:松尾和子 音楽:つのだたかし
松たか子 石丸幹二 りょう 荻野目慶子 片岡亀蔵 笹野高史 串田和美 他
(2階A列25番)

明るい表通りで

2011-01-22 | Music
18時半、職場を抜け出し、汐入へ。
駅から徒歩2~3分、場所はすぐにわかった。
限定30名。「モアイ&カピー」でバンバンバザールのライブを見る。
店内は予想以上に狭く、まさかのスタンディング。
しばし身の置き場に困ったが、時間が早かったこともあり、カウンター席の端を確保した。
9月の武蔵野公会堂以来のバンバン、そして地元で見るのは焼肉屋「タイガー」以来2年半ぶり。
計らずもとみやんがすぐ目の前で、そのギタープレイを堪能した。
素晴らしい。
演奏中、なんて楽しそうな彼等。
客層は意外と若者も多い。
昨年秋に発表した新作「SIDE B」からの楽曲を中心に
「家庭教師」「明るい表通りで」「ハッとして!Good」など大好きなナンバーの連続。
二部からは、酔っぱらった観客が踊り出していて、すっかり酒場状態になっているのがおかしかった。
福島くんが自分が歌うと問題がある曲だから、とボーカル交代、
クロちゃんがウッドベースごと前に出て歌った「奥様 どうぞご勝手に」は大受け。大爆笑。
とてもいい声。
休憩をはさんで2時間半、楽しかった。
唯一「ティーンエイジャー」が聴けなかったのは残念。
年間100本以上のライブ活動を行なっている彼等。
またいつか近くに来てくれるだろう。
サムズアップ、共鳴野郎ライブ、焼肉屋でのライブ、
Leyonaとのセッション、忠さんとのセッション、
とみやんと膝が触れそうだった渋谷BYG…
チャボさんとのセッション…
長くない帰り道、バンバンとの思い出を幾つも振り返った。



バンバンバザール
2011.1.22(SAT)@横須賀モアイ&カピー
福島康之(Vo,G)富永寛之(G)黒川修(B)

01 フジヤマ
02 君微笑めば(When You're Smiling)
03 彼女待ってただけなのさ
04 立ち枯れのフェニックス
05 俺とタシロと校庭で
06 こないだのことさ
07 ブルーシャドウ
08 快速エアポート
09 Please Don't Talk About Me
10 ニューオリンズにて
11 家庭教師
(Pause)
12 新宿駅で待ってた
13 Bell Desk Blues
14 シカーダ
15 奥様 どうぞご勝手に
16 ハミーゴ! NO アミーゴ!!
17 明るい表通りで
18 カカオ!カカオ!カカオ!
19 ハッとして!Good
20 ロックンロール
21 夏だったのかなぁ
22 FRIDAY NIGHT エビフライ
(Encore)
23 FISH & CHIPS
24 情熱のありか
25 四回も五回も


プレゼント

2011-01-20 | Music
晴れ。
朝から関内で研修。17時半に終了し、重いテキストを持ったまま外苑前へ。
チャボさんのファンクラブイベント「ギャラリー新年会」に参加する。
覚悟はしていたが、時間的にも整理番号的にも立ち見となった。
いつも好んで選ぶ下手サイドはすでに混雑していたため、上手に立つ。
すると、この位置はステージとフラットであることに
もう30回近く足を運んでいる南青山MANDALAだというのに
今更ながら初めて気づいたのだった。
真横から見るチャボさんの姿が、いつもより小さく華奢に見えた。
まるで自分がステージ袖から見守るスタッフであるかのような気持ちになる。

一部はミニライブ。
しかしそれは「ミニ」とは呼べない、長く濃い時間だった。
事前に募ったリクエスト曲の中から選曲、演奏してくれるという企画。
1曲目が私がリクエストしていた「糧」だったから、とても嬉しかった。15票とのこと。
クロマニヨンズのマーシーがインフルエンザのため、急遽まちゃみさんが参加出来たこと、
森川さん(現オーガスタ社長)に誕生日にギターをもらったこと、
自分の曲は子供みたいなものだと、寺岡呼人の企画アルバムやライブの告知をはさみながら
楽しいエピソードやおしゃべりを含めて約2時間。
アルバム「DADA」や「Great Spirit」あたりのお気に入りのナンバーが続いて、嬉しかった。
途中、1票を獲得したレアな楽曲のさわりを披露してくれて、会場は大盛り上がり。
「ノイローゼ・ダンシング」なんて初めて聴いた!(笑)
「いつか笑える日」この曲が第1位だったという。
最後に聴かせてくれたのは、おまけの「プレゼント」、大好きな…。
心にぐっと来た…。

 どっさりあるさ いい日も
 どっさりあるさ いい夜も
 生きていれば…

 どっさりあるさ いい朝も
 どっさりあるさ いい夏も
 生きていれば…

 はかない流れ星は
 あっけない輝きでも……

休憩をはさんで二部は抽選会。
これまでのイベントの中でも、おそらく最多のプレゼント数。
貴重なアナログ盤数枚とチャボさん自身が箱根で焼いたお皿などがセットになったCHABO賞(福袋)、
そして特別賞はなんと、麗蘭を含むチャボさん名義のすべてのライブの年間フリーパス。
なつかしいポスターやパネル、「絵」のアナログ盤など、
欲しいものは勿論沢山あったが、全く当たらずに残念…。
参加者全員へのプレゼントは、GO!!60のクリアファイルと三浦さん撮影の写真@ビルボード東京。
この階段は…麗蘭が降りてきてくれたあの階段だ。
抽選会にもかなりの時間を費やし、終了は予定より80分もオーバー。
研修で座りっぱなし、その後、ライブで立ちっぱなしのひどく疲れた1日だったが
最高のファンサービスで楽しませてくれたチャボさんに感謝。
素晴らしい新年会に参加できただけでも幸運だった。



仲井戸"CHABO"麗市 OFFICIAL FAN CLUB GALLERY PRESENTS
ギャラリー新年会!"ことしもよろしく"
2011.1.20(THU)@南青山MANDALA
仲井戸"CHABO"麗市(Vo,G)
(整理番号130番)

01 糧
02 うぐいす
03 ランタン
04 魔法を信じるかい?
05 冬の日
06 ラジオ
07 新宿を語る 冬
08 ハイウェイのお月様
09 遠い叫び
10 Holiday
11 いつか笑える日
12 プレゼント