Goodbye 2007

2007-12-31 | Music
晴れ。
午前11時前、のぞみで新大阪入り。
チェックインを済ませたあと、弁天町のカフェ「リーフ」で昼食をとっていると
かつてこのお店を紹介してくれた帰省中の友人から連絡があり
うまく逢うことが出来た。
その後は再び新大阪駅へ。東京の友人と合流。
やがて待ち人は現われた。
ほんの短いひとときでも幸せな気持ちになれる。

インテックス大阪にて、COUNTDOWN JAPAN 07/08 -WEST-
今夜はAURORA STAGEで「OVERGROUND ACCOUSTIC UNDERGROUND」から観る。
メインボーカル&ギターを務める外国人を含む数人編成のグループ、名前も知らない彼等だったが
バイオリン等が入ることでクラシックな一面もあり、なかなかおもしろかった。
続いてエレファントカシマシ。
実はステージを観るのは初めてのことで楽しみにしていた。
宮本浩次のボーカル、圧倒的な存在感、説教モードも何一つ厭味がなく
いつの日か単独のライブを観てみたいと思えるほど、大いに楽しめるステージだった。

そして21時前、待ちに待った元春の登場。
昨夜とほぼ同じ位置を確保し、ステージを眺める。
「新年に向けてもうちょっとご機嫌に歌ったり踊ったりしようか」
「もっと景気よくいこう!」
メドレーでオーディエンスに「Ho-ho-!!」とリピートを求めるシーンでは
「全然足りない」(笑)
続く「Shalala~♪」のところも「でもまだ足りない」(笑)と元春。
「みんな僕のあとをついてきてくれる?」
「どんなことがあってもついてきてくれるって約束してくれる?」
ついて行くよ、元春。
昨日よりずっと弾けてる元春が素敵だった。
けれども、このメンバーをHobo King Bandと紹介してしまうことには抵抗がある。
ラストは帽子も取って長く手を振って消えていった。
今はもうただツアーが楽しみ。

体調もまだ完璧ではなかったこともあり、くるりのステージは断念し、会場を後にする。
風が強く、とてつもなく寒い。駅までの道のりは耳がちぎれそうだった。
昨年のカウントダウンの瞬間は、コスモスクエア駅で友人と、大阪港に打ち上がる花火を見て過ごした。
今年はホテルの34階の部屋から一人、大阪の街を見つめて過ごした。
2年連続で大阪で年越しするとは思ってもみなかった。
さよなら2007年。いろいろな出逢いがあってうれしかった。
ありがとう2007年。二度と戻らない日々。



COUNTDOWN JAPAN 07/08 -WEST-
佐野元春
2007.12.31(MON)@インテックス大阪
佐野元春(Vo,G)古田たかし(Ds)井上富雄(B)Dr.kyOn(Key)藤井一彦(G)Bob Zung(Sax)

01 Please Don't Tell Me A Lie
02 99 Blues
03 Individualists
04 約束の橋
05 Someday
06 アンジェリーナ
07 HKBメドレー

COUNTDOWN JAPAN 07/08 @幕張

2007-12-30 | Music
結局、昨日は京都行きを断念。
京都に行かない年末は久しぶりのことになる。
渋谷でkyOnさんを観ることも叶わずに休養を選んだ。
すべては今日明日のカウントダウンのために。
そして年明けからの元春のツアーのために。

東京駅で京葉線に乗換えようと構内を足早に進んでいた時
偶然友人達の姿を見つけ、会場まで一緒させてもらった。
1年ぶりの幕張。今年もまたここに来ることになろうとは。

COUNTDOWN JAPAN 07/08、
EARTH STAGE、斉藤和義から観る。
彼のステージをじっくり観るのは初めてだ。
良かった。アルバムをきちんと聴いてみたくなった。
キーボードにはエマーソン北村がついていた。
続くアジカン(ASIAN KUNG-FU GENERATION)では、覚悟はしていたものの
汗臭いオーディエンスに揉まれ、途中、圧死するかと思うほどのノリだった。
彼等の音楽もまたなかなか良かったのだが、何しろ環境が悪過ぎる。
それも含めて、すべてがフェスの醍醐味と言うべきか。
そして待ちに待った元春のステージ。
前進と友人の交渉の結果、中央ブロックの右角最前列をキープ。
久しぶりに観る元春。
「Please Don't Tell Me A Lie」から始まった。
黒のポロシャツに帽子。カッコ良かった!
kyOnさんは赤のジャケットに黒Tシャツ、赤黒のチェックパンツ。
「99Blues」でのキーボードソロが弾けていてうれしかった。
「みんな気分よくしてる?」
「もうちょっとロックンロールが欲しいんだろう?」と元春。そして「アンジェリーナ」
あっというまのステージだった。
最前列を譲ってくれた女の子達にお礼を伝え、EARTH STAGEを離れた。
(女の子「帰ったら(元春を観たことを)お父さんに自慢しよう」と言っていた(笑))

数年ぶりに知人と再会する。時間の感覚とは不思議なものだ。
フードエリアで休憩。
その後、とてつもなく広いこの会場で奇跡的な偶然と幸運をくれたのは
音楽の神様というよりはYANCYさんだった。
ありがとう。そして明日があるということは何て素晴らしいことだろう。



COUNTDOWN JAPAN 07/08
佐野元春
2007.12.30(SUN)@幕張メッセ国際展示場1~8ホール(EARTH STAGE)
佐野元春(Vo,G)古田たかし(Ds)井上富雄(B)Dr.kyOn(Key)藤井一彦(G)Bob Zung(Sax)

01 Please Don't Tell Me A Lie
02 99 Blues
03 Individualists
04 約束の橋
05 Someday
06 アンジェリーナ
07 HKBメドレー

佐橋くん、おめでとう!

2007-12-28 | Music
昨夜から、ひどい悪寒と身体中の節々の痛み。咽痛。
このタイミングで体調を崩すなんて最悪だ。
深夜に38.1℃、明け方は37.5℃、急遽、ひんしゅくの休みをもらい、受診する。
急激な症状の現われで懸念していたが、インフルエンザではないことが判明し
とりあえずひと安心。
5種の薬を処方され、帰宅後はずっと布団の中に身を横たえていた。
16時55分、友人からのメールで目を覚ます。

佐橋くんと松さんが結婚。

ビックリした。
心がほんの少しだけ痛い。
でも勿論、3年前の交際発覚報道ほどのショックはない。
「サタデー?ナイト・ライブ・ショー」で
「ガセだからね、来春っていうのは」と言っていたわけがよくわかった。
佐橋くんが「今日の出来心」でファン向けのメッセージをくれたのがうれしかった。
佐橋くん、おめでとう!
末永くお幸せに。
そして何があっても佐橋くんが自分にとって「世界一のギタリスト」であることに変わりはない。

夜、上司からメールが届く。
「ニュースで知りました。発熱の原因はこれだったんだね」
そうか、身体がこの知らせを予感していたのか。すごいなー自分。
いえいえ、関係ないと思います(苦笑)。

ミュージック

2007-12-23 | Music
Happy Birthday! kyOnさん。
50歳おめでとう。
チャボさんもMCで触れてくれたのがうれしかった。

「天皇陛下おめでとう~。今日、おまわりさん多いよね。
 あとキーボードのkyOnくんの誕生日です。
 あいつの誕生日はいつもおまわりさんが多い」(笑)

14時開場、15時開演。
まるでチャボさんのDJタイムのような時間。
大好きな横浜サムズアップで、麗と蘭3daysの最終日を観る。
整理番号は100番台、ほぼ最後に近かった。果たして座れる席があるのか。
幸い出入り口付近のカウンター席をキープ。
初めて座るカウンター席、ここなら椅子をずらしながら何とか死角なくステージを見られそうだ。
開演前、いつものようにホットティーを注文してゆっくり過ごす。久しぶりに林ワタルさんを見かけた。
撮影が入るのはうれしい。
「昨日おとといは手抜いといた。今日は女の子は可愛い子が多い。昨日はブスばっか」
といつものように笑わせてくれるチャボさん(笑)。
「俺達のマニフェストみたいな曲だ」と「I'm A BAND MAN」
それぞれの楽曲を終えると、チャボさんの差し出した手に公平くんが手を重ねるシーンが微笑ましい。

 生きるヒントなんて どこにでもあるな
 お金出して求めたりしなくても
 答えがたとえ見つからなくたって
 顔つきって ことばを超えるかも

「おいしい水」、今夜もまたこの曲に心を救われる。
「あこがれのSouthern Man」、エンディングの2人のギターの掛け合い、そして調和に息を飲む。
「悲惨な争い」から「Power To The People~」とチャボさんが叫び、
すぐに「SOSが鳴ってる」に続く流れが素晴らしい。
ビートルズへの想いを語ったあとに歌う「Get Back」、いつになく心に響いた。

アンコール。
「残業やる?。今日サムズアップ最終日なんだ。千秋楽なんだ。残業やっていいかな?。
だいたいもう死ぬほどやったと思ってるんだけど、まだ6時くらいじゃないか?」
とチャボさん(笑)。
「平和ブルース」いったん終わっても、公平くんが「チャボさん!もっとギター!」と叫ぶ。
チャボさんは客席へガンガン進み、やがて私の目の前を通り、左隣りの男の子の膝の上に腰掛ける(笑)
公平くんは客席の椅子に乗り、立ち上がってかき鳴らす。
十数分間、もの凄いグルーヴだった。
チャボさんは「救いの神様」という言葉を頭につけて「ミュージック」を歌う。
出逢って17年になるという2人。
「3年後には20周年のアルバム出しましょう」と公平くん。「3年後といえば、僕が50でチャボさんが60ですね」
「ムッシュめざしてがんばりまーす」とチャボさん(笑)。
ラストナンバーはいつものように「夏の色調」。
横浜最終日、素晴らしいステージだった。
それにしても、これほどまでにミュージシャンに愛されるライブハウスは珍しい。
またいつかここで麗蘭のライブを観たいと思う。

終演後、横浜そごうへ。
いつ渡せるかさえわからないkyOnさんへの誕生日プレゼントを選んだ。



麗と蘭
2007年冬期限定アコースティカルライブ『1+1』
2007.12.23(SUN)@横浜Thumbs Up
仲井戸CHABO麗市(Vo,G)土屋公平(G,Vo)
(整理番号115番)

01 ミッドナイト・ブギ
02 運
03 たそがれSong
04 マンボーのボーイフレンド
05 I'm A BAND MAN
06 Well Alright
07 光るゼブラのブギー
08 おいしい水
09 Rivers of Babylon
10 あこがれのSouthern Man
11 悲惨な争い
12 SOSが鳴ってる
13 Blue Blue
14 Get Back
Encore
15 One Plus One
16 平和ブルース
17 Merry X'mas Baby
18 I Feel Beat
19 ミュージック
20 夏の色調

Merry X'mas Baby

2007-12-21 | Music
もう何十回訪れたかわからないほどの大好きなハコ、横浜サムズアップ。
整理番号は若くなかったが、狙っていた正面テラス席に着席することが出来た。
開演までの決して短くはない時間、給仕で動き回る店員たちを眺めていると
彼等彼女等が皆、麗蘭のツアーTシャツを着ていることに気づいた。
デザイン、色、サイズは様々。それぞれに着こなしている感がいい。
いつもはあまりグッズを買い求めない私だが、思わず受け付けカウンターへ足を運び
Tシャツを2枚、手に入れてしまった。

テラス席は多少の距離はあるが、視界良好。
ステージかみてにはこの時期ならではのクリスマスリースが光っている。
「金曜の夜、みんな最後まで楽しんでってくれ~」とチャボさん。
麗蘭として正式にこのステージに立つのは今夜が初めて。
シュールな世界を歌う「マンボーのボーイフレンド」
「ゼロからやりなおすんだ」の歌詞に言及して
「この歌を亀田に歌わそうかと思っている」とチャボさん(笑)。
客席のフィンガースナップの協力を得て歌う「Well Alright」
「ニューアルバムとはいえ大事なことは忘れてない。公平に1曲歌ってもらう!」
「このギター、横浜に帰ってきました。サムズアップの店頭にあったギターを僕が直して使ってます」
と嬉しそうな公平くん。
唸るギター、カッコいいブギー! 最高だ。
テラス席のせいか、時々チャボさんがこちらを見てくれているかのような錯覚(苦笑)。
「Blue Blue」では広くはない客席を巻き込んで、ものすごい盛り上がりになった。

アンコール前のグッズ宣伝コーナーはさらに拡大版で笑わせてくれる。
公平くんがチャボさんを後ろに向かせ「男の背中」(笑)。
ファンクラブについてまでも言及し「一度入ったら出られない、とかそんなんじゃないから」と。
この時期ならではのスペシャルは「Merry X'mas Baby」
久しぶりに生で聴けてうれしかった。
続く「I Feel Beat」「ミュージック」で心身共に熱くなる。
そして私が年末の京都磔磔に行かないというのは間違いだと確信した。



麗と蘭
2007年冬期限定アコースティカルライブ『1+1』
2007.12.21(FRI)@横浜Thumbs Up
仲井戸CHABO麗市(Vo,G)土屋公平(G,Vo)
(整理番号45番)

01 ミッドナイト・ブギ
02 運
03 たそがれSong
04 マンボーのボーイフレンド
05 I'm A BAND MAN
06 Well Alright
07 光るゼブラのブギー
08 おいしい水
09 Rivers of Babylon
10 あこがれのSouthern Man
11 悲惨な争い
12 SOSが鳴ってる
13 Blue Blue
14 Get Back
Encore
15 One Plus One
16 平和ブルース
17 Merry X'mas Baby
18 I Feel Beat
19 ミュージック
20 夏の色調

プチネル

2007-12-17 | Music
定時に職場を飛び出し、目黒へ。
ぎりぎり19時半近くに飛び込むと、そこは久々に体験する大混雑ぶり。
先に入場した友人が、かみて立見スペースの最前、申し分の無い立ち位置をキープしていてくれた。
プラットホームのように白線が引いてあるには思わず苦笑い。

目黒Blues Alley Japanにて「プチネル」を観る。
達郎さんのレコーディングやライブ活動を支える強力なバンド「Nelson Super Project」
彼等が集まって楽しいセッションを繰り広げるライブ。
今回はサックスの土岐さんが不参加ということだけで「プチ」が付くのだという。
久しぶりだとは思っていたが三谷さんの口から「5年ぶり」と聴いてビックリした。
客層はさすがに年齢層が高く、それが逆に妙に落ち着いて安心だったりする。
メンバーは皆驚くほど変わっていない。
ただ一人青純さんを除いては(苦笑)。

ミタリン(三谷さん)のいつまでも慣れない感じの司会進行ぶりや
久美さんの姉御肌、難波さんのやわらかい雰囲気、国分さんの美しい高音ボーカル、
ひょうひょうとしている広規さん、そして実は昔から密かに好きだった重実さん。
場内の柱の陰に隠れてしまって、直接の姿はなかなか見られなかったが
目の前のモニターでその笑顔とプレイを見る。
MCで実は「テツ」(鉄道マニア)であるとミタリンに触れられ
「一番好きなのは京浜急行。結構アナーキー」
と静かに、けれど熱く語っていたのが嬉しかった(笑)。
今では聴き返すことの少なくなったアルバム、懐かしい音楽が時間を超えてしみてくる。
難波さんと重実さんのオルガン&キーボードの応酬が続く「Dadly」、素晴らしかった。

約30分の休憩時間。
客席スペースで談笑するなべちゃん(渡辺宏さん)の姿を久しぶりに間近で見ることが出来た。
まりやさんのNHK特番で、彼の姿を見かけたのは昨年春だったか
その時初めて彼がまりやさんに関わっていることを知った。
昔と少しも変わらず、精悍でカッコよかった。
友人が第一部の途中で言及していたのだが、まりやさんが楽屋スペースで見ていることを実感した。

第二部。
佐橋くんは再び自ら「16歳年上のミニチュアギタリストです」と第一声。
久しぶりに聴く「さよならが言えない」、エンディングコーラスが美しい。
私はやっぱりこの人のギターと歌声が好きなんだなぁ…
「さるお方のレコーディングに行って、今日のことを根掘り葉掘り聞かれた」と難波さん(笑)
広規さんは「最近MCに凝ってまして」、伝説となった福山公演遅刻のエピソードに沸いた(笑)。
「さるお方の次のツアーは青山純の減量にかかってるらしい。これ相当プレッシャーなんだよね」と青純さん(笑)。
ところで、なぜ今ネルソンなのか、達郎さんのツアーの前哨戦なのか、気になるところだ。

アンコール。
久美さんがサンタの衣装に着替えて登場。
ミタリンによる「クリスマス・イブ」
そして達郎さんの口調をそっくり真似する難波さんの紹介で待望のまりやさんが登場!
これまでは達郎さんのライブのコーラス隊として、遠くから見るだけだったまりやさん。
こんなに近くで見れるなんて!
ジーンズ姿でラフに、けれども細くて綺麗、素敵。
「5年前、たっつぁんのライブに私がプロデュースした某女優さんが見に来ていて
 彼女はスタレビのすごくファン、しかもミタリンのおっかけをしていたって…
 ところが『16歳年上の』…どうゆうこと?!」
誰よりも佐橋くんに鋭く突っ込んだまりやさん(笑)
そして歌ってくれたのは、懐かしい「家へ帰ろう」
あまりにも素晴らしいクリスマスプレゼントになった。
「We Are Nelson」では久美さん主導で場内大合唱、楽しい時間だった。
退場時、近くの通路を通った佐橋くんに前日書いた手紙を渡すことに成功。
ネルソンは
私が佐橋くんに夢中になり始めた頃の、何かきゅんとした気持ちを思い起こさせてくれる、
最高の演奏技術を持った人々だった。
今度は是非達郎さんのツアーで!



プチネル
2007.12.17(MON)@目黒Blues Alley Japan
青山純(D)伊藤広規(B)佐橋佳幸(G)難波弘之(Key)重実徹(Key)
佐々木久美(Vo)国分友理恵(Vo)三谷泰弘(Vo)
Special Guest:竹内まりや
(立見自由)

01 Work To Do
02 Oasis
03 浮気なルナ
04 憧憬
05 Dadly
06 Love Glows
Pause
07 Lesson#1
08 I Can Say I Love You
09 さよならが言えない
10 Ain't No Mountain High Enough
11 Freeway Of Love
12 Our Music
Encore
13 We Wish You A Merry X'mas
14 クリスマス・イブ
15 家に帰ろう
16 We Are Nelson
17 Thank You

ふれあいコンサート ファイナル

2007-12-12 | Music
晴れのちくもり。
クイーンズスクエアの大きなクリスマスツリーのモニュメントが美しい。
寒くはないのに、いつの間にかそんな季節になったことを知らされる。

再びパシフィコ横浜にて、くるりふれあいコンサートファイナルを観る。
今夜は3階席の最前列左端。遠くとも死角はなく昨夜よりもずっと見やすい位置だった。
音の良さは高いところでも感じ取れる。
双眼鏡を駆使しながら、ステージ全体を楽しむことが出来た。
岸田繁の歌の上手さ、楽曲の良さを堪能する。
磔磔で未だに演奏する彼等が、こんなホールでもやってしまうなんてすごいことだ。
岸田は昨日と同じハット、サスペンダー、真っ赤なパンツ、ブーツ姿。
ギタープレイは変な格好でもカッコよく見えるから不思議だ。
第二部の開始直前、オーケストラのメンバーが客席に弓を振り、観客が応える。
楽しいコミュニケーションに客席がざわめいた。
「アマデウス」「家出娘」に連夜心を奪われる。
「ジュビリー」もうずっと昔からこの曲を知っていたような気がするのは何故だろう。

 Jubilee
 歓びとは 誰かが去るかなしみを
 胸に抱きながらあふれた
 一粒の雫なんだろう

本編ラストを飾るにあまりにふさわしい。
後半のドラマティックなアレンジに再び感動する。
これまでいくつかのオーケストラを観たが、さすがに本物は違う。
そして言うまでもなく、佐橋くんのサポートは素晴らしかった。

アンコール。
物販宣伝コーナーの担当は佐藤社長(笑)。ウィーンの駅名がプリントされたTシャツ等、モデルにスタッフを使う。
佐藤くんの語りは和むなぁ~と思う。求めるは京男(笑)。
昨日は無かった2人きりの演奏「男の子女の子」貴重だった。
オーケストラのメンバー紹介時には、その一人が「恋人の時計」の一節を見事に歌い、盛り上がった。
最後は再び「ブレーメン」
素晴らしいセッションだった。
「めったに出来ることではない。31年間生きてきて一番幸せ」
そんな岸田繁の言葉が心に残った。



くるり
ふれあいコンサートファイナル
2007.12.12(WED)@パシフィコ横浜国立大ホール
岸田繁(Vo,G)佐藤征史(B)
佐橋佳幸(G)あらきゆうこ(D)渕上祥人(Cho)遠藤由美(Cho)岡崎昌幸(Cho)
ウィーン・アンバサーデ・オーケストラ
Stefan Schrupp(指揮)
(3階D1列1番)

01 ハイリゲンシュタッド
02 ブレーメン
03 GUILTY
04 恋人の時計
05 スラヴ
06 コンチネンタル
07 春風
08 さよなら春の日
Pause
09 グッドモーニング
10 惑星づくり
11 ARMY
12 アマデウス
13 家出娘
14 アナーキー・イン・ザ・ムジーク
15 飴色の部屋
16 WORLD'S END SUPERNOVA
17 ジュビリー
Encore
18 男の子女の子
19 ハローグッバイ
20 言葉はさんかく こころは四角
21 ブレーメン

くるり

2007-12-11 | Music
小雨。
数年ぶりのパシフィコ横浜、みなとみらい線のおかげでアクセスは随分とよくなっていた。
観覧車が雨に煙っている。

これまで、ARABAKI ROCK FES、アッコちゃんのさとがえるコンサート、
COUNTDOWN JAPAN、J-WAVE LIVE等、
様々なイベントでそのステージを体験してきた、京都発最強のバンド、くるり。
ついにその単独ライブを観る日が訪れた。
とはいえ、オーケストラとの共演。これは「単独」ではなく、「一大イベント」と言うべきなのだろう。
スタンディングが禁止であること、二部制のステージであることが事前にアナウンスされていた。
500円の薄っぺらいプログラムにセットリストが載せてある。まるでクラシックコンサートのようだ。

2階席から双眼鏡を駆使してステージを眺めていると、佐橋くんのアンプ「Bad Cat」がよく見えた。
開演してみると、2階席は意外と傾斜が少ないことがわかった。前列の観客たちの頭でステージは見にくい。
しもてにコーラス隊3名とウィーン・アンバサーデ・オーケストラ、かみてにドラムセット、佐橋くん、
中央に岸田繁、そのやや左にオーケストラ指揮者、岸田の後方に佐藤くん。二十数名の集うステージは圧巻だ。
岸田(メガネなし)の真っ赤なパンツと佐藤くんの民族衣装のような出で立ちが目立つ。

岸田が指揮者に合図を出してほとんどの楽曲がスタートする。
その一瞬の緊張感が心地良い。
本場オーケストラとの見事な融合。「ブレーメン」は感動的だった。
佐橋くんはジャズマスター、ストラト、レスポール、ブズーキ、
ペダルスティール、KOKOMODEL等で魅せてくれる。
特に「春風」「ジュビリー」の後半のソロは岸田とのバトルも含めて素晴らしかった。
「アマデウス」では佐橋くんは椅子に腰かけて休憩。
続く「家出娘」は、日本語と郷愁的なメロディーが美しく響き、オーケストラとのセッションが一層興味深かった。
ほとんどMCのないステージ、
「今日は完全着席制となっております。立つと周りにいるSPからバンと打たれますんで」(笑)と注意を促す程度。
アルバム「ワルツを踊れ」で最もカッコよかった「アナーキー・イン・ザ・ムジーク」、やはり生は最高だった。
アンコール。
メンバー紹介では、佐橋くんを「お師匠さんですよ。楽屋で殴られながら、血のにじむような特訓ですよ」(笑)
オーケストラのメンバーも一人一人紹介し、「言葉はさんかく こころは四角」
鳴り止まない拍手に促されて、再び「ブレーメン」、客電はついたまま。そして1階席は総立ち。
一節ごとに拍手がわき起こり、この時ばかりは鳥肌が立った。

ステージ後半からアンコールにかけて
かみてステージ袖から見守る小田さんの姿を発見。
白いセーターにマフラー、手にはプログラム。2階席からならではの特典(笑)
かなり目立っていたのだが、双眼鏡を使用しない人々にはわからなかったようだ。
京都音博でセッションし、「クリスマスの約束」でも共演を果たした間柄。何だか幸せな気持ちになった。



くるり
ふれあいコンサートファイナル
2007.12.11(TUE)@パシフィコ横浜国立大ホール
岸田繁(Vo,G)佐藤征史(B)
佐橋佳幸(G)あらきゆうこ(D)渕上祥人(Cho)遠藤由美(Cho)岡崎昌幸(Cho)
ウィーン・アンバサーデ・オーケストラ
Stefan Schrupp(指揮)
(2階C16列13番)

01 ハイリゲンシュタッド
02 ブレーメン
03 GUILTY
04 恋人の時計
05 スラヴ
06 コンチネンタル
07 春風
08 さよなら春の日
Pause
09 グッドモーニング
10 惑星づくり
11 ARMY
12 アマデウス
13 家出娘
14 アナーキー・イン・ザ・ムジーク
15 飴色の部屋
16 WORLD'S END SUPERNOVA
17 ジュビリー
Encore
18 ハローグッバイ
19 言葉はさんかく こころは四角
20 ブレーメン

Get Back

2007-12-09 | Music
快晴。
出勤日よりも早起きをし、横浜から高速バスで仙台へ。
東北道を下るうちに次第に雲が増え、仙台駅東口に到着した時には時折小雨が落ちていた。
利久東口分店にてぐるなび定食をとり、大満足。
その後のんびりと歩きながら、国分町経由で会場まで移動した。

会場前で盛岡と東京から来た友人達と顔を合わせる。
すでに列が出来ていたが、入場の際に番号チェックをしないという緩さ。
仙台HEAVENにて麗蘭のライブを観る。
4年ぶりに訪れた小さな会場。15時開場。
チャボさんサイドの前から3列目に着席。前列に男性が座ったせいもあり、時々チャボさんのプレイが死角になる。
それでも、入退場の時には2人に触り放題の席でもあった。

いつも派手なシャツが印象的な公平くんは、今日は黒のラメシャツ。
2人お揃いのペンダントは実は天使の形をしていて、店長がプレゼントしてくれたという。
一昨日は同じ仙台HEAVEN、
昨日は、清志郎とともにジョン・レノン・スーパーライブ@日本武道館に出演したチャボさんは
オープニングからしばらくは歌声にも疲労感が感じられたが
ステージが進むにつれ、そんなことも忘れさせてくれた。
「Well Alright」では夏の海岸線を思い描きながら、フィンガースナップを続ける。
「仙台だとみんな何処に泳ぎに行くの?」とチャボさん。
「七ヶ浜」という声が上がると、ちょうど左隣の男の子が「七ヶ浜から来たよ~!」とアピール。
以後、事あるごとに彼は「七ヶ浜」といじられることに(笑)。
合わせて盛岡の友人Tさんも、途中からチャボさんが気づいて何度も名前を連呼されていて
ちょっぴりうらやましかった。

「ミニアルバムとはいえ俺は大事なことは忘れていない。公平に1曲歌ってもらう~!」とチャボさん。
いつしか大好きになっていたカバー曲「Rivers of Babylon」
エンディングのチャボさんのフレーズがあまりに長かったため
「どっか行っちゃうのかと思った」と公平くん(笑)。
「Southern Man」のエンディングは、2人のタイミングと音程がうまく合っていないように感じてしまった。
「Get Back」の前には、公平くんが武道館の話題をふってくれたおかげで
チャボさんの口からジョンのこと、ビートルズのこと、ヨーコさんのこと、元気になった清志郎のこと等
いろいろな想いを直接聞くことが出来て嬉しかった。
退場時には自然と「ありがとう」という言葉が出て、チャボさん、公平くんの手を握ってしまった。

終演後、ロックカフェ「ピーターパン」に寄るもまだ開店しておらず、残念。
仙台駅までゆっくり歩き、お土産を買ったあと、待合室で身体を休める。
しばらく目をつぶっていたのだが、虫の知らせかふっと目を開けた時に
チャボさん、公平くん、伊藤社長が改札方面へ歩いていく姿が見えた。
そしてなんと同じはやての4号車だった。
公平くんは黒のボーダーのセーターにパープルのベスト、カッコよかった。
チャボさんはサングラスに帽子、上着とも黒づくめ。
「庶民との距離を作りたくないんだ。見かけたら気軽に声かけてくれ」
とチャボさんはMCで言っていたけれども、そう簡単にはいかない(苦笑)。
心の中で「ありがとう」と言いながら、東京駅でさよならした。



麗と蘭
2007年冬期限定アコースティカルライブ『1+1』
2007.12.9(SUN)@仙台HEAVEN
仲井戸CHABO麗市(Vo,G)土屋公平(G,Vo)
(整理番号18番)

01 ミッドナイト・ブギ
02 運
03 たそがれSong
04 マンボーのボーイフレンド
05 I'm A BAND MAN
06 Well Alright
07 光るゼブラのブギー
08 おいしい水
09 Rivers of Babylon
10 あこがれのSouthern Man
11 悲惨な争い
12 SOSが鳴ってる
13 Blue Blue
14 Get Back
Encore
15 One Plus One
16 平和ブルース
17 I Feel Beat
18 ミュージック
19 夏の色調

クレフィン@BYG

2007-12-02 | Music
のぞみ66号にて京都を発ち、品川へ。
コインロッカーに荷物を預け、渋谷を散策お買い物。
その後からBYG前に並んでみた。
予報は晴れのはず、けれど次第に雲が広がり気温も下がってきた。
店頭では長い時間ひとりで雑誌「ブルータス」(特集:ギター愛)を読んでいたのだが、
斜め向かいのやや怪しげな店から店員が出て来て
「お待ち合わせですか?さっきからずっと立ってるってうちの店長が心配してるんですけど」
と話しかけてきた。
大丈夫です、心配ありがとう(苦笑)。
やがて友人達と合流。民族の大移動組(笑)。
始まってしまえば、長い長い待ち時間のことも忘れてしまう。

渋谷BYGにてクレフィンライブを観る。
kyOnさんの真正面最前列。この密室感、距離感がたまらない。
「ピアノライダー」「Fuckin' Time」のエンディングの決めが何故か「ゲッツ!」(笑)
「いや~流行ったね」
「ここだけ2時間練習した」とkyOnさん(笑)
さすがにタンクトップではなくなったYANCYさん。相変わらず笑顔が素敵。
前半に演奏された「Such A Night」今夜も心を打つ。
kyOnさんのインナーはブルースリーTシャツ、昨日より衣装が派手になった(笑)。
「On The Beach」での後半のソロは凄かった! 何もかもが壊れて飛んで行ってしまうのではないかと思うほど。
第二部。
「Hobo Train」のあと、「久しぶりにデュエットタイムを」とリクオさん。
kyOnさんが客席のほうへと回り、YANCYさんはピアニカ演奏と歌で「Sunny Side of The Street」
途中、テラス席まで進み、客席を巻き込んでの大合唱。とても素敵な光景だった。
移動するYANCYさんに追いやられるかのように動くkyOnさん(笑)
こんな光景もBYGならではのことだろう。
「BYG出演アーティストにはBのつくバンドが多い」と語ったあと、kyOnさんの歌は
「オーシャンゼリゼ」のメロディーで「青いシャツ着て」with YANCYさん。
歌詞の中に「渋谷」が出て来るので、と。これもまた素敵。
リクオさんは中島みゆきカバーで「流浪の詩」with kyOnさん。
何度聴いてもカッコいいと思う。kyOnさんのコーラスもピッタリ。
クレフィンで演奏するのは初めてという、ソウルフラワーユニオンの「道草節」
♪べっぴんさんの笑顔があって我らは生きる♪そうさ風を切って道草は続く♪
サビはあっという間に大合唱へと変わって楽しい。
kyOnさんがこぶしを回して歌うので爆笑(笑)。
「Louie Louie」では
「アリーナ立て!アリーナ!」とkyOnさん(笑)。指の動きが目の前で観れるなんて本当に幸せ。
kyOnさんの真正面でIQゼロになった(笑)。
昨夜はリクオさんは大阪十三、kyOnさんは京大西部講堂、
「そら朝まで飲んだわ」とkyOnさん。
「おれらパタッと死んだりするんかな」とリクオさん。
いやー(泣)
3人とも忙しいから、新しい曲はやらないのでは?という予想は見事に外れた。
リクオさんやkyOnさんが言うように、BYGにはきっと何かが棲んでいるのだろう。
忘れ難い夜になった。
また是非ここでクレフィンのステージを観たいと願う。



CRAZY FINGERS
2007.12.2(SUN)@渋谷BYG
Dr.kyOn+リクオ+YANCY
(整理番号1番)

01 MICK'S BLESSING
02 ピアノライダー
03 Fuckin' Time
04 Hammer Street
05 Such A Night
06 Jungle Fight
07 Sleepin'
08 On The Beach
Pause
09 Hobo Train
10 On The Sunny Side of The Street(YANCY+リクオ)
11 青いシャツ着て(Dr.kyOn+YANCY)
12 流浪の詩(リクオ+Dr.kyOn)
13 Eastern & Western
14 道草節
15 Louisianna Breakdown
16 Louie Louie
17 ミラクルマン
Encore
18 Jesus On The Mainline
19 光