閑散とした国立競技場駅から、徒歩約10分。
もちろん初めて訪れるビクタースタジオ。
その3階、一番大きなスタジオが今夜の会場。
椅子がいくつか並べられ、決して見やすくはないが、
独特の雰囲気を十分に味わいながらの貴重なライブとなった。
おぐちゃんのメジャーデビューアルバム「Summer Guitars」購入者対象キャンペーン、
「小倉博和スペシャルアコースティックライブ」
"厳正なる抽選の結果"当選通知が届いたのは1月中旬だった。
「当選」はもちろんのこと、スタジオでのライブに何だかワクワクしていた。
観客は男性が半数以上、ギター小僧(親父?)が集まっていて
微笑ましい光景だった。
おぐちゃんはブラックを基調としたシャツにロングベスト、カッコいい。
そう、ひと昔前よりも確実にカッコいい。
アシスタントの藤本くん、個人的にはお久しぶり。
そして、10年ほど前、
山弦の全国ツアーを追っかけしていた若かりし頃?の自分のことや、沢山の友人知人たちのことを想った。
皆、今でも山弦を大好きだろうか。
今となっては本当に楽しい想い出ばかり。
いきなり「次のアルバムから」と新曲を披露。
その後は、新作からの楽曲を数曲。
マーティンギター1本とは言えども、サンプリングや藤本くんのアシストで様々な音も融合させながら
豊かな音楽を披露してくれる。
途中、MCではビクターのシンボルの犬の話(ニッパーくん)や
ビクタースタジオで最初に関わった作品が「稲村ジェーン」であること、
直近ではkokua、屋敷豪太のドラムセットがここで、私はあっちのブースで、とか
渡米する際、成田で若いファンの男の子にもらったちんすこうを、西海岸の公園のリスに撒いた話など(笑)
集まった私たちを大いに楽しませてくれた。
アンコールも「次のアルバムから」と新曲を。
今年はまた自分の音楽をやっていきたい、と嬉しい発言があった。
最後には、おぐちゃんの希望とのことでスタジオ内で全員と記念撮影を。
おそらくこの先2度と足を踏み入れることはないであろう空間。
数えきれないほどのセッションやレコーディングの音が沁みついているであろう空間。
貴重な場所で貴重なひとときを過ごすことが出来て、うれしかった。
そして
おぐちゃん、お誕生日おめでとう。
またきっといつかどこかで。