はーちゃんdays 2

大学生の娘と高校3年生の二人の子供の父親。

詩羽のいる街 (角川文庫) 面白かった。

2016年11月07日 | 買った本、読んだ本
詩羽のいる街 (角川文庫)
山本 弘
角川書店(角川グループパブリッシング)


不思議な話でした。
詩羽という女の子が人のために親切をする話。
人と人の間に入って触媒の役割を果たすと言っています。
二酸化マンガンに過酸化水素水を加えると、酸素が発生するときのようなかんじですが、、

触媒自身の人生はどうなってしまうのか??
それもけっこう気がかりです。

実際に行動を起こす人間が偉いと私は思います。
具体的な方法を考えてそれを実行する。それが最終的には一番難しいですが、必要なことなんでしょう。

ひとにありがとうと言える人間、ありがとうと言われる人になるにはどうしたら良いのか?
そんなことを考えてしまう小説でした。

詩羽が結婚してこどもを産んでどんな子育てをするのか?
そんな続編も読んでみたいです。