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つれづれなるままに・・・・

無言館(戦没画学生慰霊美術館)

2019-01-04 | 旅行

今年の年末は長野県上田市へ ここへ来たら行きたいと思っていた場所が無言館

塩田町という所の山間にひっそりと建つ美術館です

どんな美術館というと 無言館は窪島誠一郎氏により

信濃デッサン館の分館として平成9年に開館した美術館で

第二次世界大戦で戦場で散った画学生たちの残した絵画や作品 イーゼルなどの愛用品を展示しています

以前 テレビでここで若くして戦争の犠牲になった画学生らの作品を前に20歳の思いを新たにする無言館の成人式を見て

いつか訪れてみたいと思っていました

この成人式には 亡くなられた樹木希林さんや池上彰さんなどが出席されています

美術館はすごく静かでひっそりとしていました

戦争犠牲者の作品なので もし生きていたら素晴らしい芸術家になっていたのかもしれないと思いました

今生きているのは こうした多くの方の犠牲があったからこそ・・・思いを寄せていかなくてはと改めて思いました

私は 若くして命を落とした彼らの叫びというか声というかそんなものが聞こえてくるようだった

何故なら 学生たちが出征前に愛する家族や恋人を心を込めて描いていて とても切ない気持ちになった

また 家族に宛てた手紙も心が痛んだ

昔は今と比べると 家族の関係というのはもっと密な関係で それを感じる手紙や作品でもありました

第二展示館の傷ついた画布のドームは何とも言えない雰囲気・・・

平和への祈りが聞こえてくる場所のようだ

無言館の言葉の通り 私は終始無言になってしまった

でも 亡くなっていった彼らの思いは無言ではなく 心を強く打たれる熱いメッセージだった

いつまでもこの平和な世の中が続きますように・・・