最近子どものことや大雪で読書時間が減っていたのですが、気分転換に軽く読める本を読んでみました♪
人気ヴァイオリニスト葉加瀬太郎さんが音楽の歴史や知識、作曲家のエピソードを楽しく書いています♪
勿論私自身知っているエピソードや知識も載っているので、そうそうと思わず相槌を打ったり
何度聞いても笑える話は一人でクスクス笑ったりしながらあっという間に読めました♪
中でも葉加瀬さんの大好きなブラームスの話はかなり詳しく書かれていました
ブラームスお勧めの曲まで詳しく紹介されています
私もその気持ちわかります…なぜなら私も大好きだからです♡
家で読書をしたり家事や事務仕事をしている時よく流しています
紹介されていた曲でよく聞くのは交響曲1番、2番、4番、バイオリンソナタとクラリネット五重奏
どれもブラームスの代表曲
中でも私は交響曲とクラリネットの作品が好きでよくクラリネットソナタや五重奏曲聞きます
ブラームスは音楽史上ロマン派に属する作曲家ですが、彼の人生もとても興味深いです
やはり自分の先生であったシューマンの奥さんのピアニストであったクララとの関係です
音楽家には何かしらのロマンスがあるのですが、このクララとブラームスは究極っていうか・・・
本にも書かれていましたが、クララの夫のシューマンは精神を病んでいてライン川で投身自殺未遂を図りますが
療養所に収容されて亡くなるまでの2年間、ブラームスはシューマンの家に住み込みみたいな状態で
クララや8人の子供の面倒を見ていてクララの相談相手にもなっていたそうですが
シューマンが亡くなってからは距離感が生まれ恋愛が親密な友情に変わったそうです
でも・・・私も葉加瀬さんと同様ブラームスは生涯クララを愛していた・・永遠の恋っていうか愛を貫いたと思います
葉加瀬さんはクララの息子フェリックスはブラームスの子だと言っておられますが真相はどうなのでしょう!?
夫のシューマンの最後の言葉は、僕は知ってるよ・・という意味深な言葉だったらしいので二人の関係を疑ってたのでしょうか!?
因みにクララはブラームスより14歳年上です・・・クララはブラームスにとって女神だったのでしょうね
ブラームスは先生であるシューマンを敬愛していたから結婚には至らなかったと思いますが
間違えなくこの二人はお互いを尊敬しあって深い愛情で結ばれていたと私は思っています
クララが亡くなって1か月後くらいからブラームスは急激に衰弱して1年後に亡くなりましたから
生きていく上でクララが支えになっていたのでしょうね・・・
そしてクララも・・・ブラームスの誕生日を祝う手紙が絶筆ですから・・・
なんだか女性の私からすると羨ましいくらい愛されていて、クララってよっぽど魅力的な人だったのでしょうね
今みたいにメールでやり取りは出来ないから2人は手紙のやり取りをたくさんしていて
二人の書簡集をいつか読んでみたいと思っています
と・・・私も葉加瀬さんのようにブラームスを語ってしまいましたがそれくらい素晴らしい作品ばかりです
作品に込められたクララへの愛のメロディーは本当に美しく素晴らしい♪
葉加瀬さんの本の話をするつもりがブラームスの話になってしまいました
いろいろな作曲家の話が時代を追って書かれているのでクラシックに興味がない人でも楽しく読める一冊です!