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つれづれなるままに・・・・

マニラ大聖堂

2010-07-04 | 
アジア唯一のカトリック教国ということで
街のあちらこちらに教会があった。



最初に訪れたのが、マニラ大聖堂。
ここには大きなパイプオルガンがあるということは知っていました。
東京のサントリーホール(パイプの数は5800本)ほどではないですが、
パイプの数は4500本とか!?

ちょうど日曜礼拝を行なっていて
教会に入った瞬間・・・鳥肌が立ちました。
言葉を失って、なんて神々しい場所なの!?
とにかく、今までに味わったことのない雰囲気。

おまけに、パイプオルガンと歌が
教会中に響き渡っていて
気がつくと涙が溢れて止まらなかった。
パイプオルガン、歌、教会のステンドグラスや空間・・・
全てが調和して見事だった。
やはり音楽の本質は調和・・・・

そういえば、のだめカンタービレでもこんなセリフがありました。
「1500年くらいまえは、
神の作った世界の調和を知るための学問が、
天文学、幾何学、教論、音楽だったんだ。
本来、音楽(ムジカ)とは調和の根本原理そのものを指していて、
理論的に調和の真理を研究することが「音楽」だった。」

やはりキリスト教音楽があったからこそ
音楽って発展していったと思う。
まさかマニラでこのような機会に恵まれるとは
思っていなかった。
あまりにも美しすぎて・・・・
音楽の和音進行Ⅴ度からⅠ度に解決する瞬間
自分の雑念が全部消えて体の力が抜けて素の自分がいた。
なんて幸せなんだろう・・・。
生きていてよかった。

Ⅴ度の和音って感謝の音かも。
ほら、よく学校とかでピアノで気をつけ→礼→直れ
って弾いてるのがⅠ度→Ⅴ度→Ⅰ度の和音。
隣にいる友人にもホント感謝・・・
愚痴を聞いてもらったり、ワガママも言ってるし、
随分助けてもらったなぁ・・・・
今回はマニラにまでやってきて手間を取ってるし。
でも、何も言わずいつも応えてくれて
感謝の気持ちでいっぱいになりました。

友人にわがままを言って最後まで礼拝に参加した。
友人がここを案内してくれて
本当に素晴らしい時間を体験することが出来た。
私は音楽の美しさを体感すると共に
友人に出会えたことをこの場所で神に感謝した。

その時のことを今思い出しても涙が出る・・・
子どもにその話をしたら、
きちんと献金したの??と言われた。

もちろんです・・・・
すばらしい感動体験をさせて頂いて。

礼拝が終わるとバッハの主よ人の望みの喜びよが流れてきた。
コンサートホールで聴くものよりも
はるかに心地の良いパイプオルガンの響きだった。