
もう、ぼくが『思い出』とか『未来』とか言うと、「また肛門の話か。」と思われてる気がする。
きのうの夜、急に山下久美子を思い出し一晩中聞いてた。
『赤道小町ドキッ』などの初期ではなく、『宝石』とかの大ヒット期でもなく、『SINGLE』とか『微笑みのその前で』等の布袋さんと夫婦だった中期の山下久美子。もうとにかくその頃の山下久美子がすき。高校生のとき、軽音楽部で山下久美子のコピーバンドも少しやってたから特別に懐かしくなるのだ。
音楽は『瞬間冷凍装置』で、その時の温度、空気、日差し、におい、笑い声など、全てを一曲に閉じ込める。そして年月が経ち、その曲を聞いたとき、あの日の全てが解凍され時を超えてよみがえり体を包む。
これがまたユーミンみたいにしょっちゅう聞いてない山下久美子くらいの時が一番よみがえり度が高いのだ。
夏、汗、水道、けんか、視聴覚室、すれ違い、すき、定期券、それだけでうれしい。すんごいいろんなものがよみがえった。