「この声を聞いていられるなら、もう他になにもいらない。」
吉田美奈子ライブ。
集中しすぎて、無になって、宇宙になった。
平井堅が、吉田美奈子を評して、
「神にうたうことを命ぜられた人。」
と言っていたけど、まあそうでしょう。
山下達郎が吉田美奈子のことを、
「日本一うたがうまい人」と言っていたけどまあそうでしょう。
あるファンの人が、
「美奈子さんのうたを聞くと命をもらった、という感覚になる。他の歌手の人では感じたことのない感覚だ。」
と書いてたけど、それすっごいわかる！！
あしたもあります。
10月もあります。
先日、野犬に襲われかけたのがマジ怖かったので、
今後のためにも野犬対策を調べてみた。
「ジャンプ傘を開けて威嚇する。」
とか、そう言ったマイルドな方法を期待していたんですけど。
そこに書かれていたのは、『死闘』とも言える恐ろしい体験談ばかり。
『コートを着ていたら脱いで左手に巻き、まずはそこを野犬に噛ませ、空いた右手で野犬の足を奪い、仰向けに地面に叩きつけた後・・・。』
・・・怖すぎてこれ以上書けない。
結局は『どれだけ生きたいと思う気持ちが強いか。』だそうです・・・。
「ぼくの自然好きなんて所詮、安全が保証された自然なんやなあ。」
と思い知らされた。
自然のままに共存する、とかではなくて、
人間に都合のいい自然。
なんか自分を知って愕然としたなあ。
そういえば、ビーチの隣にある釣り堀には、
『サメは釣れても持って帰れません。』
って書いてあった。
それもいま思うと非常に怖い。
生きていく上で、『危険』というのも非常に大切な要素だと前々から思ってはいたけれど、
思った以上に安全が好きな自分に気づいた今回の旅。
もうちょっとだけ強い人になりたい。
7月は食うにも困る貧乏に久々におちいったので、
8月はかなりがんばって働いてます。
やる気出したらお客さんもいっぱいきてくれて、
やっと生活落ち着いてきた。
そして自炊する時間がなく、コンビニ弁当の毎日。
「あ〜！作ったもん食べたい！」
と思っていると、グッドタイミングでお客さんから手作りの差し入れ。
あ〜、なんか料理名忘れたけど、
手羽先がインドっぽくなってた！
めちゃおいしかった〜。
ありがとう！！
腰がカックンカックンなりながら、
なんとか船着き場に到着。
はっきり言ってもう早く帰りたい。
船が来るまであと10分。
その時。
違うルートから降りてきた野良犬どもがビーチに現れた！
時間はまだ4時。
普通なら夕日見ながらまだ泳いでる時間。
ほんま早く海から上がっててよかった。
この島の主人はあの犬たちなのかも知れぬ。
船が来ていよいよ出航。
島との別れはいつもせつない・・・。
とかって気分には一切ならず、
「ほんまなんなん！？犬！」
って気分でいっぱいでした。
さいなら〜！！
今回見られなかった仮面ライダーみたいなとこも、
切り崩された山の中に突如現れる信じられないほど美しい池とかいうものも、
すっごい見たいけど、もうひとりでは来れぬ。
武井壮みたいな人、見つけなきゃ。
もしくは、ムツゴロウさんでも。
帰りの船までの時間に、すこし島を散策したかったので、
海から上がって長ズボンに着替える。
もちろん野犬対策だ。
怖がりのスリル好き、それがぼく。
すこし歩くとすぐに舗装道路はなくなり採石場に。
立ち入り禁止。
来た道を戻りビーチの反対側へ。
島唯一の名所、『鹿公園』と家島十景のひとつ『淡賀盾崎』があるらしい。
その先にもうひとつの採石場があってそこがスンゴイんだって！
切り崩された山肌が、まるで仮面ライダー的な荒々しい景色だと書いてあったのだ。
しかし。そこで野犬に遭ったらしいので気をつけなければ。
長ズボンがぼくを守ってくれることを信じるしかない。
ビーチから歩きだしてまだ5分も経ってないその時。
ギェェェエエ〜〜〜！！！
野犬が6匹ほど束になって現れた！
まだ鹿公園にさえたどり着いてないのにだ！！
ワンワン言うとる。
チョー怖い。
「走ったら終わりやな、コレ。走ったら・・・。」
と思い、なんでもない風を装いながら、
ガクガクブルブル来た道を戻る。
男鹿島。
海はほんと最高でした。
水はとってもキレイで、すこしグリーンがかったブルー。
人はほとんどいなかった。
地元の子供たちが桟橋から飛び込んだりしてて、
めっちゃ仲間に入れてほしかった。
ひとり旅の醍醐味は、
感動を誰にも伝えられないこと。
どんなに美しい景色を見ても、
「くぅ〜〜〜！」とひとりでうねり、ガマンするしかない。
言葉に出さないからその想いが自分の中に充満して、発酵して、
いつまでも忘れられない景色になるのです。
寝転びながら見た、空と海と小石。
ミニマムでマキシマムで、
もうそれだけで宇宙。
♪さあ 出発だ いま 日が昇る♪
ひとり旅はいちいち、こころの中でうたう。
25分間の船旅。
・・・見えてきた〜！！
男鹿島です。スゴイです。
うぉーーー！
海めっちゃキレイ！
上陸だ〜！
桟橋を渡るといきなり繋がれていない犬が・・・！
「君、飼われてるよね？野犬じゃないよね？」
とビクビクしながら横を通る。
前日、『女王の教室』を見始めたら止まらなくなり、
3時間睡眠で起床。
7月に明石へ泳ぎに行った際、山陽電鉄の車内吊りで初めて知った、
男鹿島。
昔は採石場として栄え、人間の手によって切り崩された山肌は、
まるでグランドキャニオンだと言う人も。
すっげー行きたい。
でもいろんな人のブログを見ていると、
野犬がいっぱいいてエライ目にあった、という情報も。
野犬。怖い。
まずは姫路へ行き、バスに乗って姫路港へ。
停車ボタンはぼくが押しました。
終点やったけど、ぼくは押しました。
港っぽい雰囲気にまずはビールでひとりカンパイ。
♪今日もまた思い出したよ〜 さいとうさんのこと〜♪
名古屋土産を持ってはるばるご来店。
いつも通りいっぱい話して、
いつも通りいっぱいヒントをもらって、
そしていっぱい肯定してくれた。
普段は人の話を聞くのがすきな方だし、
愚痴とか悩みを聞くのもすきだけど。
さいとうさんにかかるといちころやわ。
いっぱい話聞いてもらって、
「ありがとう〜！！」
って見送ってからふと。
「はて？最近さいとうさんはどうなんやろ？」
って思って愕然とした。
自分の話しかしてへん・・・。
今度名古屋に行くときは、
自分の話が何もないときを選んで行き、
会うなり、
「さいとうさん、最近どう？」
って聞こうと思う。
今夜は友達と架空妄想ドライブ！
20歳の頃、カリーナEDをぶっ飛ばし海へ向かいながら聞いた曲。
海を後にせつなくなりながら聞いた曲。
夜中のドライブインで流れていた曲・・・。
よみがえる・・・よみがえるわ！
スピード違反で8万罰金来た思い出までもよみがえってきたわ。
お寿司も買ったし、ポテサラも作ったし、
後はキュウリとチクワ炒めるわ。
