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セラピストのつぶやき

まあ、おもにつぶやきです。オモニ!

敵か、味方か

2022-03-25 00:32:47 | 哲学


ああ・・・修行やわ。


1巻の終わりでやっと出てきた若い男子、ペジテ市のアスベルもあっという間にどこかへ行って、またナウシカとジィさんたちだけで物語は進んでゆく。


そして「トルメキア」やら「マニ族」やら、誰が敵で誰が味方かぼくにはもう分からない。そこで思ったこと。


人間が思考するとき、「敵」か「味方」に分けて考えるって重要なことらしい。野球見るにしてもどこかひいきの球団を決めて応援することでたのしむ。どこもひいきの球団がなく、ただただ野球がすきで見てる人がいたらけっこうそれはすごい人だ。


こないだ見た『家、ついて行ってイイ?』に出てた人は、夫婦でベルリンの壁を壊しに行ったり、北朝鮮へ観光に行ったり、崩壊直後のソ連へ行ったりと、世界の歴史を間近で見てきたけど、別になんの思想もなく「ただ歴史的瞬間が見たかっただけ。」と言っててすごいなあ!と思った。「北朝鮮って言っても別に鬼が住んでるわけじゃなくて、我々と同じような人が暮らしてるんですよ。」って言ってた。


敵か味方に分けないで物事を考える、と言うのはけっこう難しいことですぞ。








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ウィル・ビー・アズ・ワン

2022-03-19 21:59:11 | 哲学


今日は一日『家、ついて行ってイイですか?』を見てた。当たり前やけどそれぞれにドラマがある。


「年寄りなんて山ほどいるし、どうせみんな同じような生活してるんやろ。」と思ってたけどそんなことなかった。それぞれに歴史がありドラマがある。当たり前。同じ人生などふたつとない。


養老先生が、「文明とは【同じ】にすることなんですよ。」って言ってた。ぼくのマンションは24部屋ほどあるけど、当然全ての部屋は同じ作り。文明がなく、荒地にそれぞれが家を建てたなら同じ家などひとつもできないはず。


文明が発達すると芸術も発達するそうだけど、それは【同じ】に対する毒出し作用のため全く違うものを表現する人が出てくるためらしい。そう思うといま芸術はその役割を果たせてるのかなあ?とも思う。


ぼくは昔からみんなが同じ意見になるのがなんとなく怖くて、たとえそれが「戦争反対。」という意見でもちょっとザワザワする。なんかもうその意見しか出してはいけない感じがなんとなく怖い。


ジョン・レノンは「ウィル ビー アズ ワン」を願ったけど、その輪の中に入るのを躊躇する自分もいつもいる。





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世界

2022-03-17 00:39:19 | 哲学
戸川昌子にそっくりな花をもらった。




ああ、ソックリ。


世界は狭くなり過ぎた。遠いウクライナのことでまでこころを傷めなくてはならないなら、こころを傷めやすい人は辛すぎる。世界はもっと広くていい。


ナポレオンが領土をどこまで広げようと、江戸時代の日本人は後々うわさは聞いたかも知れないけどまず募金はしてないと思う。情報と運搬技術と。まあ世界は狭くなり過ぎた。


リニアモーターカーによって国内も狭くなるけど、人間にしあわせを運んでくれるかな〜。


急に『風の谷のナウシカ』を読み出しました。はじめ、ナウシカが少年だと思い込んで読んでたので、「う〜ん、なんか変。なんかオカマっぽい。」と思ってたけど、やっとさっき少女だと気づいたところ。




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Pre&Past

2022-03-15 17:23:53 | 哲学


いよいよ大阪も春。てかむしろ初夏のにおい。



ぼくは、【きのうの自分】と【今日の自分】は基本的に別の人間と考えていて、だから「前◯◯って言ってたやん!」とか言われても「じゃあ、その人に言って。」と思う。


まあでも、これを100%こころから思ってたら生きていく上で支障があるので、30%くらいに抑えて、おととし買ったMacのローンだって一応払ってる。


最近思うのは、人間の苦しみの半分以上は、未来と過去のことなんじゃないか?と言うこと。未来の不安であったり、過去の後悔や恨みであったり。いま現在、体のどこかが痛いわけでもないのに苦しい。これは人間だけの特徴であって、犬や猫はその一瞬の「快」「不快」だけで生きてるんじゃないかと思う。


過去のことは過去の自分に任せて、未来のことは未来の自分に任せたい。


今日は高く凧が揚がった。






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1日、1日

2022-03-08 02:15:44 | 哲学


がんにでもなったら、1日1日を大切に、ひたむきに生きるもんやと思ってたけど。


あんまりそんなこともなかった。けっこうダラダラしてる。死が迫ってないからなのか、そういう性格なのか。病気になる前は「もしがんにでもなったら、残したい作品とか録音したりするんやろうなあ。」とか漠然と思ってたけどそんなことなかった。


『充実』ってなんやろ?「今日はこれやった!」って言えるものが毎日ちゃんとあることかな?いまは逆にそういう充実を求めなくなった気がする。焦らなくなったと言うか。けっこう自分では意外なことでした。


「本日もまあ生きております。」


それだけで十分、と言うかそういうもんなんかもね〜。















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白いカイト

2022-03-07 21:54:32 | 哲学


凧が到着したざんす。日が暮れてから到着したのでベランダで上げたいざんす。電線に引っかかるからダメざんす。


しかし、完成品かと思ったら自分で組み立てないといけないタイプ。飛ばない可能性は87%。



凧は、空を飛べない人間の代わりに空を飛んでくれる。そして、空から見た地上の景色を人間に想像させてくれる。


ドローンもよろしいが、あまりにも簡単に全ての景色が手に入り過ぎ、そこに人間の想像力が入り込む余地はない。


ああ凧よ、我に空からの景色を見せたまえ。



飛ばなかった場合は、凧が上がるとこを想像して、その凧が見ている景色を想像するだけだ。想像&想像の変態世界。












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2022-03-05 11:45:56 | 哲学


きのうはほんの1時間で自分の気持ちがコロっと変わってビックリした。


1人の人間の中でもそんな調子なのだから、世界のこととなるとそりゃ難しい。正しい答えなんてひとつもないと思うし、間違った答えもひとつもないと思う。人の数だけ答えがある。いや、1人で10個も20個も答えを持ってる人もいるわけだからもっともっと答えはある。


大切なのは自分と違う答えを消そうとしないこと。自分と違う答えこそ大切。「この人、頭おかしいんじゃないかしら・・・?」と思うくらいの意見こそ自分にとって大切なのかも。確固たる答えはもろい。


世界中の人がひとり残らず平和を願い人間がひとつになったとき、それでも人間は地球で生きていけるんだろうか?違った考えがひとつもなくなったとき、それで人間はしあわせになれるんだろうか?


いろいろ道はまっすぐではないので、久高島のまっすぐな道にあこがれる。







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当たり前のこと

2022-02-28 23:39:01 | 哲学


なんか清原がドラゴンズのキャンプを視察しに沖縄へ行って、バイク事故に出くわし人命救助したらしいんよね。そしてその後のインタビューで、


「当たり前のことをしただけです。」


って言ってるらしいんすよ。いいなあ〜。ぼくも言いたい。でもこれって結構難しい一言なんよね。


「例えばの話、外出の際にドアに鍵をかけて、『当たり前のことをしただけです。』って言ってもそれは違うんですよ。この場合、当たり前のことをして当たり前だと言っても意味がないんです。つまり、言い手と聞き手双方に、『なかなか出来ることではないざんす。』と言う共犯の思いがあって初めて成り立つ言葉なんです。」


深そで浅そな今日の整。
































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野生の風

2022-02-28 16:42:44 | 哲学


2月も最終日。店の鍵を大家さんに返して、あたらしい春のはじまり。


空っぽの店を見て、お客さんからせつないめのメッセージが次々届いた1週間でした。ぼくはまたやりたければやればいいので、あまりせつなくもなく、全ては成り行きまかせな感じがここちよい。野生の風のように生きていくだけだ。


「空っぽ」の漢字は「空」なのね。そして「そら」とも読むけど「くう」、梵語では「スーニャ」と読む。


今回は人生で一番ものを捨てた。そして「空っぽ」、すなわち「零(ゼロ)」を手に入れた。たいへん気持ちがよい。


仏教の勉強は早々とやめてたけど。全てのことは因縁によって生まれそして消えて、それは「縁起」と呼ばれ、移り変わりゆく中で変わらず固定されたものなどはなく、それが「空」である。


自分がわかってないからうまく説明できん。


でも「空」になって春がはじまろうとしている。その感じはわかっている。








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スプリングマン

2022-02-22 20:32:13 | 哲学


奥田民生がユニコーンを解散したとき、1年間休んだんよね〜。それを当時、井上陽水が「若いのにエライ!」ってすごく褒めてて。仕事しなくていいなんてうらやましいから、なんで褒められてるのかその時はよくわからなかった。


いまは仕事休んで3ヶ月。すっげードキドキしてきてます。なんやろ?罪悪感まではいかないけど「いいんかな?」って思ってしまう。この不安の正体はどこから来るのか。まず考えられるのはやはり「役に立ちたい」という想いが捨てられない。そしてもうひとつは「忘れられたらどうしよう?」みたいな感じ?


病気で休んでてもコレなんだから、やはり民生はすごかったと思う。1年間休んで、その後その時の年齢である『29』という力の抜けたアルバムを出した。そしてそれがその後の民生を決めた気がするなあ。


28歳の民生はすでに人生をロングランな目線で捉えられていたのだ。それが井上陽水の言った「エライ!」なのだと思う。


死後の世界のことまで考えてるわりには、簡単に目先のことにとらわれるぼく。ロングラ〜ン、カモン!














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