goo blog サービス終了のお知らせ 

セラピストのつぶやき

まあ、おもにつぶやきです。オモニ!

あたらしい空

2022-04-21 20:19:19 | がん日記



♪あっしたは病院〜 先生に会える〜♪


先生もすき。退院以来初の診察。手術で取った直腸にまだがんがあったかの結果がわかる日だけど、取ったことなのでそこはあまり気にしてない。


手術前の説明の時に、「ちゃんと引っ付くかどうかが問題です。」と言われたけど、それは1ヶ月の問題なのかもしくは半年、1年スパンの問題なのか聞かなければ。お酒とかできる我慢ならしようと思う。


がんサポーターの勉強もとりあえず始めてみた。予想通り「あなたの考えを押し付けないようにしましょう。」って書いてあった。「間違ってると思ってもひとまず受け入れましょう。」とも。わかってるけどさ〜。


後、「他の病院の悪口を言わない。」って言うのはまあ言うつもりもなかったけど、逆にほめるのもよくないらしい。病院の良し悪しなどは、個々人によって全く異なるので「あそこの病院はよかった!」とかも無責任にペラペラ言うのはよくないらしい。


なんかしゃべることなさそうになってきた。


傾聴か!なるほど。


きのうに引き続き焼肉たべま〜す。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

がんとお金

2022-04-20 18:21:31 | がん日記


貯金はま〜ったくしないので病気がわかったとき、友達はぼくの体のことと共にお金の心配までしてくれた。


しかし、付き合いや片想いで保険だけはいっぱい入ってたんよね〜。特に昨年、片想いでがん保険に入ってた。がん家系じゃ全くないので「必要なさそう〜。」と思いながらその人がすきやから入った。このように片想いにはいいことがたくさんある。


保険に入ってたおかげで入院が延びてもこころ穏やかに過ごせたのでほんとによかった。


あとは国のいろんな制度にもたくさん助けてもらいました。年齢や収入により異なるけど『自己負担限度額』という制度があり、例えば年収210万円〜600万円世帯ならひと月に支払う医療費の上限は8万円と少し。年収210万円以下世帯なら月に57600円。もっと年収高くてもちゃんと制度は受けれます。前もって『限度額証明書』を提出しておけば、退院の際には限度額分の支払いとなります。(食事とか実費は別)。


病気をすると、体のこと以外に仕事のこと、家庭のこと、お金のことなどいろんな心配が出てきます。その中でお金のことは相談に乗ってくれる人が病院に必ずいるはずなので、ひとつずつ心配ごとは減らしてゆきましょう。


そんなわけでここまで、治療費、生活費、店の閉店費用など保険とトントンでなんとかなりました。ここからはなんともならんから働かなきゃ〜!











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

傾聴

2022-04-19 22:15:27 | がん日記


がんサポーターの資格みたいなんを取りたくなっていろいろ調べ中。


気持ちとしては、知ってることで楽になることがたくさんあると思うし、患者さん本人もやけど特に家族の人は自分のことじゃないだけに苦しかったりすることも多いと思うので、そんなときに救いとなる知識をお伝えできるような自分になりたい。


まあそういうのがすきだし、向いてるとも自分で思ってた。しかし、いろいろ読んでいくうちに決定的に向いていない自分の資質に気づいた。それは、


『自分の考えを押し付けすぎる』。


「死後の世界は絶対ありますって!!」とかすごく言いそう。たぶん求められる人物像は、静かに相手のお話を傾聴し不安にそっと寄り添える人。これは難しくなってきたぞ。


ただ、これを乗り越えたらすごい。自分が変わる。万が一恋人が出来たときなんかにも、立派な自分になってりゃ2週間で別れるとかなくなりそう。


変わってみるのもたのしそう。傾聴したくなってきた。勉強するぞ〜。


後は、催眠術のときみたいに2週間で飽きないことを願うだけ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

帰宅

2022-04-18 18:08:02 | がん日記


2泊3日、実家暮らしより帰宅。


たまに年配のお客さんに、「さぞかしおやさしい息子さんなんでしょうね。」と思われることがあるけど全くそんなことはない。体が弱ってたときは多少しおらしくもなってたけど、もう元気なので考え合えへんとこは全力で言い返してきた。


実家に帰ってよかったことはエロい夢を何篇か見れたこと。15年くらい前、かなり本気で片想いしてた人が出てきていやいや添い寝してくれた。いやいやでも全然うれしい。


術後、左足に痺れが残ってるんですが、この辺はもう薬とかリハビリとか思ってなくて一晩の添い寝で治るはず、と本気で思ってる。いやいやでいいから添い寝してほしい。


こうしてマンションに帰ってチョコパイ食べてると、どう考えても母に言い過ぎた気がする。あ〜あ。


電話しとこ。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フワフワ

2022-04-10 13:20:08 | がん日記


今日も朝からいい天気。


あたたかさが五月のあたたかさに変わってきた。住んでるのは同じ場所なのに、やたら懐かしく感じる。こころと体はまだフワフワしてて気を抜くと死にそうになるけど、なんかそのフワフワ感も気持ちいい。


ちょっとだけ出かけようかと思ったけど入るズボンがない。全部腹のとこが止まらんぞ。


入院中3kgくらい痩せてもいい設定で入院したけど、痩せるどころか1kg太って帰ってきたんよね〜。ズボンの前にパンツもきつい。全部Lに買い直した。


あらたしい人生が始まろうとしている。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022-04-08 08:17:56 | がん日記


ひさしぶりに家で迎える朝。


動き出したくてウズウズしてます。今日にでも物件探し始めたいけど、術後2週間はゆっくりしてよっかな。


今後の予定は、病気になってから一度も実家に帰ってなかったのでちょっと何日か帰って、それから物件探しに行こうと思う。


きのう帰ってから気づいたけど、すごいさみしい。たぶん入院中毎朝9時になると看護学生さんが来て、そこから夕方までお腹の音聞いてもらったり、脈計ってもらったり、お腹の音聞いてもらったり、脈計ってもらったりしてたからだと思う。ひとりがさみしい、とか初めてかも。


河童でも飼おっかな〜。入院中、『カッパの飼い方』ってマンガを読んでてかなり飼いたくなってる。でも河童は一度でもエロ本見せたらエロガッパになるって言うし、なかなか飼い方がむつかしいみたい。


河童飼ってもいい物件あったらおしえて〜。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再生

2022-04-07 13:46:48 | がん日記


家帰ってきた〜!!


家もいいねぇ。「家もいい。」ってのは、それだけ病院もよかったということやけど。


体も、そしてこころも治してもらって帰ってきました。


いまはただただせつないです。もちろん恋のせつなさもあるけど、もっと大きくせつない。地球レベルでせつない。ぼくが再生しようとしている。また地球で生きていくことの覚悟ができてせつない。不思議な感情。


退院の際、ちょうど病棟の入口にたくさん看護師さんがいてみんなで見送ってもらいました。迎えにきてくれた友達が、「学生さん、すごい悲しそうな顔してたよ。」って言っててそれもせつない。


お礼はだいぶ伝えられました。でも「こう言えばよかったかな?」とか後から思って、でもそう言う体験が言葉で伝えることの大切さを教えてくれるのでしょう。


帰りにちょっとだけ花見もできました。帰って『好きになってよかった』聞いてたらそっちはそっちでやっぱりせつない。


こりゃどうしようもないぞ。










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後の夜

2022-04-06 19:48:20 | がん日記


退院ってこんなにせつないものだったかしら?


先ほど前回の入院のとき同室だったおじさんに話しかけられ、どうやら同じ病気で同じように治療してきたみたい。いい時期にロボット手術を受けれて、いい先生に出会えて。わかりあっちゃったねぇ。


お礼を伝えてもらった集中治療室の看護師さんも、わざわざ部屋に来てくれた。ちゃんと直接お礼が伝えられました。


今回の入院にはいい思い出しかない。この病院がだいすきだ!


退院までに後やるべきことは、残ったお菓子を食べることと学生さんにお手紙を書くことだけ。


かかわっていただいたすべてのみなさんありがとうございました。おひとりおひとりにこころより感謝申し上げます。


今回の入院もブログで見守っていただいたみなさんもどうもありがとう!














コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

言えなかったお礼

2022-04-05 13:11:35 | がん日記


病院での生活は、伝えられなかったお礼で溢れてる。


例えば退院するときも、お世話になった看護師さんみんなにお礼を言えるわけではなく、その時出勤してる人にしかお礼は伝えられない。


そして例えばぼくの場合、おおみそかも出勤して治療してくれた放射線技師の人にもお礼を伝えられていない。放射線がめちゃくちゃ効いてがんはほぼ消えたのに、だ。


溢れながら伝えられない感謝の気持ちを抱きながら、象になったみたいにせつなくなる。


そんな中でどうしてもお礼を伝えたかった集中治療室の看護師さんにはお礼を伝えられることになった。看護学校の先生が伝えてくれることになりました。これで安心して退院できる。



今回の退院で働きます。あさって退院。












コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロボット手術とは

2022-04-04 17:39:44 | がん日記


恋したり、骨盤底筋体操したり忙しく暮らしています。


結局『ロボット手術』とはどんなものだったのか書いてなかったのでわかる範囲で書いていこうと思います。


ぼくが受けたのは、『ロボット支援下直腸切除術』。ロボットが勝手に手術するわけではなくて主治医の先生が操作して手術を行います。ぼくの周りには何人かの医師と看護師さんが立っていて、主治医の先生はぼくに背を向けコンソールに向かって操作します。


利点はまず、

①小さい創口と少ない出血量。ぼくの場合、おへそを含めてお腹に4つ小さな穴が開いただけ。おへそ以外の穴の痛みは術後もなかったです。そして、

②ロボットアームにしかできない動き。関節の360°回転など狭い空間でも自由に鉗子を操作でき、手ぶれも防止されます。

③視野の向上による確実性。視野を自在に拡大できることにより、骨盤内の様々な残すべき神経を温存できる。


直腸がんの手術は排尿機能に障害が残ったりすることもあるそうですが、いまのところそういう感じはないです。


ぼくは運がいい。ぼくは病院では四例目だったそうですが、あと数ヶ月早ければこの手術は受けれてなかったかも。


守られていること、そしてなにより先生に感謝です。











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする