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セラピストのつぶやき

まあ、おもにつぶやきです。オモニ!

訂正

2022-06-08 10:14:58 | がん日記


いや〜、昨晩はそう思ったけどきっと違うな。


ひとつひとつを思い出せば、ちゃんと戦ってたし、ちゃんとがんばってた。



人は、「こうありたい。」という自分を演じるために無意識に事実を変えることがあって、たとえ自分のことであっても本当の気持ちを掴むことはむつかしい。


いまはまだ時間が経ってなくて客観視できてないけど、何年後かにすごいうれしいことがあった時、あの時がんばってくれた自分に感謝するときが来る、そんな気がする。



最近は早起き。店行ってきまあす。







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書籍化

2022-06-08 01:03:45 | がん日記
半年ぶりに会ったお客さん。入院以来ずっとブログを読んでてくれたみたいで、


「私が編集者なら書籍化してるわ。」


と言ってくれた。ので早速書籍のタイトルを考えてみた。



【たたかわない闘病生活】。



どうも病気と戦うガッツのようなものがぼくにはあまりなく、「う〜ん、死んでもいいけど幸せでいたいなあ。」とずっと思ってた気がする。全体としては『川』って感じだった。お茶わんに乗ってあんまり漕がず「どんぶらこ」と流れてた気がする。


戦わないぼくに対して、先生はじめまわりの人はめちゃくちゃ戦っていただいたんだと思います。


今週もひさしぶりに会うお客さんいっぱい。めちゃくちゃうれしい予約も入ってる。バルコニーないけど、渚のバルコニーから手を振ってお迎えするわ!





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HOSPi

2022-06-07 20:54:42 | がん日記
朝起きてベランダに出ると夏の雲だった。



「看護師さんによって言うこと違う。」って言う人たまにいるけど、「当たり前やん。」って思う。みんな同じならロボットみたいで怖い。


♪ジャカジャ〜ン

やさしい看護師さんと〜おっかない看護師さんと〜

無口な看護師さんと〜おしゃべりな看護師さんで〜

世界は回ってる〜地球は回ってる〜♪



ロボットと言えば、ぼくが行ってる病院には『HOSPiちゃん』と言うかわいいロボットがいて、各病棟に薬を運んだり毎日せっせと働いている。


ぼくがロボット手術を受けたことを聞いた友人が、「HOSPiにやってもらったん!?」と驚いていた。


まあ!なんてメルヘンなんでしょう。



その写メほしい。









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ラストナンバー

2022-06-06 13:47:58 | がん日記


1週間仕事がんばったし、パー!っと病院へ。


まあ、それくらいすき、あの病院。


つぎの手術の術前検査スタート。でもCTとか内視鏡とか何度もやっていて、もう初めての経験は何もない。むしろこれからはひとつひとつが最後になっていく。



先日、最後のストーマ外来へ行ってきました。人工肛門や皮膚についての特別な資格を持つ看護師さんの外来。とてもかっこよくてやさしくてだいすきな看護師さん。いつもぼくのやり方を尊重してくれた。ぼくが入院中、唯一グズった人工肛門の受け入れからお世話になり、その後のケア、生活上の問題など全てにおいて手助けしてもらった。主治医の先生と同じくらいお世話になった人。


次の入院のときも会えるらしいけど、診察室を出るときはとてもせつなかった。


ぼくは20年に一度しか病気をしないので、つぎの入院でいろいろ最後になると思う。



こりゃ思ったより次の入院はせつなくなりそうだ。







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手術延期のお知らせ

2022-06-03 01:00:55 | がん日記
先生のご都合で手術が1週間延期となりました。


なので、7月10日まではこのまま営業します。



先生のこともすきなわけやし、せっかくの機会やから、


「ぼくと学会のどっちが大事!?」


って聞けばよかった。



そして・・・そして、いっそ・・・嫌われたかった・・・。




絶対嫌われたくない。





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新感覚

2022-05-09 16:08:12 | がん日記


後遺症のこと、たまにご心配いただきますがほぼないです。


ただ排尿の際の感覚はちょっと前と違うようで、ただオシッコしてるだけなのに射精してるみたいに気持ちいい。


なんの因果でこんなことになったのかは分かりませんが、麻宮サキだってなんの因果でマッポの手先になったのかいまいちわかってないみたいやし、たとえ自分のことでも分からないことがあってもいいんじゃないかな?と最近は思います。



ごめん。いい話になった。




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MAY

2022-04-28 19:05:51 | がん日記


♪MAY 内緒でそう呼んでるの 初めて逢ったのもまぶしい木もれ陽の中

MAY 声に出して呼びたいな でもこれ夢だから 醒めると困るからダメ 教えないわ♪

ー作詞:谷山浩子 作曲:MAYUMI



斉藤由貴聞きながら淀川で飲酒。


初めの入院から一切飲んでなかったから実に6ヶ月ぶり。夕日を浴びながらぼくが戻ってゆく。


ぼくの乙女ごころをくすぐるのは、ユーミンでも古内東子でもなく斉藤由貴かもなあ〜。



何というか、ホモ組合の中にいる時はそれなりにモテたかも知れんけど、そこから出た普通の社会、学校とか会社とか。


その普通の世界では、すきな人ができても本人にバレないように気をつけて、もちろん告白なんてしない。


たぶんクラスの目立たない女子が、人気者の男子に恋したときのあの感じを誰より知ってるのかも。


ぼくに出来ることなんて、会えることを願って廊下を行ったり来たりするだけ。


いまだにバリバリ別冊マーガレットの世界で生きてまあす!













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『標準治療』とは

2022-04-26 02:12:09 | がん日記


治療中、生きるとか死ぬとかには興味があるのでいろいろ調べたりしたけど、実際の治療法や薬についてはほぼ何も調べなかった。


もちろん信頼できる先生に出会えた、というのが一番の理由。でももともとその辺はお任せしてしまう気質なのかも。


がんとわかった時、知り合いの看護師さんに、「先生の薦める標準治療を受けたらいいよ。」と言われ、「まあそやね。」と思っていたんですが、この【標準治療】と言う言葉の意味をずっと勘違いしてた。


『標準治療』と言われると、「普通の」「並の」治療と言うイメージがあり、金持ちならもっとすごい治療を受けたりするのかな?とか思ってた。


正しい意味をきのう初めて知りました。



【標準治療】とは・・・「大規模な臨床試験に基づいて効果の証明された現時点で最も推奨される治療法。」のこと。



もともと『スタンダードセラピー』の訳で、これを「標準」と訳してはいるけれど、「ジャズのスタンダードナンバー」とかに使われる方の「定評のある」と言う意味のスタンダード。


ぼくは「何が何でもがんを治す。」と言うよりは、「しあわせながん患者でいたいなあ。」とずっと思ってたのでなんとも思わなかったけど、人によっては「もっと特別な治療があるならそれを受けたい。」と思ってしまう言葉かも。


考えているようで何も考えていないのによく治った。全て先生のおかげです。
























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出発口

2022-04-23 09:53:44 | がん日記


がんになったことは、すごいいい思い出になりそう。


ぼくは飽き性なので、その時その時にハマってるものがあり同じような一年はあまりないけど、その中でもこの半年のことは、高校の軽音楽部や大学のときのぬいぐるみショーのバイトと同じくらい特別な色の思い出として残ると思う。その頃と同じくらいがんばって生きた。


そう思えるのは病気が治ったからかも知れないし、それは関係ないかも知れない。


「がんになってよかった。」と言う人は意外と多いらしく、それはぼくもなんとなくわかる。


不運として嘆いたその後は、神様からのギフトがちゃんと用意されてるんだと思う。



46歳にして夢精をしてしまい今日は早起き。








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grade3 『消失』

2022-04-22 13:44:54 | がん日記


病院行ってきました。


結果から言うと、考えうる一番いい結果です。切除した直腸からもがんは出ず、リンパ節も20個を検索した結果、転移0でした。


放射線の効果を5段階で表す【grade】という評価も、最高に効いたことを示す『grade3 消失』。


なぜそんなに放射線が効いたかというと、アトムの気分で放射線を受けていたからではなく、ぼくのがんは直腸に出来るには大変珍しい『扁平上皮がん』というがんで、そのため放射線がすごく効いた。でも、ちょっとはアトム気分で受けたことも効果があったかも知れません。


次の入院と手術は7月。いよいよ未来肛門にお別れです。


そんなに入院ばっかりして気の毒に思われるかも知れませんが、全然気の毒じゃない感じ。1度目の入院が「前夜祭」、こないだの入院が「文化祭当日」だとしたら、次の入院は後夜祭。もしくは「アフターパーティー」。


ちなみに1番恋人ができるのは後夜祭。


七夕に手術というのも大変ぼく好みな感じ。



よかった!ほんとよかった!全てにぜんぶに感謝でいっぱいです。





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