ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

新規ユーザーと盲導犬のユニットの出発式

2016年09月17日 | 日記

 無事に終わった出発式

 何年か前から盲導犬協会は「出発式」なるものを開催している。
 前年度中に盲導犬として出発した犬とそれを貸与されたユーザーへのはなむけの式典だ。
 今回はおかあさんが昨年11月に代替犬を貸与されたために出席した次第。
  ジャネットは先ごろからのおねしょや失禁のために おかあさんは式典への出席をしたくないと思っていた。
 式典は 全ての訓練士と盲導犬事業を支えてくれている事業所から出席された諸氏の前で行われる。
 そこで ジャネットがおもらしをすることは避けたい。

 しかし、そんな心配は杞憂に終わった。式典中も宿泊したホテルでも カフェでも全く問題なし。
 
 お陰さまで おかあさんは思う存分愉快に過ごすことが出来た。
 昨年度に盲導犬とユーザーとのユニットとして出発したのは 神奈川訓練センターで

23組。新人と大体をしたユーザーが半々、
 そこで 目立ったのが 一頭めのユーザーと二頭目3頭めのユーザーのスキルの違い。
やはり、8年近く盲導犬と接していた期間の長さは 盲導犬の扱い方に出てくる。
 おかあさんも一頭めのニッキーの時は あんな風だったのだなと懐かしく思い返した。

 ユーザーのコメントが多彩で会場を盛り上げたのだが、おかあさんは 何と 歌まで歌ってしまった。
 歌はイタリア歌曲だから誰にも理解が出来ない。
 会場の皆さん 度肝を抜かれてびっくり 。
 ジャネットは立ち上がって逃げ腰であったのはどうしてなの。

 2日目はグループではじめての場所へ何とかしてたどり着くという企画。
 グループの一人が わが町に勤務先があるという男性。
 最近 盲導犬と一書のソノ方のうわさを何度か聞いていたので、実際に色々な話が出来た。
 町に出きるだけ多くの補助犬同伴可ステッカーを貼ってくれるお店を増やしましょうと話し合った。。
 今回、初日に全員が集合した時、盲導犬たちは、他の子に勢い欲向かって行ったり
おしりの臭いを嗅ぎに行ったり落ち着かなかった。
 しかし 二日目には、それをほぼ克服して、たとえ エレベーターに何頭もの盲導犬がひしめいても静かにすることが出来たのだ。
 これはすごい事だと思う。

 ジャネットの持っている幼さが今回のイベントの中でどんどん修正されてきたのは大きな収穫であった。
 人も犬も出かけていって、多くの人や犬と接することで学ぶことがあるのだなあ。
そして、的確なアドヴァイスを頂いて おかあさんも成長出来た。
    このまま 良い状況が続いてくれることを期待しよう。
 

 19日はおかあさんの社交ダンスの発表会だ。これで 漸く落ち着いてダンスに向かうことが出きる。
 今年のドレスは白がベースの生地に髪の毛と同色の紫色のチュールが華やかに飾られたもの。丈は今までよりも少し短い。ほんの少しの丈だが、脚を上げた時に靴のヒールが裾に引っかからないので助かる。

 
 そして、好天を祈ろう。