ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

社交ダンスのデモンストレーションで店頭したが、

2017年09月20日 | 日記

ツルリ 店頭の社交ダンスのデモ発表だったが

 2日前の18日に 恒例の社交ダンスの発表会が開催された。
 おかあさんが出場し始めて、既に、27年くらいが経過した。
 初回は、社交ダンスの経験が無であった夫との競演。始めてから7ヶ月でお客様が500名も来た大きな会に参加。見えない二人でルンバを踊るという、とんでもないデモンストレーションであった。

結果はバッチリ。テレビ神奈川で10分間の特別番組を組んでくれたっけ。
 社交ダンスでは男性がリーダーとして女性を踊らさなければならないので、超 難しい役目。
 夫が王子様のような衣装で緊張して踊っていたことを思い出した。

 今年も遭いも変らずワルツを踊ったおかあさん。
 今年はおかあさんにとって初めてのスリリングな経験をした。
 それは フワリとリフトで飛びあがり、おっと きれいに上がれたわ「と思い、降りた瞬間、靴がツルリ。どんな風に床に着地ではなく、座り込んだのだろう。店頭だ。
 しかし、自分ではすぐにスックと立ち上がって先生に対面。
 あれ この先はどんなステップだったかしらと一瞬考えた。その時先生は「ロンデ」」と言われたので、その後は何事も無かったように、精力的に踊り終わった。

 今回のお客様は300名余り。
 そんなハプニングがあったのに、多くの方から「感動しました。」と言われて、おかあさんはびっくり、
 今の先生と組んで踊り始めて既に15年くらいになるだろうか。今まで本番ではパーッフェクトを続けてきたおかあさんの初めての失敗。
 これだけの年数をワルツ一筋に踊っていると、観客は、今年はどこまで進歩したかと思いつつ、見ているはず。
 それを、見事に裏切ったのに、感動とは...。

 今回、おかあさんが観劇したことは、おかあさんの店頭で踊りが途中で途切れたのに、先生は迷いも無く、おかあさんが引き続いて踊れることを察知。まさに その時の音楽を聞いて、何のステップで踊ればよいのかを支持されたことだ。
 
 これが長年のレッスンの成果なのだ。今まで経験しなかった失敗から、おかあさんは指導のダンス教師の素晴らしさを知ることが出来て、益々尊敬の念を深くしたのであった。

 後で聞いたら、転倒したのにソノ後を何事も無かったごとく、最期まで踊りぬいたことを観客は評価してくれたのだということだった。

 おかあさんは思う。この夏は自身の考えと違う意見に押されてしまい、不本意なことを受け入れなければ鳴らない羽目に陥ったことで、
 深く、精神的に且つ身体的にも不愉快な感じに汚染されていた。
このことが、大分影響したかなと思われるのだ。
 その気分は、今田に引きずっている。お花に例えると、真紅の彼岸花の何と無くメラメラしている花の感じ?
自分らしからぬことだ。
 もうすぐ彼岸。すっかり、秋の気配になれば、すっきりするかな。期待している。

 でも 日常的にいらいらしたり、暗い顔をしたりしていないのでまあ いいか。ジャネットも修学旅行から帰ってきたし、金木犀の香りの中をどんどん歩いちゃお。