ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

認知不全の患者への投薬の工夫

2019年01月11日 | 日記

認知不全状態の患者への投薬の工夫

 年明けから中旬までスケジュールが詰まっていた。1月6日映画「日々是好日」を見に行った。樹木希林さんの最後の作品。おかあさんは今年からお茶のお稽古を始めようと思っているので、是 幸いと思って出かけた。狭い映画館は満席だった。終わるころから、何だか喉がおかしい。幕がかぶさったようないやな感じで咳が出てくる。
 これは既にインフルエンザの兆候だったのだろう。翌日体温を測ってみると38度ある。
 心にもしかしたらという疑念が湧いてきた。翌日は1日中38度台。翌々日は 6度台まで下がるが又8度台へと上昇する乱高下状態。
  4日目に近所に住む友人が助け船を出してくれて漸くクリニックへ行った。
 寒い外には出かけたくないが往診のないクリニックなので我慢。検査の結果は
「おめでとうございます。。インフルエンザ A香港型デース」という意思の言葉にやっぱりそうかと変に納得して特効薬を頂いて帰宅。3種類の薬が似ているので友人が説明してくれるが、頭が働かないので困りましたね。
 この経験から認知に問題が出たら薬の管理は大変だと思った。思い返せば亡き夫がモルヒネを投与されて以来徐々に認知が落ちてきて一人で薬を管理できなくなったことを思い出した。
 その時は一回に飲む種類と量を一回ごとに分封してくれる薬局があり処方箋毎に500円だったかを支払って事なきを得た。
 一人暮らしで目が見えなくなって、しかも頭がしっかりと働かない場合は、投薬をする側にも間違いのないように工夫が必要となる。シール付きの小さな袋に入れるときは、アルミの台は全て取り除かなければいけないので手間がかかる。高齢化というのは、こんな所にも目を配る必要ありなのだ。

昨夜、そんなことを思いながら薬を取り出したら大きな錠剤がポトンと床に落ちた。
。これはまずいと床を手探りしていたら、ジャネットが何か落ちた?とやってきて、パクリ。
 おかあさんはあわてたが、今のところ体調の変化などはなさそうだ。

おかあさんが寝てばかりいるととっても寂しそうにしている。
あと数日の心棒だよ。
おかあさんはインフルエンザの予防ワクチンを打っていなかった。今年は周りの友人が何人もり患している。まだの方はこれからでも遅くはない。打った方が良いのでは。
 もう6日にもなるのに、食べ物の味がしないのには参った。早くおいしいコーヒーが飲みたいわ。