11月2日(金)花巻市教育委員会指定の学校公開研究会が、花巻市立花巻小学校で開かれました。
学校公開は、より開かれた学校を目指してさまざまな実践活動の様子を
地域の方々や保護者、教育関係者に公開することにより、
学校教育への理解と当事者意識の高揚を図るとともに今後の教育実践の研究に供するというものです。
今回の公開授業は、「一人一人の学びを保障する授業の創造」と題して
「教材」「他者」「自己」との対話を通して新しい教育の形を模索したものです。
概要説明、公開授業、提案授業、提案授業についての全体会、
そして学習院大学教授の佐藤学先生の講演と続きました。
公開授業では、各学年、各クラスごとにテーマを掲げ、それぞれの実践活動を公開し
提案授業では、考える力・学び合う力・発表し合える力を強化する新しい教育活動のあり方を提唱していた。
感想としては、授業は全体的に判り易く良く研究された内容となっており
今後の可能性を秘めた取り組みと言えます。
また、講演会では
今回の主題である「学びの共同体」構想による協同的な学びによる授業改革の推進について語られました。
「学びの共同体による学校」とは、子どもたちが学び育ち合う学校であり、
教師たちも教育の専門家として学び育ち合う学校であり、さらには保護者や市民も学校改革に協力し
参加して学び育ち合う学校づくりを言う。
「学びの共同体の学校」は、このビジョンによって学校の公共的使命である「一人残らず子どもの学ぶ権利を実現し
その学びの質を高めること」とその後の「民主主義社会の実現を準備すること」としている。
つまり、一人の子どもの学びを保障するためには、協同的な学びによって子供同士が学び合う方法
小グループの学びを中心とする授業改革が必要だと説いた・・・。
これらの実践により、子どもも教師も保護者や地域も少しづつ変化し、
改革の実を確実に上げつつあると現場の職員も口を揃える・・・。これは、確かな成果と言えそうだ。
今後のさらなる教育現場の改革に取り組み、「学びの共同体としての学校づくり」に期待したいものである。
私の所見; 以上のような教育改革を実現していくためには、現場の意欲と子どもの努力、
そして保護者や地域の協力は欠かせない要素です。
しかし、教育行政に携わる立場から言えば、学校教育をはじめとする教育制度や関連する諸施策についても
抜本的に見直すとともに、具体の施策を総合的かつ体系的に位置づける教育振興計画の充実と
実効性ある教育改革を進めなければならないと感じています。
また、教育に対する国民一人一人の意識改革もさらに重要と考えます。家庭教育こそ教育の原点だからです。
また併せて、教育は未来に対する先行投資であることから、教育投資は惜しまず
必要な施策を果敢に断行する必要があります。
しかし、現下の国・地方の厳しい財政状況の下で、教育投資の充実を図っていくためには
投資の重点化・効率化等、厳格な政策評価とその結果の反映に留意し、
さらなる積極的な情報公開と、幅広い国民的な理解を得ることが重要と考えます。
今後、私も文教常任委員としても、さらなる研鑽と情報収集と提供に努め、
国、地方の教育改革に果敢に取り組んで参りたいと存じます。
皆様のなお一層のご支持、ご支援を心よりお願い申し上げ、ご報告と致します。
照井
学校公開は、より開かれた学校を目指してさまざまな実践活動の様子を
地域の方々や保護者、教育関係者に公開することにより、
学校教育への理解と当事者意識の高揚を図るとともに今後の教育実践の研究に供するというものです。
今回の公開授業は、「一人一人の学びを保障する授業の創造」と題して
「教材」「他者」「自己」との対話を通して新しい教育の形を模索したものです。
概要説明、公開授業、提案授業、提案授業についての全体会、
そして学習院大学教授の佐藤学先生の講演と続きました。
公開授業では、各学年、各クラスごとにテーマを掲げ、それぞれの実践活動を公開し
提案授業では、考える力・学び合う力・発表し合える力を強化する新しい教育活動のあり方を提唱していた。
感想としては、授業は全体的に判り易く良く研究された内容となっており
今後の可能性を秘めた取り組みと言えます。
また、講演会では
今回の主題である「学びの共同体」構想による協同的な学びによる授業改革の推進について語られました。
「学びの共同体による学校」とは、子どもたちが学び育ち合う学校であり、
教師たちも教育の専門家として学び育ち合う学校であり、さらには保護者や市民も学校改革に協力し
参加して学び育ち合う学校づくりを言う。
「学びの共同体の学校」は、このビジョンによって学校の公共的使命である「一人残らず子どもの学ぶ権利を実現し
その学びの質を高めること」とその後の「民主主義社会の実現を準備すること」としている。
つまり、一人の子どもの学びを保障するためには、協同的な学びによって子供同士が学び合う方法
小グループの学びを中心とする授業改革が必要だと説いた・・・。
これらの実践により、子どもも教師も保護者や地域も少しづつ変化し、
改革の実を確実に上げつつあると現場の職員も口を揃える・・・。これは、確かな成果と言えそうだ。
今後のさらなる教育現場の改革に取り組み、「学びの共同体としての学校づくり」に期待したいものである。
私の所見; 以上のような教育改革を実現していくためには、現場の意欲と子どもの努力、
そして保護者や地域の協力は欠かせない要素です。
しかし、教育行政に携わる立場から言えば、学校教育をはじめとする教育制度や関連する諸施策についても
抜本的に見直すとともに、具体の施策を総合的かつ体系的に位置づける教育振興計画の充実と
実効性ある教育改革を進めなければならないと感じています。
また、教育に対する国民一人一人の意識改革もさらに重要と考えます。家庭教育こそ教育の原点だからです。
また併せて、教育は未来に対する先行投資であることから、教育投資は惜しまず
必要な施策を果敢に断行する必要があります。
しかし、現下の国・地方の厳しい財政状況の下で、教育投資の充実を図っていくためには
投資の重点化・効率化等、厳格な政策評価とその結果の反映に留意し、
さらなる積極的な情報公開と、幅広い国民的な理解を得ることが重要と考えます。
今後、私も文教常任委員としても、さらなる研鑽と情報収集と提供に努め、
国、地方の教育改革に果敢に取り組んで参りたいと存じます。
皆様のなお一層のご支持、ご支援を心よりお願い申し上げ、ご報告と致します。
照井