11月14日(水)から16日(金)の日程で文教常任委員会の行政視察に行って参りました。
行政視察は、テーマを絞って先進地事例をために開催されているもので、年間本会議休会中に実施されます。
今回は、和歌山県田辺市の秋津野コミュニティービジネスと図書館の視察、そして
兵庫県明石市におけるいじめ問題や不登校対策並びに淡路町の阪神淡路大震災の記念公園の視察を行いました。
初日、花巻空港より大阪国際空港に飛び、陸路田辺市に向かいました。
最初の訪問地田辺市秋津野では、秋津野ガルデンにおけるコミュニティービジネスの取り組みを学びました。
秋津野は、明治22年の大水害で壊滅的な被害を受けましたが、その後の数十年に及ぶ住民の努力で復興した町です。
昭和37年に旧田辺市と合併し、のちに平成17年の広域合併により近畿最大の面積を誇る都市に再生されました。
地域づくりの大きな転機は昭和32年の 1.教育の振興 2.住民の福祉向上 3.環境保全
を目的に設立された「社団法人上秋津野愛郷会」誕生に始まります。
しかし、この時期にまちづくりを目的に社団法人を設立するとは、誠に驚きでした。
まさに、住民の心意気と団結の強さを感じます。もとより、危機意識が根底にあったことは当然ですが・・・。
その後平成に入り、幅広い合意形成を図りながら、より活発な村づくりへの取り組みをと
平成6年に「秋津野塾」が設立され、さまざまなイベントや情報交換、体験学習等を通じ、地域の再生と発展に寄与してきた。
その功績が称えられ、平成8年には、農林水産部門の「豊かな村づくり事業」の天皇杯を受賞している。
平成11年には秋津野直売所「きてら」をオープンし、「俺ん家ジュース」工場を建設。
また、廃校となった小学校校舎を活用した「秋津野ガルデン」を開設し、直売所や宿泊棟、会議室を設けるなど、単にコミュニティーの場としてだけではなく、生産から販売までを行う、コミュニティービジネスを推進している。
さらに、平成19年には資本金3,330万円の農業法人株式会社「秋津野」を設立し、
食育事業、貸し農園事業、農家レストラン事業、オーナー樹園事業、田舎暮らし支援事業、地域づくり研修受け入れ事業等
年間有料利用者6万人を超える盛況ぶりを見せている。
都市と農村の交流施設「秋津野ガルデン」を中心にして展開される事業は留まることを知らず、地産地消の推進や
野菜会席の提供、バイキング料理の提供、みかんオーナー制度の実施、有休地を利用した無農薬野菜の栽培、菓子やジュースの販売、教育旅行の受け入れなど多岐にわたり、コミュニティービジネスの典型的な成功例と言えよう。
何より、驚いたのは、スタッフの使命感や情熱が半端ではなく、講師の話も圧倒されるばかりだった・・・。
実に見事な取り組みと言わなければならない。TPP問題どこ吹く風とはこの事です。
災害に負けず、失敗に挫けず、決して諦めない・・・。この人たちの情熱と行動力には脱帽です。
小さな村の大いなる挑戦 感服致しました見事と言わなければなりません。
地域再生の原点は、まさに人でした。
照井
行政視察は、テーマを絞って先進地事例をために開催されているもので、年間本会議休会中に実施されます。
今回は、和歌山県田辺市の秋津野コミュニティービジネスと図書館の視察、そして
兵庫県明石市におけるいじめ問題や不登校対策並びに淡路町の阪神淡路大震災の記念公園の視察を行いました。
初日、花巻空港より大阪国際空港に飛び、陸路田辺市に向かいました。
最初の訪問地田辺市秋津野では、秋津野ガルデンにおけるコミュニティービジネスの取り組みを学びました。
秋津野は、明治22年の大水害で壊滅的な被害を受けましたが、その後の数十年に及ぶ住民の努力で復興した町です。
昭和37年に旧田辺市と合併し、のちに平成17年の広域合併により近畿最大の面積を誇る都市に再生されました。
地域づくりの大きな転機は昭和32年の 1.教育の振興 2.住民の福祉向上 3.環境保全
を目的に設立された「社団法人上秋津野愛郷会」誕生に始まります。
しかし、この時期にまちづくりを目的に社団法人を設立するとは、誠に驚きでした。
まさに、住民の心意気と団結の強さを感じます。もとより、危機意識が根底にあったことは当然ですが・・・。
その後平成に入り、幅広い合意形成を図りながら、より活発な村づくりへの取り組みをと
平成6年に「秋津野塾」が設立され、さまざまなイベントや情報交換、体験学習等を通じ、地域の再生と発展に寄与してきた。
その功績が称えられ、平成8年には、農林水産部門の「豊かな村づくり事業」の天皇杯を受賞している。
平成11年には秋津野直売所「きてら」をオープンし、「俺ん家ジュース」工場を建設。
また、廃校となった小学校校舎を活用した「秋津野ガルデン」を開設し、直売所や宿泊棟、会議室を設けるなど、単にコミュニティーの場としてだけではなく、生産から販売までを行う、コミュニティービジネスを推進している。
さらに、平成19年には資本金3,330万円の農業法人株式会社「秋津野」を設立し、
食育事業、貸し農園事業、農家レストラン事業、オーナー樹園事業、田舎暮らし支援事業、地域づくり研修受け入れ事業等
年間有料利用者6万人を超える盛況ぶりを見せている。
都市と農村の交流施設「秋津野ガルデン」を中心にして展開される事業は留まることを知らず、地産地消の推進や
野菜会席の提供、バイキング料理の提供、みかんオーナー制度の実施、有休地を利用した無農薬野菜の栽培、菓子やジュースの販売、教育旅行の受け入れなど多岐にわたり、コミュニティービジネスの典型的な成功例と言えよう。
何より、驚いたのは、スタッフの使命感や情熱が半端ではなく、講師の話も圧倒されるばかりだった・・・。
実に見事な取り組みと言わなければならない。TPP問題どこ吹く風とはこの事です。
災害に負けず、失敗に挫けず、決して諦めない・・・。この人たちの情熱と行動力には脱帽です。
小さな村の大いなる挑戦 感服致しました見事と言わなければなりません。
地域再生の原点は、まさに人でした。
照井