「LOVEはなまき通信」元 花巻市議会議員 照井雄一のブログ

岩手県花巻市の元市議会議員・照井雄一です。
人任せにしない政治、まちづくりを先送りさせないための活動を報告致します。

LOVE はなまき通信 NO.26

2012-02-22 18:48:36 | 日記
花巻中央地区 ただ一人の保守系 改革推進議員
照井ゆういち後援会 会報 NO.26
花巻市議会議員 照井雄一 後援会長 福岡勝夫


1.今一度、花巻市民憲章の精神を心に刻もう! 

「花巻市民憲章」全文       平成19年3月1日制定

 わたくしたちは、花巻市民としての誇りを持ち、早池峰の風薫る豊かな自然と文化を大切にし、力を合わせて明るいイーハトーブの実現を目指します。

   1.じょうぶな体を持ち 深い知性を育てます
   2.すすんで働き 豊かなまちをつくります
   3.ひととふるさとを愛し 世界への眼をひらきます

 市民憲章は、市主催の行事ではよく唱えられますが、単に形式的な唱えごとではなく、市民の理念であり、理想とするまちづくりの方向性です。私たちは、今一度皆等しくこれらを心に刻み、市民の団結と行動の証としたいものです。

2.平成24年の花巻市の課題について

 平成24年の年等にあたり、本市の抱える諸課題について、整理しておきます。

1.新総合発展計画に向けて
 平成18年に合併新市が誕生して今年で6年。この期間は、新生花巻市の基盤を確立することが一番の目標でした。「強くて優しいまちづくり」「市民参画・協働のまちづくり」を基本理念に据えた総合発展計画にもとづき、旧市町からの課題の解決を図るとともに、財政の健全化と域内の一体感の醸成を進めて参りました。しかしながら、地域住民の一体感は、充分とは言えず、今後まだ課題は多い。また、総合発展計画の策定時と現状の乖離から、計画そのものを見直さなければならない状況になっており、現在平成25年度を目標年次に、見直し作業が進められています。今後計画の策定い向けて、真摯な議論を積み上げていきたいと考えています。

2.人口減少社会への対応
 本市の人口動向は、平成17年以降減少傾向に転じ、合併時10万5千人を超えていた人口も、平成23年時点で10万2千人台まで減少している。これは、全国的な傾向とは言え、人口の動向はまちの盛衰、各種計画の遂行にも大きな影響を与えることから、これ以上の人口減少に歯止めをかけ、安定した財政状況のもと、活力あるまちづくりを進めたいものであります。
 そのためには、各分野ごとの施策を今一度、見直す必要があり、住みよい町、住みたくなる町とは何かを改めて問い直す機会にしなければなりません。

3.住民自治の確立
 コミュニティー会議や振興センターを中心に、まちづくりへの住民の協働参画の見地から、自立した地域経営を、より一層前進させなければなりません。自分たちの地域は自分たちの手で築き上げようという意識をもち、住民本位のまちづくりを皆様とともに進めて参りたいと思います。

4.景気回復と経済の活性化の推進
 住民自治を確立し、住みよいまちづくりを遂行するためには、まず、働く場の確保と経済の安定を図らなければなりません。長引く景気低迷の中、地方はまさに疲弊しています。雇用の創出と活力ある経済活動が展開されるよう、思い切った政策を実施することが必要です。国の改革を待ってはいられません。今、地方で出来ることを確実に実行することが望まれます。

5.震災以後のまちづくり・・・
 先の震災以降、まちづくり、国づくりの基盤は大きく変わりました。もはy、従来の考え方では地域の発展は望めません。新たな視点で目標設定をし、新しい国づくりをスタートさせたいものです。そのためにも、新総合発展計画づくりは、重要です。市民の皆様の積極的なご提言をお願い致します。今がチャンスです!

照井


LOVE はなまき通信 NO.25

2012-02-22 17:06:26 | 日記
花巻中央地区 ただ一人の保守系 改革推進議員!!
「照井ゆういち後援会 会報 NO.25」
花巻市議会議員 照井ゆういち 後援会長 福岡勝夫

「明和会 行政視察報告」
 2011.11月8日~1


1.売れる農業、攻めの農業 長野県中野市
  
 信州中野市は、県都長野市から鉄道で30分、長野県北部に位置し、自然と歴史に恵まれた、日本のふるさとを目指す里山が拡がっているまちだ。どのか懐かしい風景に和まされる。

今回、TPP問題が国論を二分する大きな問題になっている今、農業でまちを元気にと、「売れる農業」「攻めの農業」を積極的に推進し、大きな成果を上げている中野市の現状を視察いたしました。

 中野市は、常に時代に先駆けて新しい美味しさづくりに挑戦しておいます。例えば、リンゴや葡萄の王様と呼ばれる「巨峰」を作ったのが昭和28年と早い。鍋物に欠かせない「エノキダケ」も当初は、冬季の副業的な栽培だったが、常に新しい技術を導入し、日本一の産地にまで成長させた。
 そこで培った技術でその後、「ぶなしめじ」「なめこ」「エリンギ」というきのこ類の生産へと結びつけている。中野市の農業は、いつも全国の食卓へ新しい食文化を送り込んできた。もちろん、農家だけでなく、官民一体となった取り組みが功を奏したと言える。
 中野市で生産される農産物を「故郷からの贈り物」として、四季折々の産物を積極的に全国に届けている。今後は、全国への販路拡大はもとより、近隣自治体と協力して、海外戦略も検討している。TPP問題が農業への大きな打撃になると言われている中、中野氏の挑戦は、傾注に値するものと言えそうだ。

2.町並みの修景事業の推進 長野県小布施町

 小布施町は、北信濃に位置する人口1万2000人の町ですが、年間120万人もの観光客が訪れています。人口の実に100倍もの人々がなぜ、この小さな町に足を運ぶのか? それは、この町の町並みが、土蔵や土壁、茅葺き民家など、昔ながらの風情を残す豊かな空間だからでしょう。
 その空間を支えているのが、江戸時代以前から、この地域を支えてきた、職人技術です。100年以上経ても、びくともしない土蔵。茅葺きの下にのぞく、堂々たる木組みなど、日本の職人の技術は、世界に誇れるものです。それらの技術を活かして地域を立て直そうというのが、「修景事業」です。
 取り壊しの運命にある古民家や茅葺きの家、土蔵、瓦屋根などを修復、移築し、伝統技術の継承と歴史的建造物や町並みの保存を行い、新しいまちの価値を見出し、個性豊かな財産を残そうとしています。
 住民の中にも、家の中は自分のものだが、外観は市民皆のものという概念が浸透しており、積極的に統一の取れた町並み保存に協力している。また、建物だけでなく、小さな小道の整備や民間の庭の整備も進み、まち全体の雰囲気づくりを進めている。 なまさに、官民一体となった修景事業が花開き、一大観光地となっている。テーマ、統一性のあるまちづくりの好例と言えよう。

3.ワイン特区でまちづくり 長野県東御市


 東御市は、人口3万2000人、長野県東部に位置する雄大な山々や清流が織り成す豊かな自然と風土と歴史に恵まれた美しいまちです。
 古くから、馬の産地として知られ、貢馬が多かったと伝えられている。また、日本の道百選に選ばれた北国街道海野宿は、江戸時代の面影を残し、観光の要所となっている。そんなまちで、まちの特産物であるリンゴや葡萄を活かし、ワインづくりを進めようと数人の若者が立ち上がり、行政をも動かし、国に地域活性化ワイン特区を申請し、平成20年11月に認可されました。
 岩手県にも、遠野のどぶろく特区などユニークな取り組みがありますが、
まだ、小さなワイン工場で、ほんの数人で大きな夢と希望を持ち、今後の可能性と官民一体の地域起こしの取り組みに大きな感銘を受けて参りました。
 まさに、夢は実現するものと言う彼らの熱意に心打たれました。