湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 真っ黒いもの

2016年06月03日 11時53分14秒 | 日常・その他
私が舎監(寮の管理人)として勤める訓練生寮では
毎年春と秋の2回、焼き肉会(親睦会)が催されます。

   ※昨年秋のときの有り様
      → 寮(勤務先)の「焼き肉会」 <2015.10.15>

今春の焼き肉会は
熊本地震の影響により当初予定が延期となり
6月1日に開催されました。
当日宿明け勤務だった私は不参加となりました。

これは舎監室に置かれていた炭です。

  ※焼き肉会当日の朝撮りました。

  焼き肉会で使用する炭焼コンロは6個で、
  一つのコンロに約10kg使用しますので
  60kg以上用意しておきます。

炭が入ったダンボール箱には
マングローブの森にあった木を原料にしている
といったことが書かれていました。


私の子供が大きくなってからは
炭など買ったことがなく、
マングローブから作った炭なんて珍しいと思い
家に帰ってから少し調べてみました。

 ・店頭で売ってある安価な炭の多くは
  「マングローブ炭」だと載っていました。
   (全然珍しくなかったわけです)
 ・「マングローブ炭」は安価で火熾ししやすいので、
  バーベキュー用としてよく利用されているが、
  燃焼時間が短く、煙や臭気が出る場合があるとのことでした。

マングローブとは汽水域に育つ樹木の総称であり、
特定の樹種名ではないことがわかりました。
(ずっと勘違いしていました)

そして
「一旦燃えた木が何故「炭」という燃料になるのか?」という、
長年そのままにしていた素朴な疑問も解けました。
(化学を真面目に勉強していなかったということです)



話しは変わって、
こちらは昨日見かけたカラスです。

  ※ハシブトカラスだと思います。

家の近くの小学校のフェンスの上に乗っていました。
黒い塊でじっとしていたはずですが、
自転車で通りかかったとき目の高さにいたので気付きました。

このような状態でいるカラスを間近でみたのは初めてです。

 ゴミ荒らしをするときの無頼漢の面構えは影を潜め、
 解脱したような穏やかな目をしています。
 近寄ってデジカメを構えると、
 こちらをチラ見しますが逃げようとはしませんでした。
 うずくまるような留まりかたなので、
 病気だったのでしょうか?
 それとも寿命がきていたのでしょうか?


カラスは賢いがために
人間との間で紛争を引き起こすことがあり、
黒一色の姿が嫌われていますが、
Youtube には健気で優しいカラスの映像も
アップされています。
古代の日本人にとっては
神の使いとして崇められてもいたカラスです。

 人間がカラスを嫌う最大の理由は
 集積所のゴミを荒らすからだと思いますが、
 見方を変えればこのカラスの所業は
 食物資源循環(?)に貢献しているともいえます。
 膨大な量の食べ残しをゴミとして捨てている人間のほうにも
 反省すべきところがあるのかもしれません。

コメントを投稿