湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 詐欺師だったササゴイ(笹五位)

2016年07月11日 22時00分01秒 | 日常・その他
家から数百メートルのところを
二級河川の井芹川(イセリガワ)が流れています。

今日も熊本地方には大雨警報がだされており
水は濁って嵩が増していました。

雨上がりに橋を渡っていると
水際の護岸ブロックに水鳥がいました。

水面を見ていてジットしていました。

しばらくすると
水面に浮いていた小さいものを嘴にくわえました。

そして、それを水に落しました。

そしてまた銜えました。
また落しました。

 はじめは、上手くくわえることができない
 ドジな鳥だと思ったのですが、
 どうも違うようでした。

一連の動きは次のようなものでした。
このようなことを繰り返していました。











同じことの繰り返しを5~6回見て、
さすがの私も
何をしているのか分かりました。

どう見ても意図的な行動でした。
ドジな鳥ではありませんでした。
トロイどころか稀代の詐欺師(?)だったのです。

 俄かには信じ難いことでしたが、
  エサ(虫(?))を水面に落として
  それに食いつく魚を獲ろうとしていたのです。

  魚釣り(と呼べるのか(?))をしていたのです。
  間違いありません。
  こんな賢い鳥を見たのは初めてです。

これは世紀の大発見ではないかと思い、
家に帰って逸る気持ちでWebサイトを調べました。

 この水鳥はサギ科のササゴイ(笹五位)という種でした。
 案のじょう、サギ(詐欺師)の仲間でした。
 (井芹川ではあまり見かけたことがありません)

 そして
 「日本野鳥の会京都支部」さんのサイトには
 ガッカリすることが載っていました。 

  「ササゴイは釣りをする鳥」と紹介されていました。
  「熊本の水前寺公園にいるササゴイは魚を釣って食べます」
  とも書かれていました。

   何のことはない、
   お膝元の水前寺公園にいるササゴイが、
   釣りをすることで広く知られていたのです。


世紀の大発見(進化した鳥)として新聞に載る夢
(私の名前入りで)は幻となりました。

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