私が頂いたものではありませんが、
美術展(?)の招待券が2枚あったので、
最終日の今日(12/6)、
カヅちゃんと二人でバスに乗って出かけました。
買物以外で二人で出かけたのは随分久しぶりのはずです。
(前回がいつのことだったか憶えていません)
チケット
※バスの中で膝に載せて撮ったものです。
開催場所の「熊本市現代美術館」に入るのは初めてでした。
頂いたリーフレットには次のように書いてありました。
「距離」とは何でしょうか。あるいは、どのような時に感じるものでしょうか。
自分自身を見つめたり、家族や恋人、友人と向き合ったり、社会の問題や世界の
出来事について考える時、そこには何かしらの“距離”があります。
それは、物理的、心理的な距離ともいえるでしょう。
この距離や距離感があるからこそ、自分の“姿勢や立場”を形づくることができ、
世界とつながっているのではないでしょうか。本展では、ロボットやメディア作品、
絵画、写真、映像など世界6ヵ国、17組の研究者やアーティストの作品を通して、
わたしたちと世界をつなぐ多様な「距離」の関係性に迫ります。
エントランスで迎えてくれた
大阪大学石黒浩研究室開発の「コウカロイド」(人型アンドロイド)
■大野智史さんの「PRISM Bye Bye Sunset」
2013年 油彩、アクリル、キャンバス、パネル 300.5 x 728.5cm
■塩保朋子さんの「universe」
2015年 合成紙 160.0×200.0×16.0㎝
他にもビデオ・インスタレーションなど
色々な作品が展示されていましたが、
私には少し難しすぎたかもしれません。
会場(3階)を出て階段へ向かう途中、
壁に貼ってあったポスターが目に留まりました。
「江上茂雄展」
ポスターには
画業90年・101歳の日曜画家・残した作品は約2万点 とありました。
そして "入場無料" 、
場所は同じフロアで、昨日(12/5)から開催となっていました。
街頭で写生をしている「江上茂雄」さんを撮った小さい写真も
ポスターに載っていました。
その庶民的な姿に親しみも感じた私はカヅちゃんを促して引き返しました。
一区画だけのこじんまりとした会場に
30点近く展示してありました。
・・・・・・!!! ・・・!! ・・・・・・!!!!! ← うまく書けない感動を表しています。
このような素晴らしい絵(少なくとも私にはそうみえました)を
100歳を過ぎるまで毎日コツコツと描かれていた方が
日曜画家(毎日ですが)として熊本県荒尾市にお住まいだったとは ・・・
個展も何回か開かれているようですが、名前を全く知りませんでした。
(江上茂雄さんは2014年2月26日に101歳で亡くなられています)
15歳で入社した三井三池工業所に45年間勤め、
退職してからも生涯アマチュアの日曜画家として
住んでいた街を描き続けられた江上茂雄さん(父)。
そして、東京芸術大学を卒業され現代美術作家としてご活躍されている
子供の江上計太さん。
江上茂雄さんは中央から注目されることもなく、
自分だけの絵を描きつづけ、
家族が同居をすすめても「絵を描くのにはひとりのほうがいいから」と
独居の生活を貫かれ、絵を描く日々を過ごされたそうです。
それぞれの "STANCE" があったのでしょう。
そして適度の " DISTANCE" があったのでしょう。
「STANCE or DISTANCE?」展を見に行って本当によかったと思いました。
「江上茂雄展」を観ることができたからです。
江上茂雄さんと私の間の距離(DISTANCE)を一挙に縮めてくれたのです。
"STANCE or DISTANCE?" の言わんとしているところが
少ーしだけ分かったような気がしました。
※「江上茂雄展」は
熊本市現代美術館で
2015年12月5日(土)~2016年2月14日(日) 入場無料
美術展(?)の招待券が2枚あったので、
最終日の今日(12/6)、
カヅちゃんと二人でバスに乗って出かけました。
買物以外で二人で出かけたのは随分久しぶりのはずです。
(前回がいつのことだったか憶えていません)
チケット
※バスの中で膝に載せて撮ったものです。
開催場所の「熊本市現代美術館」に入るのは初めてでした。
頂いたリーフレットには次のように書いてありました。
「距離」とは何でしょうか。あるいは、どのような時に感じるものでしょうか。
自分自身を見つめたり、家族や恋人、友人と向き合ったり、社会の問題や世界の
出来事について考える時、そこには何かしらの“距離”があります。
それは、物理的、心理的な距離ともいえるでしょう。
この距離や距離感があるからこそ、自分の“姿勢や立場”を形づくることができ、
世界とつながっているのではないでしょうか。本展では、ロボットやメディア作品、
絵画、写真、映像など世界6ヵ国、17組の研究者やアーティストの作品を通して、
わたしたちと世界をつなぐ多様な「距離」の関係性に迫ります。
エントランスで迎えてくれた
大阪大学石黒浩研究室開発の「コウカロイド」(人型アンドロイド)
■大野智史さんの「PRISM Bye Bye Sunset」
2013年 油彩、アクリル、キャンバス、パネル 300.5 x 728.5cm
■塩保朋子さんの「universe」
2015年 合成紙 160.0×200.0×16.0㎝
他にもビデオ・インスタレーションなど
色々な作品が展示されていましたが、
私には少し難しすぎたかもしれません。
会場(3階)を出て階段へ向かう途中、
壁に貼ってあったポスターが目に留まりました。
「江上茂雄展」
ポスターには
画業90年・101歳の日曜画家・残した作品は約2万点 とありました。
そして "入場無料" 、
場所は同じフロアで、昨日(12/5)から開催となっていました。
街頭で写生をしている「江上茂雄」さんを撮った小さい写真も
ポスターに載っていました。
その庶民的な姿に親しみも感じた私はカヅちゃんを促して引き返しました。
一区画だけのこじんまりとした会場に
30点近く展示してありました。
・・・・・・!!! ・・・!! ・・・・・・!!!!! ← うまく書けない感動を表しています。
このような素晴らしい絵(少なくとも私にはそうみえました)を
100歳を過ぎるまで毎日コツコツと描かれていた方が
日曜画家(毎日ですが)として熊本県荒尾市にお住まいだったとは ・・・
個展も何回か開かれているようですが、名前を全く知りませんでした。
(江上茂雄さんは2014年2月26日に101歳で亡くなられています)
15歳で入社した三井三池工業所に45年間勤め、
退職してからも生涯アマチュアの日曜画家として
住んでいた街を描き続けられた江上茂雄さん(父)。
そして、東京芸術大学を卒業され現代美術作家としてご活躍されている
子供の江上計太さん。
江上茂雄さんは中央から注目されることもなく、
自分だけの絵を描きつづけ、
家族が同居をすすめても「絵を描くのにはひとりのほうがいいから」と
独居の生活を貫かれ、絵を描く日々を過ごされたそうです。
それぞれの "STANCE" があったのでしょう。
そして適度の " DISTANCE" があったのでしょう。
「STANCE or DISTANCE?」展を見に行って本当によかったと思いました。
「江上茂雄展」を観ることができたからです。
江上茂雄さんと私の間の距離(DISTANCE)を一挙に縮めてくれたのです。
"STANCE or DISTANCE?" の言わんとしているところが
少ーしだけ分かったような気がしました。
※「江上茂雄展」は
熊本市現代美術館で
2015年12月5日(土)~2016年2月14日(日) 入場無料
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