昨年11月に埼玉県で起きた親子無理心中事件で
一人生き残った被告○○○○さんへの
地裁判決が下りました。
懲役4年(求刑:懲役8年)の実刑判決でした。
殺人の法定刑下限は5年なので、
酌量減軽が適用されたことになっています。
弁護側は執行猶予付を求めていましたが、
懲役3年を超えているので
執行猶予がついていません。
あり得ないことかもしれませんが、
被告人が精神的に立ち直って
再出発できるようにするため、
規則正しく落ち着いた生活環境の中に
しばらくおいてあげたほうがよいという、
裁判長(裁判員)の深謀があったのかも ・・・
介護が必要な母親と体調が悪化した父親と、
助け合って倹しく生きてこられた家族だったようです。
心が痛む事件でした。
2000年から施行された介護保険制度ですが、
ある統計によれば、2000年~2013年における
親族による介護に関わる殺人は
年間20件(死者20人)以上で推移しており
減っていないそうです。
刑罰の主目的は予防のため(本質としては応報(?))
ということだと思いますが、今回の実刑判決は
その目的に適ったものだったのでしょうか?
なおすべきは被告人の心なのでしょうか?
・・・・・・・・・・・ ギャラリー 051 (深遠な絵) ・・・・・・・・・・・
ライセンス(5点とも): (パブリック・ドメイン)
何れも
「カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ」さんの絵です。
(Caspar David Friedrich)
"※" の文は私がイイカゲンに加えたもので、
絵の感想・説明などではありません。
■タイトル:氷の海(The Sea of Ice(The Wreck of Hope))
・制作年:1823年 - 1824年
・収蔵:ハンブルク美術館<ドイツ ハンブルグ>
■タイトル:雪の中の巨人塚(Cairn in Snow)
・制作年:1807年
・収蔵:ノイエ・マイスター絵画館<ドイツ ドレスデン>
※人里離れた山の中で
誰の目にも触れることなく支え合ってきた3本の木
■タイトル:教会のある冬の風景(Winter Landscape with Church)
・制作年:1811年
・収蔵:ナショナル・ギャラリー<ロンドン>
※暖かい施しのスープがある教会までは
辿り着けなかったようです。
■タイトル:ユーノー神殿、アグリジェント(Temple of Juno, Agrigento)
・制作年:1828年 - 1830年
・収蔵:オストバル美術館<ドイツ ドルトムント>
※ユーノー神殿は、家庭と結婚の守り神に捧げられた神殿で、
結婚の儀式が執り行われていた場所だそうです。
華やかなりし頃は遠い昔かもしれませんが、
遺跡として残っているようなので、まだ結婚式に使えそうです。
■タイトル:窓辺の婦人(Woman at a Window)
・制作年:1822年
・収蔵:旧国立美術館<ベルリン>
※模範囚としてすごし、
早く扉の外での新しい生活が
始められますように ・・・
一人生き残った被告○○○○さんへの
地裁判決が下りました。
懲役4年(求刑:懲役8年)の実刑判決でした。
殺人の法定刑下限は5年なので、
酌量減軽が適用されたことになっています。
弁護側は執行猶予付を求めていましたが、
懲役3年を超えているので
執行猶予がついていません。
あり得ないことかもしれませんが、
被告人が精神的に立ち直って
再出発できるようにするため、
規則正しく落ち着いた生活環境の中に
しばらくおいてあげたほうがよいという、
裁判長(裁判員)の深謀があったのかも ・・・
介護が必要な母親と体調が悪化した父親と、
助け合って倹しく生きてこられた家族だったようです。
心が痛む事件でした。
2000年から施行された介護保険制度ですが、
ある統計によれば、2000年~2013年における
親族による介護に関わる殺人は
年間20件(死者20人)以上で推移しており
減っていないそうです。
刑罰の主目的は予防のため(本質としては応報(?))
ということだと思いますが、今回の実刑判決は
その目的に適ったものだったのでしょうか?
なおすべきは被告人の心なのでしょうか?
・・・・・・・・・・・ ギャラリー 051 (深遠な絵) ・・・・・・・・・・・
ライセンス(5点とも): (パブリック・ドメイン)
何れも
「カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ」さんの絵です。
(Caspar David Friedrich)
"※" の文は私がイイカゲンに加えたもので、
絵の感想・説明などではありません。
■タイトル:氷の海(The Sea of Ice(The Wreck of Hope))
・制作年:1823年 - 1824年
・収蔵:ハンブルク美術館<ドイツ ハンブルグ>
■タイトル:雪の中の巨人塚(Cairn in Snow)
・制作年:1807年
・収蔵:ノイエ・マイスター絵画館<ドイツ ドレスデン>
※人里離れた山の中で
誰の目にも触れることなく支え合ってきた3本の木
■タイトル:教会のある冬の風景(Winter Landscape with Church)
・制作年:1811年
・収蔵:ナショナル・ギャラリー<ロンドン>
※暖かい施しのスープがある教会までは
辿り着けなかったようです。
■タイトル:ユーノー神殿、アグリジェント(Temple of Juno, Agrigento)
・制作年:1828年 - 1830年
・収蔵:オストバル美術館<ドイツ ドルトムント>
※ユーノー神殿は、家庭と結婚の守り神に捧げられた神殿で、
結婚の儀式が執り行われていた場所だそうです。
華やかなりし頃は遠い昔かもしれませんが、
遺跡として残っているようなので、まだ結婚式に使えそうです。
■タイトル:窓辺の婦人(Woman at a Window)
・制作年:1822年
・収蔵:旧国立美術館<ベルリン>
※模範囚としてすごし、
早く扉の外での新しい生活が
始められますように ・・・
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