庭に咲いていたヤブラン(藪蘭)です。
(1種間ほど前に撮ったものです)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/f5/f215360a1b868a40f1e3f0bd31eb02e5.jpg)
ヤブランは名前のとおり、近くにある山の藪の中にも多く自生しています。
家の庭には何株か生えています。
特に構ってあげなくても元気に育ち、年々株が大きくなっていきます。
秋にかけて淡紫色の花を咲かせます。
ヤブランは "ラン(蘭)" とい字がついていますが蘭の仲間ではありません。
ヤブラン → キジカクシ目のキジカクシ科
春蘭・寒蘭・富貴蘭など → キジカクシ目のラン科
葉の形状が春蘭などに似ているのでヤブランという名前がつけられたのでしょうか。
モミジの木の下に生えている別のヤブランです。
近くに白と黄の曼珠沙華も咲いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/d8/f1ec3edf7835e09b7fa74613586413a3.jpg)
-ここで、?と思われていたはずの記事タイトルの説明に移ります-
ヤブランの学名は「Liriope muscari」で、別名「リリオペ」とも呼ばれています。
「リリオペ」はギリシャ神話に出てくる泉の妖精の名に因んでいます。
泉の妖精「リリオペ」はケフィソス川の神「ケフィソス」との間に子を設けます。
その子が「ナルキッソス」で、
泉に写った自分の姿に恋をして離れられなくなり、
しだいに痩せ細って消えてしまい水仙になったという、
"ナルシシスト" の語源になった美青年です。
ということで
「ヤブラン(別名リリオペ)はスイセン(学名ナルシサス)の母にあたる」と
こじつけた次第です。
ヤブランは山野の日蔭や半日陰で育ち、地味で清楚な花を咲かせます。
意外と、シックな装いを好むナルシシストかもしれません。
・・・・・・・・・・・ ギャラリー 032 (「ナルキッソス」さんを描かれている絵) ・・・・・・・・・・・
ライセンス(3点とも):
(パブリック・ドメイン)
◆タイトル:ナルキッソス(Narcissus)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/ec/6fcadf287eee59971936cdf1d5fb99be.jpg)
・画家:カラヴァッジオ(Caravaggio)
・制作年:1594年 - 1596年
・収蔵:パルベリーニ宮(国立古典絵画館)<イタリア>
◆タイトル:ナルキッソスとエコーのいる風景(Landscape with Narcissus and Echo)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/87/655861d70f18a9bfb13d38f43fd318a1.jpg)
・画家:クロード・ロラン(Claude Lorrain)
・制作年:1644年
・収蔵:ナショナル・ギャラリー<ロンドン>
※タイトルにある「エコー(Echo)」は美しい声を持つ妖精です。
※「ナルキッソス」と「エコー」の話はつぎのようなものです。
エコーはおしゃべりが好きな妖精でした。
エコーは浮気中のゼウス(全能の神で浮気者)を探しにきた妻ヘラを
得意のおしゃべりで引き止めて、ゼウスの浮気がバレないよう手助けしました。
ヘラは怒ってエコーに罰を与え、自分から話すことができないようにしました。
エコーに許されたのは相手が喋った言葉の末尾を繰り返すことだけでした。
ある日、エコーは美しい青年ナルキッソスに恋をします。
しかしエコーは彼の言葉の末尾しか繰り返せません。
不機嫌になったナルキッソスはエコーを冷たくあしらいます。
エコーは悲しみのあまり姿を失い、ただ声だけがそこに残りました。
この様子を見ていた女神ネメシスは他人を愛せないナルキッソスを
自分しか愛せなくなるようにしました。
ある日、ナルキッソスは泉の水面に写った自分に恋をします。
彼はそこから離れられなくなり毎日水面に写る自分を見つめ、
しだいにやつれはて、水仙になってしまいました。
ナルキッソスがいた場所には水面に写る自分の姿を見つめるように咲く
水仙の花があるだけでした。
こだま(反響)を意味する言葉「echo(エコー)」は、
この妖精の名(エコー(Echo))からきています。
水仙の学名「Narcissus(ナルシサス)」は、
ナルキッソスからきています。
そして花言葉は「うぬぼれ」、「自己愛」です。
◆タイトル:エコーとナルキッソス(Echo and Narcissus)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/10/62ab2c07eba5524f8046de85085aa4d4.jpg)
・画家:ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス(John William Waterhouse)
・制作年:1903年
・収蔵:ウォーカー・アート・ギャラリー<イギリス リバプール>
※泉の周りに水仙が描かれています。
(1種間ほど前に撮ったものです)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/f5/f215360a1b868a40f1e3f0bd31eb02e5.jpg)
ヤブランは名前のとおり、近くにある山の藪の中にも多く自生しています。
家の庭には何株か生えています。
特に構ってあげなくても元気に育ち、年々株が大きくなっていきます。
秋にかけて淡紫色の花を咲かせます。
ヤブランは "ラン(蘭)" とい字がついていますが蘭の仲間ではありません。
ヤブラン → キジカクシ目のキジカクシ科
春蘭・寒蘭・富貴蘭など → キジカクシ目のラン科
葉の形状が春蘭などに似ているのでヤブランという名前がつけられたのでしょうか。
モミジの木の下に生えている別のヤブランです。
近くに白と黄の曼珠沙華も咲いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/d8/f1ec3edf7835e09b7fa74613586413a3.jpg)
-ここで、?と思われていたはずの記事タイトルの説明に移ります-
ヤブランの学名は「Liriope muscari」で、別名「リリオペ」とも呼ばれています。
「リリオペ」はギリシャ神話に出てくる泉の妖精の名に因んでいます。
泉の妖精「リリオペ」はケフィソス川の神「ケフィソス」との間に子を設けます。
その子が「ナルキッソス」で、
泉に写った自分の姿に恋をして離れられなくなり、
しだいに痩せ細って消えてしまい水仙になったという、
"ナルシシスト" の語源になった美青年です。
ということで
「ヤブラン(別名リリオペ)はスイセン(学名ナルシサス)の母にあたる」と
こじつけた次第です。
ヤブランは山野の日蔭や半日陰で育ち、地味で清楚な花を咲かせます。
意外と、シックな装いを好むナルシシストかもしれません。
・・・・・・・・・・・ ギャラリー 032 (「ナルキッソス」さんを描かれている絵) ・・・・・・・・・・・
ライセンス(3点とも):
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/46/88c3ae15abb57abc9598367d60df3d75.jpg)
◆タイトル:ナルキッソス(Narcissus)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/ec/6fcadf287eee59971936cdf1d5fb99be.jpg)
・画家:カラヴァッジオ(Caravaggio)
・制作年:1594年 - 1596年
・収蔵:パルベリーニ宮(国立古典絵画館)<イタリア>
◆タイトル:ナルキッソスとエコーのいる風景(Landscape with Narcissus and Echo)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/87/655861d70f18a9bfb13d38f43fd318a1.jpg)
・画家:クロード・ロラン(Claude Lorrain)
・制作年:1644年
・収蔵:ナショナル・ギャラリー<ロンドン>
※タイトルにある「エコー(Echo)」は美しい声を持つ妖精です。
※「ナルキッソス」と「エコー」の話はつぎのようなものです。
エコーはおしゃべりが好きな妖精でした。
エコーは浮気中のゼウス(全能の神で浮気者)を探しにきた妻ヘラを
得意のおしゃべりで引き止めて、ゼウスの浮気がバレないよう手助けしました。
ヘラは怒ってエコーに罰を与え、自分から話すことができないようにしました。
エコーに許されたのは相手が喋った言葉の末尾を繰り返すことだけでした。
ある日、エコーは美しい青年ナルキッソスに恋をします。
しかしエコーは彼の言葉の末尾しか繰り返せません。
不機嫌になったナルキッソスはエコーを冷たくあしらいます。
エコーは悲しみのあまり姿を失い、ただ声だけがそこに残りました。
この様子を見ていた女神ネメシスは他人を愛せないナルキッソスを
自分しか愛せなくなるようにしました。
ある日、ナルキッソスは泉の水面に写った自分に恋をします。
彼はそこから離れられなくなり毎日水面に写る自分を見つめ、
しだいにやつれはて、水仙になってしまいました。
ナルキッソスがいた場所には水面に写る自分の姿を見つめるように咲く
水仙の花があるだけでした。
こだま(反響)を意味する言葉「echo(エコー)」は、
この妖精の名(エコー(Echo))からきています。
水仙の学名「Narcissus(ナルシサス)」は、
ナルキッソスからきています。
そして花言葉は「うぬぼれ」、「自己愛」です。
◆タイトル:エコーとナルキッソス(Echo and Narcissus)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/10/62ab2c07eba5524f8046de85085aa4d4.jpg)
・画家:ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス(John William Waterhouse)
・制作年:1903年
・収蔵:ウォーカー・アート・ギャラリー<イギリス リバプール>
※泉の周りに水仙が描かれています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます