遊民翁の”散策と絵”

”旅や散策”と”撮った写真をもとに描いた風景画”の紹介。

町内会ウオーキングに参加(2023/10/01)

2023-10-02 15:08:28 | 旅・散策
 毎年恒例の町内会ウオーキングに参加。この会は、海老名市及び近隣の町の古跡などをボランティア団体「海老名タウンガイド」の案内で巡るもので、この街の歴史を知る上で好都合の催し物。今年は、自治会館から東名高速「海老名サービスエリア」までの往復で、途中の歴史遺産などを巡った。
<<海源寺>>
 室町時代、この地の領地争いの際に安房(現在の千葉県)から援軍に来て、そのままこの地を領有することになった武士の菩提寺。18世紀の江戸様式の特徴を残している鐘楼門が興味深い。

<<今福薬医門公園>>
 甲斐武田家滅亡後にこの地に移り住み、農業・酒造・薬種問屋・両替商により財を成した旧家の屋敷跡。江戸時代末期に建てられた薬医門形式の表門等が残っている。

<<大谷観音堂>>
 元は、鎌倉時代に建てられた尼寺の観音堂。本堂左隣には、心正しい人には笑顔に見える「笑う閻魔様」を祀る焔魔堂や、根本近くで二股に分かれた榧(かや)の巨木がある。

<<妙元寺>>
 鎌倉時代末期、池上本門寺の日輪が開山した寺で、「相模の本門寺」と呼ばれていた寺。「相模の七福神」の一つ「大黒天」が祀られており、大黒様の小さな彫刻があった。

この後、海老名SAで小休止後、帰路へ。

<<横須賀水道路>>
 日露戦争後日本海軍の横須賀軍港拡張に伴い、中津川の源流から横須賀まで53㎞を一直線に自然傾斜のみで水を流す水道管がその地下に埋設された横須賀水道路の跡。戦後も水道として使われていたが2007年に廃止されたとのこと。それにしても、これほどの長距離を自然の傾斜のみで水を運んだとは恐れ入る。

約3時間の散策。猛暑の名残が心配だったが、この日は、時々日が差す程度で歩きやすかった。

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