「武士たるもの」

憑神　浅田次郎著　2005年　★★★★☆

「自分の信念」に従って生きる武士の話----
と書くと、なんだかお堅いお話のような気がしてしまうけれど
全体を通じて流れる軽やかなユーモアの旋律は、さすが浅田節！！　

江戸時代の末期。
武士として一本筋の通った男がいた。
今の日本にも損得よりも先に信念を貫いて生きる「武士」みたいな人、いるかな？
と思うわけであいりました。ちょっとクサい場面があるのもお決まり。だけど
浅田作品はやっぱりあったか～いな～
どうやら妻ブキくん主演で映画化もされた模様！！

江戸時代の武士の暮らしなんかも手軽に分かっちゃってなかなかよろしかったです

江戸末期の雰囲気を手軽に味わいたいかた、最近自分にばかり不運が重なっている
ような気がする方にオススメです。