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短編集からなる。かすかにリンクしている・・・と思ったら、最後に素敵に素敵にリンク。
短編を、一日ひとつづつ読んだ。
日が経つごとに涙の量が増えて、泣けてしょうがなかった。こんなに泣いた本は久しぶり。
私はどうも妻を送る夫視点の題材に弱いらしい。
誰にも必ず「その日」は来る。
その日の前にどんなことができるかな。
その日が来るまでどんな生き方ができるかな。
なるべく心がけている事を、強く強く意識した。
明日死ぬかもしれない。そう思って今日を生きるんだ。精一杯!!こころをこめて。
主人公たちのリアルな心情の描写に心えぐられる想いをしながら、自分たちの未来にも想いを馳せる。
思わず感情移入してしまう。そんな誠実な強さが、ある。
ありがちな設定だけれど、重松清が描くと本物の感動を味わえる。
あらためてスゴイ作家さんだ!!!!
家族、友だち、その間に必ずやってくる別れの時に想像を巡らせてみたいひと。
失恋ではない要素で思いっきり泣きたい人。
愛のある家族の、温かなそしてギリギリの心の交流を垣間見たい人にオススメです。