珍妃の井戸 浅田次郎著 2005年 ★★★☆☆
語り手がさまざま現われ、それぞれがそれぞれの主張をする方式の本。
オムニバス形式のミステリー仕立て、と申せばわかりやすいでしょうか。
清代を取り扱った小説の代表格『蒼穹の昴』の続編とゆうことで、かなり期待値が高く
そこが高すぎた分、一巻で終わってしまう量が淋しかった。もっと読みたいよぉ~
なにはともあれ、とても面白く一日で一気読みーー♪
舞台が北京なので、懐かしかった。
そういえば見に行ったなぁ、珍妃の井戸。
こんなに小さな所に?と思わせる、みすぼらしく小さな井戸でした。
チンピ。と読ませているけれど中国語読みの「ヂェンフェイ」の方が美しく、
絶世の美女に相応しい響きがあるような気がします
歴史を紐解くと悲惨で切なくてロマンがいっぱーい
そんな気分に浸りたい人にオススメです