楽園のしっぽ 村山由佳著 ★★★☆☆
いわゆる「脱サラ」のようにしてなるべく「自給自足」で暮らす著者が送る本。
田舎暮らしはとてものんびりなんてしていられない。
刺激が実はいっぱいある。などなど 実際住んでいるならではの話も多い。
実はこの作者の本はちょっと苦手。
甘さ・切なさ がたっぷりと詰まっている(はずな)のだけど、
ストーリーの先が見えてしまう展開にちょっとありきたりの物を感じてしまう。
(これは読書量が増えるにつれて出てくる哀しい傾向)
でもでも!このエッセイ集は一緒に暮らす動物たち、遊びに来た友達、最近の失敗、
などがセンスよくまとめられています。「好きなもの」について書くときって
こんなに目線がやさしいんだなあ~。って
動物たちとの暮らし、自給自足に興味のある人におすすめです。