柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

カラス、飼いたい!

2014年10月29日 17時47分56秒 | 日記
カラスといえば、なんといっても、北欧神話の最高神で、文化・軍事・死を司るオーディン(Odin)の両肩にのっているヒューギン(Hugin) とムーニン(Munin) ですよね。

ヒューギンは「思考」を、ムーニンは「記憶」を意味します。

二羽は夜明けに飛び立ち、世界中の情報を集めて、夜オーディンの両肩に戻り、見聞きしたことを囁くのです。

わたしの知り合いに、カラスの雛を拾って、育てあげたひとがいます。

カラスは番犬以上に飼い主に忠実で、自宅に不審者が近づくと、不審者の足をつつき回すそうです。
(実は、足をつつかれたのは、珍念さんです。素足に草履をはいて、そのお宅を訪問したら、カラスの「カー子」に足の指と指の間の柔らかい部分を狙われ、つつき回されたそうです。)

カラスの雛が道に落ちていないか、この何年か注意して見ているんですが、なかなかいませんね。

しかし、猫とカラスの相性はどうなんだろう?

カラスの雛が猫に食われたり、カラスが猫の目玉をつついたりしないかな?

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2014年10月29日 11時38分15秒 | 日記
明け方、ようやくうつらうつらして、夢をみた。

最初の夢では、息子がさらわれる。
何ヶ月も息子の行方を探し続けて、奇妙なセミナー会場に辿り着く。
会場の真ん中には、子どもが折り重なっている。
上の方の子どもから順に「ママー!」と駆け寄ってくるが、息子ではない。
いちばん下に(子どもの山の下敷きになっていた)全裸で仰向けになっていたのが息子だった。
「たけー!」と叫びながら腕や脚をさすってみるが――、動かない。
死んでいるのではない。
体温はあるし、寝息を立てている。
セミナーの主催者の男性が、「睡眠薬と鎮痛剤を大量に投与して眠らせている。もしかしたら、このまま一生眠りつづけ、もう目覚めないかもしれない。目覚めたとしても、寝たきりになる可能性が高い」と微笑みながら言う。
わたしは息子に縋り付き、「たけー!たけー!」と泣きながら体を揺する。

次の夢では、14年前に54歳で死んだ伴侶(東由多加)が泥だらけのわたしの服を着て、我が家の屋根をよじのぼっている。
我が家には、わたしと、わたしの母しかいない。
母は、東を幽霊だと思っているようだ。
「ぜったいに家のなかに入れてはいけない」と言う。
わたしは東が気の毒になって、二階ベランダのガラス戸をそうっと開けて家に入れてやる。
寝室で、東の泥々の服を脱がしてやり、クローゼットからズボンを取り出すが、息子のズボンは大きいし、わたしのズボンは小さくて入らない。
東は悲しそうな顔をして、黙っている。
とりあえず、布団を敷いて、なかに潜りこませてやる。
寝室の窓から外を見ると、母は植木に水をやっている。
と――、枕元のラジオがザーッと大きな音を立てる。
母が「お姉さん!(わたしは長女なので母に「お姉さん」と呼ばれている)どうしたの!」と叫ぶ。
母は、わたしが東を匿っているのではないかと疑っているのだ。
わたしは東に「ちょっと待ってて。母を帰らせるから。そしたら、飲み物を持ってこれるし、トイレにも行けるから」と囁いて、階下に下りる。
母と話をしていると、どこからか演歌が流れてくる。
東がラジオを鳴らしてしまった、と慌てる。
母は二階を見上げている。
「なんだろう? ちょっと見てくる」とわたしは階段を駆け上がり、寝室のドアを薄く開けるが、音は聞こえない。
ドアの隙間から光が漏れる。
電気をつけて、本でも読んでいるのだろう、と思って一階に戻る。
一階の窓から外を見ると、駐車場にトラックが止まっていて、カーステレオから演歌が流れていた。
「あんな大音量で非常識だよね。水道工事をやってるみたいだよ」と、ちょっと大げさな風に言って母の気を逸らせようとするが、
母は二階を睨み上げている――。
わたしは、東が心配でたまらない。早く母が帰ってくれないかな、と思っている。

ここで目覚めた――。

悪夢の二本立て、ですね。


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帰りたい時間

2014年10月29日 04時10分09秒 | 日記
しかし、子ども時代もろくなことがなかったな……

帰りたい過去の時間が、ない……

いつか、終わるときは、ほっとひと息つくような心持ちになれる、と思う。

その時まで、生きないといけない。

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ねむりぐすりがほしい

2014年10月29日 04時02分34秒 | 日記
中島みゆきに「鳥になって」という歌があったな……

眠り薬をください 私にも
子供の国へ 帰れるくらい
私は早く ここを去りたい
できるなら 鳥になって

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不眠

2014年10月29日 03時51分17秒 | 日記
これ飲んだら眠れなくなるな――、と思いつつ、昨夜18時に「きららカフェ」で、コーヒーを出してくださったので、「いただきます」とご馳走になった。

もちろん、カフェインがダメな(効き過ぎる)体質だということを、忘れたわけではない――。
(せっかく淹れていただいたのだから、口をつけないのは申し訳ない、と思ったのである。)

案の定、目が冴えて全く眠れない。

わたし、アルコールもダメなんですよ。
ビールで乾杯ぐらいだったら、なんとか寝付けるんですけど、それ以上呑むと、一睡もできません。

ただし、コーヒーとは違って、目は眠いんです。体全体は眠りに雪崩を打つのに、頭の中だけがしんと明るく冴え渡る感じ――、と説明すれば解っていただけますか?
眠れないから酒をかっ食らうとか、酔い潰れて朝まで眠るとか、羨ましくて仕様が無い。

コーヒー飲んでいいのは、正午までなんですよね……
正午を過ぎると、こうなる……

カフェインとアルコールを受け付けない体質なんて……

辛い。

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