柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

2月6日朝…

2013年02月14日 20時06分44秒 | 日記
原町のBAR「和子」でFCTの藤田さんは撃沈してホテルに戻り、
ゆみ→みりのしりとりコンビは、原町を深く愛するさる御仁に誘われてBAR「エンデバー」に参りました。

ステーションプラザホテルに戻って寝たのは午前3時過ぎ。
起床は、7時前。
ということは、4時間は寝たということだね。
髪を洗って、着替えて、化粧をして、資料に目を通して、8時半にホテルを出ました。

原町駅、9:00発の下り列車に乗りました。
震災前は仙台まで繋がっていたんですが、
相馬駅から先の、駒ヶ嶺、新地、坂元、山下、浜吉田の5駅が津波で駅舎や線路が流され、
亘理駅まで寸断されています。
そして、原町駅からの上り列車は原発事故で動けません。
盤城太田、小高、桃内、浪江、双葉、大野、夜ノ森、富岡、竜田、木戸……

相馬駅からの下りは数年先には復旧されるのでしょうが、
原町駅からの上りは……

現時点では、原町、鹿島、日立木、相馬の4駅間を往復している常磐線です。

この現実……

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祐美さんと、

2013年02月14日 19時09分08秒 | 日記
福島中央テレビの藤田潮さん。

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私のマドンナ

2013年02月14日 19時06分48秒 | 日記
南相馬1の美女、錦織祐美さんです。
独身です。
何度も言いますが、私が男だったら、確実に口説きます。(今日はバレンタインデーなんですが、もちろんチョコ贈りました)

歌が、これがまたプロ級なんですよ。


連れて行って

別離(わかれ)のない国へ

と、高橋真梨子の 「ごめんね…」歌う横顔が、美しい……

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和子ママのおにぎり

2013年02月14日 18時59分15秒 | 日記
店内暗くて、美味しそうに映らないのが口惜しいですが、和子ママのおにぎりは絶品です。
今回は、おいなりさんもありました。
お新香も、よく漬かっていて、いつも美味しい。
そして、〆にドーンと豪華果物盛り合わせが出るんですが、酔っぱらって、写真撮り忘れました。

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2/5の出来事の続き

2013年02月14日 18時20分00秒 | 日記
柳美里の「ふたりとひとり」の収録4本を終えて、南相馬市役所内にある臨時災害放送局「南相馬ひばりFM」に行き、生放送に参加しました。
1時間話したはずですが、なにを話したのかは、全く憶えていません。

で、原町「てつや」で待っていてくださった鹿島区の錦織祐美さんと竹島美和さんに、わたし、ひばりFMの今野さん、FCTの藤田さんの3人が合流し、美和りんが抜け、今野さんが抜け、祐美さんと藤田さんとわたしの3人で、以前「ふたりとひとり」に出演していただいた原町の老舗BAR「和子」に参りました。
手前でぶれているのは、動く獅子舞人形です。

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2/5 南相馬ひばりFM・柳美里の「ふたりとひとり」4本目

2013年02月14日 17時49分17秒 | 日記
小高区にある福島県立小高商業高等学校は、原町高等学校の校庭の一角に仮設校舎を建てて学習をしています。
今回、仮説校舎の教室をお借りして収録を行いました。

「ふたりとひとり」に出演してくださったのは、商業研究部の高校2年生(17歳)の、松本有香(ゆか)さんと只野睦(むつみ)さんです。
顧問の中島裕先生(32歳)も参加してくださったんですが、この写真は先生に撮ってもらったので、写っていません。
(ちなみに、わたしの隣が担当ディレクターの今野聡さん、いちばん奥が福島中央テレビの藤田潮さんです)

商業研究部では、震災以前は「南相馬市の特産物PR」を目標に、地元で穫れた農作物を使用した商品開発を行い、
小高金房地区の「金房大根」を使用した「小高だいこんかりんとう」という大ヒット商品を生み出し、プレーンとゴマ味の2種類を年間1万袋ずつ売り上げていたそうです。
他にも、「ぶろっこり~麺」「トマト・味噌生キャラメル」「さつまかりん」「いもきんつば」「アスパラアイス」などの開発商品があったのですが、

現在は、大根の産地を変えて、「小高だいこんかりんとう」のみを販売しています。

だいこんかりんとうを試食しながらの収録でした。
かりんとうというよりは、程よい甘さのクッキーという感じでしたね。
歯ごたえが、いい。
わたしは、黒ゴマをふんだんに使ったゴマ味にハマリました。

原材料は、ゲルマニウム半導体分析器で測定し、放射性物質は検出されていません。

「小高だいこんかりんとう」 280円。

南相馬の道の駅などで販売されています。

是非、南相馬のお土産に!

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2/5 南相馬ひばりFM・柳美里の「ふたりとひとり」3本目

2013年02月14日 16時59分49秒 | 日記
南相馬市原町区にある「よつば保育園」に伺い、副園長の近藤能之(よしゆき)さん(46歳、写真右)と、妹さんのご主人で、よつば保育園に勤めている近藤啓一さん(47歳、写真左)のお二人にご出演いただきました。

お二人は、震災後南相馬市外の避難所に散り散りになった園児たちを(ガソリンがなかったため)自転車で訪ね、励ましてまわったそうです。
その活動を始めたのは、2011年3月20日――、原発事故直後だった町にはひと気がなかったそうですが、

「とにかく無性に腹が立って、放射能に対する防護をすることに納得がいかず、マスクもレインコートも着ないで自転車で1日中走り回りました」
という近藤啓一さんの言葉が印象に残りました。

「よつば保育園」には、震災前は、1歳までの乳児が36人、2~5歳までの就学前児童が126人が在籍していました。

現在、公立保育園が4つ休園していることも考慮に入れなければならないけれと゜、震災前の7割まで児童が戻ってきているということです。

「南相馬ひばりFM」の担当ディレクター、今野聡さんは高校卒業後、東京の大学に進み、大学卒業後、建築模型製作会社に就職したそうなんですが、
なんと、「よつば保育園」の建築模型を今野さんが作っていたんですね。
ケースを開けて、屋根をはずして、色々説明してもらいました。
震災前の今野さんの一面に触れることが出来ましたよ。

あと、わたしの父の故郷の韓国・慶尚南道山清の漢方研究所から、南相馬の保育園に「漢方塩」を支援したい、という申し出があって、
見本の塩を、副園長にお渡しすることができて肩の荷がおりました。

きっとうまく繋がると思います。

この回から、Twitterで知り合った福島中央テレビの藤田潮(うしお)さんが見学――、夜の飲み会まで一緒でした。

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2月5日の出来事

2013年02月14日 15時54分48秒 | 日記
南相馬市鹿島区の小池第二応急仮設住宅の集会所に伺いました。
臨時災害放送局・南相馬ひばりFM・柳美里の「ふたりとひとり」、今回2本目の収録です。

真ん中が、大井守さん(77歳)、左が鈴木春江さん(59歳)、お二人とも震災前は、「警戒区域」から「避難指示解除準備区域」となった小高区で暮らしていました。

大井さんは、2011年10月から1年をかけて、同じ仮設住宅で暮らす方々に、震災時なにをしていたか、どこに避難したかなどの聞き取りをし、『不忘(ふぼう)』という記録文集にまとめました。

鈴木春江さんのご主人とご次男は常磐自動車道の工事に従事し、ご長男は原発関係の仕事をしています。

大井さんは、仮設住宅敷地内の車による人身事故防止のためにカーブミラー設置を行政に要望してきましたが、予算不足を理由にされ、なかなか実現しませんでした。
仮設を視察に来た某党の国会議員に、「復興予算なんて出鱈目な無駄遣いしておいて、カーブミラーをつける金がないなんておかしい!」と訴えたところ、翌日カーブミラーが設置されたそうです。

大井さんの言葉です。

「小高の家には帰りたい。絶対に帰る。でも、一時帰宅をしてみると、30分もしないうちに、帰りたくなる。落ち着かない。傷んでぼろぼろになったということもあるけど、一歩足を踏み入れた途端にひんやりとした無人の冷気が全身に伝わる……町も同じ……悲しいことです……わたしが帰りたいのは、震災前の小高、震災前の家なんです」

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