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くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

大魔人(48)

2021-07-27 19:34:40 | 「大魔人」
「おまえは、崩壊しかけた為空間に倒れていたんだ」と、審問官は言った。「ニコライが脱出口を作って助け出したが、そうでなければ、いまごろ自分が作った空間とともに、バラバラになっていただろう」
「おまえの意識が戻らないので、審問官の力を借りたんだ」と、ニコライは困ったように言った。「俺の意志だけを、おまえの中に潜りこませたんだ」
「我々が行けないところに、行っていたらしいな」と、ヨハンは言った。「ニコライの意志を飛ばして様子を見に行かせたが、それが正解だったらしい」

「――ありがとうございました。審問官様」と、ニコライは言った。「後の処理は――」

「いい加減にしろ」と、ヨハンは二人に言った。「おまえ達が余計な事をしてくれたおかげで、計画にない処理をしなければならなくなった」――もう、この件には関わるな。と、ヨハンは苛立ちながら言った。

「申し訳ありませんでした」と、イヴァンは言った。

「ただ、魔人が目を覚ますとは思ってもいなかったので、対応するしか、なかったのです」と、イヴァンは、申し訳なさそうに言った。「ですから、担当から外す事だけは、ご容赦ください」
「――」と、ヨハンは唇を一文字に結んだまま、フンと、鼻を鳴らした。「おまえ達には違う任務がある」

 と、イヴァンとニコライは、意外なことに驚いて、ヨハンの顔を見た。

「最近この辺りで、時間を飛び越える青い色の鳥が見つかったそうだ」と、ヨハンは言った。「それを追え――」
 イヴァンとニコライは、どこか疑問に思いながらも、
「わかりました」
 と言って、頭を下げた。





数術師
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よもよも

2021-07-27 06:16:04 | Weblog
はてさて。

仕事から帰ってきてニュース見れば

いきなり

「13才、真夏の大冒険」

なんぞと思って見れば、スケートボードでしょ。。

チャンネル変えても、

同じコメントが耳に入ってくるし、

狙って言ってるわけじゃない? のかもしれないけど、

歴史に傷跡残す気満々だよなXXX

普通の人が急に表に出てくるみたいのって、

いつも似たようなシチュエーションの短編思い出すんだけどさ、

急に有名になった普通の男が、

どこに行くにもみんなに追いかけられて

追い詰められてくってやつ。。

世にもなんちゃらいうドラマにもなったことあるけど、

これからいつまでもついて回られると思うと、

かわいそうなっていうか、気の毒な感じが強いかなぁ・・・。
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