新幹線通勤ナ日々

那須塩原-東京間で新幹線通勤をする中で見た人の行動、新幹線通勤学や、田舎暮らしなど、筆者の独断と偏見により勝手に解析。

ツリーハウス製作 (準備編)

2013-05-28 00:04:27 | 田舎暮らし関連
少し時間が経ってしまいましたが、ゴールデンウィークのお話しです。

ここ那須地方に住んでいるとゴールデンウィークは大人しく家に居るのが習慣となっており、2013年のゴールデンウィーク休みもどのように過ごすか、色々と考えました。(ちなみに週末と週末の間の中3日は休みを取ったので10連休でしたv)

家庭菜園も市による自宅の庭の除染が3月に終わり、復活させる方向で色々といじっていますが、それより何か、大きな成果が欲しくて以前から考えていた自宅裏の林にツリーハウスを作ることを実行に移すことにしました。

まず、完成予想図です。(下手な絵ですみません。。。)



今回は屋根まで手が回らないのを想定して、デッキタイプとします。


構造ですが、言葉では説明しづらいかもしれませんが、よくあるツリーハウスは枝分かれした立木の上に大引き、その上に根太を貼って根太の上に床材を貼る、という形ですが、今回の設計で若干異なる点は大引きを張る(基礎となる)立木がうまく枝分かれしているものが無いので、3本の立木(樹齢50年ほどのコナラで直径30cm程度)と平行に沿わせるようにスギ丸太を基礎として配置します。


さて、今回は材料の調達についてご説明します。


那須森林組合から丸太を調達

基礎と大引きになるスギ丸太は地元の間伐材を使おうと、まず黒磯森林組合に相談。間伐をあまり行なっていないのか、そもそも小売したくないのか不明ですが、「無い」と断られてしまいます。次に電話を入れたのは那須森林組合。ここは震災前に薪ストーブ用にトラック一台分の薪用の材料を調達したことがあり、一般向けの対応もできている様子。

材料の選択

話しをすると担当者が色々と教えてくれ、設計上4mで調達して使いたかった(本当は3mでも良かったケド)ため少しばかり「定形外」となるとのこと。(通常は2mや3mで揃えるらしい)日時を指定すればその日に合わせて伐採しておいてもらえると快い回答を得ました。ちなみにスギよりヒノキのほうが値段が何割か高いことも聞いたので、材料はスギを選択。

そこで4mの長さで直径14cm物を8本週末に取りに行くと依頼したのですが、この「径」、細い方の径なので(当たり前・・・ですが)、根元に行くに従って太くなり、しかも伐採したては水分もたっぷり入っているのでかなりデカくて重いということに現地で思い知らされました。配達は要らないのか?の問いに私は「ピックアップトラック持っているので配達は結構です」と伝えると相手は少し困惑した様子。知らぬが仏で引取り当日現地に向かいます。

なお気になる値段ですが、14cm x 4mで一本あたり1000円でした(たぶん)。ホームセンターでは綺麗にサイズが揃えてある8cm径くらいの丸太(っぽく削ってある木材)で3m程度で1000円程度で売られていた(と、思う)ので格段安いです。(すみません、記憶が曖昧で。。。)


引取り当日 ~1日目~

那須町は茶臼岳などの那須連山と茨城と福島にまたがる八溝山系に挟まれており、森林組合は八溝山系の山から伐採するため、森林組合の事務所も伊王野の道の駅より北、大谷石と並んで有名な(?)芦野石が取れる芦野にあります。てっきりここに材料が用意されていると期待して行ったら、「じゃ、ここから少し走ったところに置いてありますので」と道を先導されながら10分ほど行くと何やら舗装されていない山道に入り込みます。

ガタガタ道を揺れること3分。そこに「ツメ」の付いた運搬車と作業員の人が待っており、そこに要望通りの材木(と称するデカい材木)が数本用意されていました。それも自分のために。

「これって本当に14cmなんですか?」と聞くとメジャーを当てて「はい、ちゃんと14cmは確保されていますよ」との返答。確かにそうですが、自分は14cmなら14cmが欲しかったのが、相手は14cmあれば3寸角の材料が取れる、だからそれ以上はOK。という感覚なので15cmあろうが16cmあろうが「大は小を兼ねる。」

素性の良さそう(=曲がっていなくて節が少ない)なものを選んで一本ずつ木材専用の「掴み」を使いトラックに載せるのですが(こんな感じの機械、フォワーダというそうです)、そのたびにトラックが沈み、ルーフキャリアが歪むのがわかります。(推定一本150kg)

結局この日は4本積んで終わりにし、慎重に家にその4本を持ち帰りました。が、家に帰ってもこの4本を下ろすのにかなり苦労したのは言うまでもありません。(うちの場合ユンボを使って試行錯誤下ろしました)



材料変更

最初の4本を見てあまりに扱いづらいことが判明したので、大引きとなる材料はその場で一回り小さい径に変更してもらいました。担当の方の機転で差額を払い戻す代わりに同額となる材料変更をし、大引きはスギからヒノキへと変更となりました。

引取り当日 ~2日目~

前の週に続き翌週小径のヒノキをもらいにふたたび山を訪れました。今回は二度目ということで森林組合の方は同行せず、代わりに前回同様フォワーダのオペレータが立ち会ってくれました。

今回は前回より一回り小さい径の材料ということで、かなり積み込みも楽です。が、やはり生木は重い。

実は1日目道中、スーパーで買い物ついでに発泡酒を6本買っていました。その時はまさか2回も来るとは思わなかったのでお礼にとその発泡酒を進呈しておいたらその方、色々と気遣ってくれて「素性の良い」材木を選んでいてくれました。(それと、ちょっとした「オマケ」もありましたw)

2週に渡って材料を山から直接運び込む経験は、同行した5才の息子にとっても良い経験となりました。

ここでの教訓:材木は自分の目で選んだほうが良い。ただし、運搬はプロに任せたほうが良い。

表皮剥き

森林組合から購入した材木はまだ表皮が付いたままです。表皮が付いたままだとその中に虫が入り込み、やがて虫食いだらけとなってしまうため、「皮むき」を使い皮を剥く必要があります。(下の写真中央が皮むき)私の場合家を建ててくれた棟梁からお借りしたのですが、近くのホームセンターでも2000円くらいで売っていました。(ちなみにダイユーエイトです)



一本一本皮を剥ぐ作業はまだ木が乾燥していないせいか非常に楽に進み、全部剥ぐのに1時間程度で終わりました。ただ、皮と木の間の水分が少し手荒れする成分らしく、作業終了後手が少しかゆくなりました。(洗ったらなんともなくなりましたが。)

床材の調達と準備

当初ツーバイ材の2x6のウェスタン・レッド・シダーを使う予定でホームセンターに向かいました。が、入口付近にデッキ材としてそれより適している(ようなきがする)材料を見つけました。

それは、「足場板」

厚さ40mm、幅35cm、長さ3mくらいで、今回のデッキには8枚あれば足りる計算です。値段は一枚3000円。合計24,000円となります。(ツーバイ材でも同じか少し高いくらい)

これを使う決め手となった理由として、

1)幅がある:作業性が高い。幅が短いとそれだけ枚数を打ち付ける必要があります。

2)何より国産:地産地消で環境にやさしく。

3)杉の「赤身」である:水に強い杉の芯材を使っている。

ということで、これを一旦サンダーで表面を綺麗にしてから塗装します。



塗料にはオスモカラーの「デッキオイル」(廃盤)が余っていたので使いました。(現行製品だと「ワンコートオンリー」などがあるみたいです。)ただ、量が足りなかったので肌に触れない裏面や小口などはケミカル系の防腐塗料を使いました。(これは棟梁からお裾分けしてもらったのでタダ。)なお、木には「表」と「裏」があり、私みたいに表と裏を分けて塗装する際は気をつけてください。(表と裏については次回の製作編で説明します。)


以上でとりあえず、下準備は整いました。次はいよいよ作業当日です。お楽しみに。

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