新幹線通勤ナ日々

那須塩原-東京間で新幹線通勤をする中で見た人の行動、新幹線通勤学や、田舎暮らしなど、筆者の独断と偏見により勝手に解析。

尚仁沢湧水群

2005-08-21 18:59:23 | 田舎暮らし関連
夏の暑い日には、涼しいところに行くのが一番。ということで、本日行った場所は、尚仁沢湧水群(しょうじんざわゆうすいぐん)です。この、尚仁沢は日本の名水100選のひとつで、場所は矢板から山に入っていき、「県民の森」などがある場所になり、正確には塩谷町にあるそうです。

今回、何のリサーチもせず、昔から持っている栃木県の地図のみを頼りに出かけることにしました。

まずは道中、栃木そば探訪、という本にあった「一休」というそば屋に立ち寄って十割そばを試してみました。25年もよくあんなそばで商売ができたなぁ、というレベル。ただ、そば屋の敷地内から水が湧き出ていて、それは非常においしかった。

食事のあと、いよいよ尚仁沢へ。一休の店員に行き方を尋ねると、店主らしきおじさんが、「県民の森入っていって20分くらい」って言われて、車に戻って改めて地図を確認してみると、どう考えても県民の森の中ではなく、別な場所にある状況。ひょっとして自分のところで出ている水が名水だということで、尚仁沢をあまり良く思っていないのかも。とにかく、地図を改めて確認すると、県民の森を突っ切って、その先5分ほどの場所に。実際にその場所に行くと、車が多く停まっている駐車場と、道の駅風の建物があり、みんなポリタンクを持っていました。中には20個ほど、20リットルのポリタンクを持ち込んでいる人もいて、明らかに、商売人であることがわかります。駐車場は非常に混んでいて、勝手に通路の真中で停車してしまっている人もいて、皆、一触即発状態。ほんと、迷惑な停め方する人が多いです。(来ているナンバーを見るとなぜか土浦ナンバーが多かった。)

さて、この湧水ですが、最初、湧水群がこんこんと湧いているところを想像していたのですが、この取水施設は、2kmほど山の上のほうにある湧水群からひっぱってきた水源をこの施設で放水しているので、給水場にはパイプが何本か出ていて、そこから水を汲む仕組みとなっています。先ほども触れた通り、中には何本も入れ物を持ってきている人がいて、取水口は何箇所もあるのに、自分の順番が回ってくるまでに時間がかかります。前の人がいつ終わるか。前の人が一本汲み終わって、「終わった、いよいよ自分の番」って喜んでいると、仲間がどこからかまた別な容器を持ってくる、ということがあちらこちらで行われていました。結局我が家は20リットル一本と、500mlペット2本だけ取水しました。

最近の旅行は、安・近・短、がポピュラーで、こういった場所に来る人も増えているみたいですが、果たしてあの場所にきている人たちは、リフレッシュできたのか。あそこにいた人たちには、どちらかというと、イライラや憎悪といった感が詰まっていて、そこにいた自分も気分が悪くなりました。とにかく、マナーが最低で、あきれてしまいました。今度行くときは平日、人の少ないときを狙おうと思っています。

このあと、本物の湧水群を探しにいきました。さっききた道を戻り、山道を入った先です。車を止めるスペースはわずか5、6台分。そこには割られた車の窓ガラスの破片が散在しており、車上荒しが多いのでは、と思わせる場所でした。あとでカミさんがそこに居た人に聞いたところによると、Uターンしたくても駐車している車がじゃまをして、Uターンできなかった車のドライバーが駐車してある車の窓ガラスを腹いせに割っていくそうです。ここにも悪い気が流れているんですね。

本物の湧水群は、古くから信仰の場所として崇められているらしく、おごそかな雰囲気が漂っていました。ただし、山道を5分ほど下り、川を渡らないといけないので、20リットルのポリタンクを持って行くには困難ではないでしょうか。500mlのペットボトル2、3本が適当です。

ということで、尚仁沢でした。




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コメント (3)
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