新幹線通勤ナ日々

那須塩原-東京間で新幹線通勤をする中で見た人の行動、新幹線通勤学や、田舎暮らしなど、筆者の独断と偏見により勝手に解析。

狂牛病のリスク論

2005-04-06 01:14:11 | 時事ネタ
今朝は昨日に引き続き、朝は冷え込んだ。

会社に出ようと「デカトラ」を見ると、案の定、窓ガラスが凍っていて10分ほど暖気。たまのスーツなので上にジャケットを羽織ってでかけることに。

さらに案の定、東京に着いたとたん、「ジャケットって何で?」って思われるほどに暖かい陽気でした。

さて、今日、仕事の打ち合わせで終電で帰ると、誰もいない居間兼食堂の和室に、定期購読中の「ソトコト」5月号がポツリと置いてあったので早速最初のページをめくると、そこには以下のタイトルが。

「職の安全性問題にリスク論を持ち込むことの危うさについて」

この2ページの原稿は、青山学院大学の福岡教授が寄稿されたもので、「リスク」と「食の安全」というものにちょいとピンと反応してしまった私は興味深く拝読いたしました。

簡単にいいますと、
1.狂牛病の発端は、「ベネフィット」(=生産性)を得る為の、マイナス面が浮き彫りになった結果である
2.狂牛病は自国の「しわ」(=問題=肉骨粉)を他国にゆずり「ババ抜き」のように転々としていること
3.1.のマイナス面(=死者)の数が交通事故や自殺に比べ低いからといって予算を「合理的な優先順位で使うべき」であるか、という疑問

などが綴られていました。

ほんと、狂牛病は根本的に間違ったことをした、人間の過ちといって過言ではないでしょう。

ただ、この記事で福岡教授は意図的にそうしたかは不明ですが、本来の意味での「リスク」とは少し違った言い回しをされていました。

つまり、「リスク」とはベネフィットと表裏一体である、といった意味合いで書かれていますが、実はリスクとは、プラス面とマイナス面の「振れ」の大きさである、というのが本当のところです。投資などでもリスクという言葉はたびたび出ますが、ハイリスク=設けるときは大きく儲け、損するときは大きく損する、と、損得一体なわけです。

ま、別にだからといって、記事の内容は興味深く拝見したわけで、あくまでも「補足」程度に考えてください。

寝る直前のハイになった脳みそを酷使した日記でした。
コメント
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