草花と田舎暮らしの日々

2006年福島に越してきました。何よりも嬉しいのは自然を満喫できること、素敵な田舎暮らしを体験中です。

「絶え難いほど正義に反する」、この言葉に救われます

2014年03月28日 | Weblog
昨日からTVやネットのニュースでも取り上げられており、今更・・・とは思いますが、この静岡地裁の「袴田事件再審決定、拘置停止」のニュースは、暗いニュースの多い昨今、大きな期待を私達に与えてくれました。 我が国の司法にも、人としての良心は廃れていなかったのですね!!

27日の毎日新聞より ⇒ <袴田事件>袴田巌元被告が東京拘置所から釈放 ⇒ 静岡市(旧静岡県清水市)で1966年、みそ製造会社の専務一家4人が殺害された強盗殺人事件で、27日の静岡地裁決定を受け、強盗殺人罪などで死刑が確定した元プロボクサー、袴田巌元被告(78)が同日夕、東京拘置所から釈放された。死刑囚に対する拘置停止決定と釈放は初めて。



昨日から、今日にかけて Twitterで目に付いたコメントを紹介しましょう。
apesnotmonkeys さんから ⇒ 袴田事件では警察官の録取した28通、検察官が録取したもの17通、計45通の自白調書がありましたが、一審ではそのうち検面調書1通をのぞく44通が証拠から排除されています。警察官録取の28通は自白の任意性に疑いがあるという理由で、です。最初から無茶苦茶な裁判だったのです。

パプリカ さんから ⇒ 袴田事件がBBCで大きく取り上げられている。「日本の検挙システムは主に自白によるものであり、長期取り調べの間、弁護士とも面会できず、身体的虐待が無実の罪を容疑者が自白する原因になっている

平野 浩 さんから ⇒ 袴田事件再審決定。袴田巌元被告は48年間収監され、今日拘束を解かれ釈放された。どうやら捜査機関は証拠をねつ造した疑い。こういうとき証拠をねつ造した捜査機関が罪にならないのは納得できない。それにしても村山浩昭裁判長の裁きは立派である。こういう立派な裁判長は20%ぐらいはいるらしい。

八木啓代 さんから ⇒ 「証拠の捏造(ねつぞう)の疑い」とまで言及>毎日新聞:袴田事件:法務・検察に動揺「衝撃、非常に厳しい」 もはや警察・検察が証拠を捏造していることは裁判所にも常識となったか

徳永みちお さんから ⇒ 袴田事件の一審を担当した熊本元裁判官は7年前に「無罪と思いながら死刑を言い渡してしまった」と告白。その後、袴田氏との面会を求めて何度も東京拘置所を訪れたが、拘置所側は熊本氏の面会申請を却下し続けた。元担当裁判官の面会申請を拘置所が却下できるわけもなく、もっと大きな力が働いたようだ

徳永みちお さんから ⇒ モーニングバード:ヤメ検大澤孝征弁護士が「袴田再審決定で検察が即時抗告するのは筋が通っているんです。一審、二審、最高裁で死刑判決を受けた事案ですから、その判決の重さに対して検察は抗告するわけです」というようなことを言っていた。ヤメ検大澤にとって人の命より冤罪判決の方が重いらしい。

徳永みちお さんから ⇒ 検察はメンツにこだわり、無理やり犯人にしたて冤罪を産み、時にはその死刑判決よりも、検察は自分たちのメンツに拘る。しかも、冤罪を産み出した検察官の多くが、その後に出世しているという現実。。どうにかならないのかね?



人が人を裁くのですから、絶対に間違いがないとは言い切れません。 しかし、1人の人間を約半世紀にも亘り、死と背中合わせに身柄を拘束し続けるのですから、証拠捏造した検察官たちは、どのように償うのでしょうか。 この度の、村山浩昭裁判長の 「これ以上勾留を続けることは絶え難いほど正義に反する」 という言葉に、多くの人が救われたことと思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 需要があるのに、何故増えな... | トップ | この人たちには、何て美しく... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事