シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

韓国の軽犯罪件数が物語るもの

2010年10月03日 21時17分39秒 | Weblog
(韓国大手紙・朝鮮日報09年10月15日の社説記事抜粋)
日本の44倍、韓国の軽犯罪件数が物語るもの
 国会の警察庁に対する国政監査の資料を見ると、韓国で08年、軽犯罪処罰法違反で摘発されたケースは30万7913件に上った。一方、日本にも軽犯罪法があるが、摘発件数は1万7851件にとどまっている。人口10万人当たりの摘発件数は、日本が14件なのに対し、韓国は622件で、日本の44.4倍ということになる。軽犯罪の中でも、拡声器やレコード・CDプレーヤーを使い、大音量で音楽や放送を流したり、楽器を演奏したりするなど、近隣住民に迷惑をかける行為は、日本では25件なのに対し、韓国では4万6955件で、日本の1878倍に上った。汚物の投棄は日本では98件なのに対し、韓国は6万940件、路上放尿も日本では191件、韓国は1万1535件に上った。日本は公共の秩序や規則が徹底し、他人に対する配慮の面でも世界の最先端をいくといわれているが、それにしても、韓国の現実には恥ずかしさ、腹立たしさを感じる。
 韓国で生活した外国人は一様に、「韓国では雑踏にもまれながら暮らすしかない」と話す。道を歩けば人に押しのけられ、エレベーターでは降りる人がいるのに、われ先にと乗り込んでくる。たばこの吸い殻を窓の外へ投げ捨てるドライバーも少なくない。またある人は、ソウル郊外の高陽市一山からソウル・光化門までバスに乗ったとき、後ろの座席の若者が30分以上も携帯電話で話し続け、ついに我慢できず注意したところ、その若者は通話相手に向かって「おい、うるさいから電話を切れというやつがいるよ」と言い放ったという。電車の中では、子どもたちが靴をはいたまま座席に座っても、見て見ぬふりをする親がほとんどだ。隣の席が空くと、そこに片手をつき、まるで「早い者勝ち」であるかのように、離れたところにいる家族を大声で呼び、その席へ座らせるという光景もたびたび見られる。
 経済規模が世界10位台になり、オリンピックやサッカー・ワールドカップを開催し、G20(主要20カ国・地域)首脳会議の招致を実現したからといって、決して一流国家、先進国になったとはいえない。先進国入りをうんぬんする前に、社会秩序や規則を守り、他人に迷惑をかける行動を慎むという生活の基本から身に付けなければならない。基本中の基本といえるのは、他人に配慮し、尊重するという心を持つことだ。道を歩いていて、ほかの人の体に少しでもぶつかったら自分が先に謝り、またドアーを開けて中へ入るときは、後から来る人のためにドアーを押さえておく、といったマナーを身に付けるべきだ。韓国の悪癖ともいえる違法で暴力的なデモも、その背景には、他人のことなどどうでもいいという考えがある。自分たちのために交通渋滞が発生し、商店の営業がうまくいかず、警察官たちが夜通し苦労させられるということを認識すれば、法律を平気で破るデモなどできないはずだ。
 多くの人たちが、この世の中を自分一人のものだと思い、他人に配慮せず、そこら中につばを吐き、たばこの吸い殻を捨て、騒ぎを起こし、拡声器を使って大音量で音楽や放送を流す。そんな社会では結局、すべての人たちが損をすることになる。
(修正再投稿)
※韓国では警察の取締りが弱く、法治国家として疑問を感じることがしばしばある。
 市内バスやタクシーのプロのドライバーが、信号無視、スピード違反、携帯電話の片手運転等々、交通ルールを守らないのが目立つ。


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