シニア花井の韓国余話

韓国交流50年の会社経営を引退しソウル定住の日本人が写真とともに韓国の案内をします。

裕福な中国人観光客2000万人に優待カード発行へ

2014年01月29日 23時30分01秒 | Weblog
韓国大手新聞 朝鮮日報 14年1月28日
専用の出入国ゲート利用、5年のマルチビザ
免税店などでの割引や通訳など
5年で3万ドルのショッピング客や政府関係者などに発給
 韓国政府が「世界の上客」である中国人観光客をさらに多く誘致するため、中国の政府関係者や富裕層を対象とした「韓国訪問優待カード」を3月から発行する。
 在中国韓国大使館は1月27日「中国人観光客の韓国訪問を促すため、一定の条件を満たす中国人を対象とした優待カードを発給し、さまざまな恩恵を施す計画だ」と明らかにした。優待カードを申請できる中国人は▲直近の5年間に韓国で3万ドル(約310万円)以上の買い物をした▲優待カードを発行する金融機関に5000万ウォン(約480万円)以上の貯金をしている▲中国VVIP(非常に重要な人物)カードと呼ばれるプラチナカード(ゴールドカードよりもステータスの高いクレジットカード)を保有する▲中央省庁の局長級以上の政府関係者▲有名芸能人-などだ。
 優待カードを所持する中国人は▲5年間有効の数次査証(マルチビザ)発給▲出入国の際に専用ゲートを利用可能▲デパートや免税店でのショッピングで割引▲ショッピング補助員の支援▲観光地での通訳による案内-などのサービスが受けられる。優待カードの発給は文化体育観光部(省)、韓国観光公社、金融機関などが審査して決める。在中大使館の関係者は「優待カード申請資格を持つ中国人は2000万人ほどになると予想している」とコメントした。
 「韓国を訪問する中国人を資産や職業によって差別待遇している」といった指摘もあるが、これに対してある中国人実業家は「たくさんの金を使おうとする観光客にそれなりの恩恵を与えることの何が問題なのか」「中国人であればそのようなことは気にしないだろう」などと反論した上で「中国の金持ちの中には、韓国でショッピングがしたくてもビザの申請が面倒で香港などに行くケースも多い」「優待カードは金持ちの中国人観光客を招き入れるのに役立つと思う」と予想した。
 2013年に韓国を訪れた中国人は392万人で、初めて日本人(271万人)を上回った。韓国を訪れた外国人のうち3人に1人が中国人だった計算だ。また2012年に中国人観光客が韓国で使った額は1人当たり229万ウォン(約22万円)で、外国人観光客全体の平均である162万ウォン(約15万円)を大きく上回った。昨年、中国人観光客が韓国国内で生み出した付加価値は4兆7300億ウォン(約4500億円)、所得誘発効果は1兆9300億ウォン(約1830億円)に達したものと試算されている。







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